らぶずっきゅん!!!!
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#222 [七瀬]
 
「うん、わかった。迷惑掛けてごめんね、ほんと」

「いや、大丈夫。今日はありがとな」

「ううん‥こちらこそ。
 花火楽しかった」


あ、

「‥打ち上げ花火」

完全に忘れてた。


「悪い‥結局できなかったな」

⏰:09/08/29 22:44 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#223 [七瀬]
 
「ううん!気にしないで。また夏にやろうよ!今度はみんなで」


みんなで、か。

「‥そうだな」

俺、いますごい
情けない顔してると思う。


「おやすみなさい」


おやすみ、と言って
部屋を出た。
 

⏰:09/08/29 22:45 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#224 [七瀬]
 
階段に足を踏み出すと
足音が一つ、寂しく響く。

来たときよりも、
千頼の香りは薄まったような、気がした。


靴に足を押し込んでいると

今度は、いつここに来れるんだろう、と思った。


ただの幼なじみの俺が、

和希のいる千頼の部屋に
ふたたび入れる日なんて、くるのだろうか。

⏰:09/08/29 22:46 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#225 [七瀬]
 
 
――カチャ―
ドアを開いた瞬間、


「はるっ!!」

振り向くと、
少し息の荒い千頼。


「きょ‥今日はほんとにありがと!」

「あ、うん」


驚いた。
 

⏰:09/08/29 22:46 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#226 [七瀬]
 
 
千頼が俺のために、こんな顔してくれるなんて。


「そ、それだけ!
 気を付けて帰ってね」

「うん」

「‥ばいばい」


最後に、
ばいばい、って笑った顔は

今まで見たなかで
最高の笑顔だった。
 

⏰:09/08/29 22:47 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#227 [七瀬]
 
 
 
千頼宅を
肌寒い外から見上げる。




――俺の願いは一つ。



千頼が
幸せになること、だ。


だから、
ずっと笑ってて。千頼
 

⏰:09/08/29 22:48 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#228 [七瀬]
―――――――――…


陽、なんか変だった。
なにか、あったのかな?



「んー‥ちよ‥?」

カズがベッドから、
上半身だけ起こした。


「あ、起きた?」

「‥‥ここどこ‥」

目をこするカズ。

⏰:09/08/29 22:49 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#229 [七瀬]
 
 
「あたしの部屋だよ」

「そっかあ‥水、ほしい」

甘えた声で言うカズ。


時計の針は、もう1時30分を差している。


「わかった。リビング行ってくるね」
 
 

⏰:09/08/29 22:49 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#230 [七瀬]
 
水の入ったコップを持ってカズの待つ部屋に戻る。


「はい。水」

「ありがと‥」

カズはコップを手に取り、ごくごくと喉を鳴らして、水を飲んだ。


「‥あ〜っ!すっきりした。ん?誰か来たの?」

机の上に二つコップが乗ってるのを見て、カズは首を傾げた。

⏰:09/08/29 22:50 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


#231 [七瀬]
 
 
「ああ。陽だよ」

「‥陽?」

「うん!酔っ払たカズを運んでくれたんだよ!
ちゃんと、お礼言っといきなさいよー?」

「‥ああ‥わかった」


黙るカズ。


なんか、さっきの陽みたい。 

⏰:09/08/29 22:51 📱:N703iD 🆔:k2/mIJPU


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