らぶずっきゅん!!!!
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#307 [七瀬]
 
「たまには待つ身になるのもいっかなー、と思って」


ほんとは、担任に呼び出されてたんだけど。

進路希望調査出してないの俺だけだったから。

千頼は除いてね。


「ほら。いつも千頼、俺のこと待っててくれるから。ちよの気持ちになってみた」

嘘も方便。

⏰:09/09/05 23:27 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#308 [七瀬]
 
 
「帰ろっか?」

まだびっくり顔の
千頼の手をにぎった。

あったかい。



でも、もうすぐ
この温かさとは、ばいばい。


決心したんだ、俺は。
 

⏰:09/09/05 23:28 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#309 [七瀬]
 
 
「千頼ちゃん」


外はもう暗くなっていた。

昼間の快晴とは打って変わって、厚い雲が空を覆っていたせいかもしれない。



「俺の部屋、寄ってかない?」

千頼は素直に、
俺んちへ入った。

⏰:09/09/05 23:28 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#310 [七瀬]
 
 
早く。

早く終わらせよう。


早くしないと、

雨が降ってくるかもしれない。

千頼が帰っちゃうかもしれない。



なにより俺がつらくなる。 

⏰:09/09/05 23:30 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#311 [七瀬]
 
 
そのくせ


「なんか飲む?」

なかなか切り出せず、
もたもたしていた。


「ううん。いらない」

「そ。じゃー和希くんルームへ」


カウントダウンが始まる。さよならへの‥――

⏰:09/09/05 23:30 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#312 [七瀬]
 
 
「なんかカズ変」

部屋に入っての第一声がこれ。


「‥ふふ。そんなことないよ」

参ったなぁ。バレバレ?


「そんなことある。
なんかよそよそしいもん」


うん、バレバレ。
 

⏰:09/09/05 23:31 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#313 [七瀬]
 
 
「うん。実は話ある」



雨が降ったら
傘を貸してあげる。

そんで、傘を返しにもらうなんて理由を作って千頼に会いに行く。


千頼が帰りそうになったら腕をつかんで引き止める。

そんでもって、
そのままぎゅーってする。

⏰:09/09/05 23:32 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#314 [七瀬]
 
 
 
その2つの、
どっちもできないのは



「えっとねー‥
 別れない?」


紛れもなく俺のせい。



千頼はどんな顔をしているんだろう。
 
 

⏰:09/09/05 23:34 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#315 [七瀬]
――――――――――…


変化がありました。


あたしと彼の間に、
大きな変化があったのです。


その一言は、
とても軽く自然に彼の口から出て、

その口調とは裏腹に、
あたしにとっては残酷過ぎる言葉でした。

⏰:09/09/05 23:34 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#316 [七瀬]
 
 
「‥ふふふ‥はは。
 カズやっぱり変だよ」

彼がおかしいのか。
あたしがおかしいのか。


「エイプリルフールは、もうとっくに終わってるよ」

きっと両方変なんだよ。
狂ってる。


あたしの脳は、

自分を守るために
都合よく解釈した。

⏰:09/09/05 23:35 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


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