らぶずっきゅん!!!!
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#312 [七瀬]
 
 
「なんかカズ変」

部屋に入っての第一声がこれ。


「‥ふふ。そんなことないよ」

参ったなぁ。バレバレ?


「そんなことある。
なんかよそよそしいもん」


うん、バレバレ。
 

⏰:09/09/05 23:31 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#313 [七瀬]
 
 
「うん。実は話ある」



雨が降ったら
傘を貸してあげる。

そんで、傘を返しにもらうなんて理由を作って千頼に会いに行く。


千頼が帰りそうになったら腕をつかんで引き止める。

そんでもって、
そのままぎゅーってする。

⏰:09/09/05 23:32 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#314 [七瀬]
 
 
 
その2つの、
どっちもできないのは



「えっとねー‥
 別れない?」


紛れもなく俺のせい。



千頼はどんな顔をしているんだろう。
 
 

⏰:09/09/05 23:34 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#315 [七瀬]
――――――――――…


変化がありました。


あたしと彼の間に、
大きな変化があったのです。


その一言は、
とても軽く自然に彼の口から出て、

その口調とは裏腹に、
あたしにとっては残酷過ぎる言葉でした。

⏰:09/09/05 23:34 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#316 [七瀬]
 
 
「‥ふふふ‥はは。
 カズやっぱり変だよ」

彼がおかしいのか。
あたしがおかしいのか。


「エイプリルフールは、もうとっくに終わってるよ」

きっと両方変なんだよ。
狂ってる。


あたしの脳は、

自分を守るために
都合よく解釈した。

⏰:09/09/05 23:35 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#317 [七瀬]
 
 
「冗談はもう‥いいよ」

「冗談じゃない」


彼は、はっきりと静かに言った。

その声の中には、きっと
冷酷な悪魔が潜んでいる。


「ふふ‥ふ。カズはいつも突然だなぁ」

あたしはなんとか
平然を保とうとした。

⏰:09/09/05 23:36 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#318 [七瀬]
 
 
「‥いきなり付き合おう、って言ったかと思えば、
別れよう、か‥」



彼は、きっとおかしいの。きっとそう。

じゃなきゃ
説明つかないよ。


「‥なんっでぇ‥カズ‥」 
 

⏰:09/09/05 23:37 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#319 [七瀬]
 
 
変化がありました。


あたしと彼の間に。



友達から彼氏になって、
彼氏からクラスメート。

ただのクラスメートに。


結果的にあたしは、
カズを失った――
 

⏰:09/09/05 23:38 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#320 [七瀬]
 
 
 
そして、変化は
これだけではなかった。



あたしの知らぬ間に、

周りは
どんどん変わっていった。


これはまだ始まりということに気付けるほど、

いまのあたしは
冷静ではなかった。
 

⏰:09/09/05 23:38 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


#321 [七瀬]
 
 
 
 
 
4/28、


夏へと近づいていく中、



ひとつ季節が終わって、
あたしの恋も終わった。
 
 
 
 

⏰:09/09/05 23:41 📱:N703iD 🆔:PSrvbbbw


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