らぶずっきゅん!!!!
最新 最初 🆕
#141 [七瀬]
 
「じゃあ、二度と千頼にあんなこと言わせないで」

「ん」

"あんなこと"なんて、聞かなくてもだいたいわかる。

じゃなきゃ二回もこんなとこ、呼び出されないだろ。


「約束よ。中原和希」


――パタン―

浜野は、さっさと屋上から出ていった。

⏰:09/08/13 23:46 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#142 [七瀬]
 
 
まぁ、まだマシか‥。

ははっ‥さっきは
尋問だったもんな。



でも俺、さっきの
気付いちまったぜ。





陽、千頼が好きなんだな。 
 

⏰:09/08/13 23:47 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#143 [七瀬]
―――――――――
――――――
―――

「おい、和希」

朝のSHRが始まる前、

「ちょっと」

陽に呼び出された。


わかってた俺は、さっき浜野に呼び出されたときとは違って、すんなりと着いていった。

んで、連れてこられたのが今いる屋上ってわけ。

⏰:09/08/13 23:48 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#144 [七瀬]
 
 
「昨日も聞いたけど」

陽は、念を置いた。


「お前、本気で葉山と付き合うのか?」


―ああ、やっぱり。

俺は冷静だった。


「うん」

あっさりとうなずいた。

⏰:09/08/13 23:49 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#145 [七瀬]
 
 
「止めとけって言ったろ」


あくまで、陽も冷静だった。

ってか、いつもの
クールな陽だった。


まだこのときは―‥


「俺の勝手じゃん。そんなの」

あー‥まぢ感じ悪ぃ、俺。 

⏰:09/08/13 23:50 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#146 [七瀬]
 
 
すると、
陽に少し変化があった。

「そんなので、葉山を傷つけんのかよ!」


顔が少し赤い。


これには驚いた。

俺と陽は、小さいころからの仲だけど、こんなに感情的なコイツ、見たことがなかった。
 

⏰:09/08/13 23:50 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#147 [七瀬]
 
俺が驚いた目で見ているのに気付いたのか、少し落ち着きを取り戻す陽。


「とりあえず、切れよ」

「は?」

「東京の女。さっさと終わらせろ。葉山のこと、本気なら」


俺は黙ったまま。


「なんか言えよ」

⏰:09/08/13 23:51 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#148 [七瀬]
 
なにも言えない。
言えないんだ、俺‥。


「和希」

低い声が、
より一層低くなる。


「かずき‥っ!!」

間に流れる空気。
なんだこれ。


重すぎだろ。
 

⏰:09/08/13 23:52 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#149 [七瀬]
 
 
「‥わかったよ」

今まで見たことないコイツの剣幕に了承するしかなかった。


「絶対、だからな」

「ああ‥。絶対だ」


そういうと、
とりあえず満足してくれたみたいで、二人で教室に戻った。

⏰:09/08/13 23:53 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


#150 [七瀬]
 
 
陽、ごめん。
俺、切れそうにない。


浜野、ごめん。
俺、約束守れない。



千頼‥ごめん。

俺‥



春なのに、吹く風は冷たかった。
 

⏰:09/08/13 23:54 📱:N703iD 🆔:HkAdbfH.


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194