らぶずっきゅん!!!!
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#220 [七瀬]
「‥‥帰るわ、俺」
そう思ったけど、なにも
思いつくはずなく、
沈黙に耐えられなくなって出されたお茶に手をつけず立ち上がった。
「え、充電、したばっかだよ?」
:09/08/29 22:42
:N703iD
:k2/mIJPU
#221 [七瀬]
「ん?ああ‥いいよ。
帰って、うちでするわ」
「そう?」
携帯を充電器から、外した。
ピピッと音がする。
「和希は、このまま寝かせてやっといて。明日は学校も休みだし」
二人で、
ゆっくりしたらいい。
:09/08/29 22:43
:N703iD
:k2/mIJPU
#222 [七瀬]
「うん、わかった。迷惑掛けてごめんね、ほんと」
「いや、大丈夫。今日はありがとな」
「ううん‥こちらこそ。
花火楽しかった」
あ、
「‥打ち上げ花火」
完全に忘れてた。
「悪い‥結局できなかったな」
:09/08/29 22:44
:N703iD
:k2/mIJPU
#223 [七瀬]
「ううん!気にしないで。また夏にやろうよ!今度はみんなで」
みんなで、か。
「‥そうだな」
俺、いますごい
情けない顔してると思う。
「おやすみなさい」
おやすみ、と言って
部屋を出た。
:09/08/29 22:45
:N703iD
:k2/mIJPU
#224 [七瀬]
階段に足を踏み出すと
足音が一つ、寂しく響く。
来たときよりも、
千頼の香りは薄まったような、気がした。
靴に足を押し込んでいると
今度は、いつここに来れるんだろう、と思った。
ただの幼なじみの俺が、
和希のいる千頼の部屋に
ふたたび入れる日なんて、くるのだろうか。
:09/08/29 22:46
:N703iD
:k2/mIJPU
#225 [七瀬]
――カチャ―
ドアを開いた瞬間、
「はるっ!!」
振り向くと、
少し息の荒い千頼。
「きょ‥今日はほんとにありがと!」
「あ、うん」
驚いた。
:09/08/29 22:46
:N703iD
:k2/mIJPU
#226 [七瀬]
千頼が俺のために、こんな顔してくれるなんて。
「そ、それだけ!
気を付けて帰ってね」
「うん」
「‥ばいばい」
最後に、
ばいばい、って笑った顔は
今まで見たなかで
最高の笑顔だった。
:09/08/29 22:47
:N703iD
:k2/mIJPU
#227 [七瀬]
千頼宅を
肌寒い外から見上げる。
――俺の願いは一つ。
千頼が
幸せになること、だ。
だから、
ずっと笑ってて。千頼
:09/08/29 22:48
:N703iD
:k2/mIJPU
#228 [七瀬]
―――――――――…
陽、なんか変だった。
なにか、あったのかな?
「んー‥ちよ‥?」
カズがベッドから、
上半身だけ起こした。
「あ、起きた?」
「‥‥ここどこ‥」
目をこするカズ。
:09/08/29 22:49
:N703iD
:k2/mIJPU
#229 [七瀬]
「あたしの部屋だよ」
「そっかあ‥水、ほしい」
甘えた声で言うカズ。
時計の針は、もう1時30分を差している。
「わかった。リビング行ってくるね」
:09/08/29 22:49
:N703iD
:k2/mIJPU
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