らぶずっきゅん!!!!
最新 最初 🆕
#327 [七瀬]
 
 
「あはは、ごめんって。
え?大丈夫だって、もう!心配しすぎー」

肩に携帯を挟みながら、
カップにお湯を注ぐ。

ここに来たばっかりのとき買ったココアも、もう半分近く減っていた。

もうそろそろ
新しいのを買おうか、

それともこれから暖かくなるだろうし止めとこうか。

いま悩んでいる最中。

⏰:09/09/12 10:14 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#328 [七瀬]
 
 
"あ、もうこんな時間だ"


時間は早く過ぎる。


「‥ほんと、だね」

特に楽しい時間は。


"なに千頼。もしかして
電話切りたくない?"

クスクスと笑う声が聞こえてくる。

「そんなことっ‥」

⏰:09/09/12 10:14 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#329 [七瀬]
 
 
入れたてのココアからは、甘ーい湯気が立っている。


「‥‥ある、けど‥」

"はは、正直でよろしい"

ちょーっと意地悪なとこがあるけど、大切な人。


"また明日も電話するから"

「‥うん」


"好きだよ、千頼"

⏰:09/09/12 10:16 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#330 [七瀬]
 
 
「‥‥‥」

意地悪かと思うと、
急にやさしくなるから、

なんだか恥ずかしくなる。


"おやすみ"




「‥おやすみ、陽」

前田陽。
あたしの愛しい人。

⏰:09/09/12 10:16 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#331 [七瀬]
 
 
 
葉山千頼、18歳。


D外国大学、一年生。


まだ温かい春。





あたしは、ひとつ
大きな山を越えました。
 
 

⏰:09/09/12 10:17 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#332 [七瀬]
 
 
「‥はぁ、あったまる」

東京の春は、少し冷たい。


「あ、明日の用意しないと」


でも、大丈夫。

ホットココアと、
毎日の陽からの電話が
あっためてくれるから。
 

⏰:09/09/12 10:18 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#333 [七瀬]
 
 
まだ1ヶ月も
経っていないけど


大学生活、バイトに
一人暮らしだって、

がんばってるつもり。



「‥あ゙ーー!
 課題忘れたぁ!!!」


‥がんばってる、つもり。 

⏰:09/09/12 10:19 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#334 [七瀬]
 
 
時間は早く過ぎる。

特に楽しい時間は。



カレンダーへと目を向けると

「‥4/28‥‥」



時は、あたしを

あたしたちを
待ってはくれなかった。
 

⏰:09/09/12 10:20 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#335 [七瀬]
 
 
どんどんどんどん流れて、


どんどんどんどん
あたしを置いてきぼりに。



やらなければ
ならないときに、

なにもできずにいた
あたしを救ってくれたのは


まぎれもなく彼だった。
 
 

⏰:09/09/12 10:21 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#336 [七瀬]
 
 
前田陽。


あたしの幼なじみ。

あたしの恩人。

そして、愛しい人。



だけど


あたしは、まだ想いを断ち切れていない。
 

⏰:09/09/12 10:22 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194