らぶずっきゅん!!!!
最新 最初 🆕
#248 [七瀬]
 
 
「ちーよ」

優しく呼びながら、
目に掛かる髪をそっと、
耳に掛けてやった。


「んー‥」

すると、小さく反応する。


それが、
俺の神経全てを刺激する。 

⏰:09/09/03 20:58 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#249 [七瀬]
 
 
「千頼‥好きだよ」


俺、幸せだなぁ。


ぷっくりとした唇に
自身の唇を近付けようとしたとき、

あるモノが目に入る。



【進路希望調査】

‥たしか、千頼は
進学するんだったよな。

⏰:09/09/03 20:58 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#250 [七瀬]
 
 
気になって、
机のそばに行ってみる。



「‥これ‥」


そこには、きれいな字で
消しゴムで消した跡もなく

はっきりと書かれていた。 

⏰:09/09/03 20:59 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#251 [七瀬]
 
俺は目を見開く。


なにかの
間違いであってほしい。

そう祈りながら、
何度も何度も見直した。


しかし、
そんな祈りも虚しく、

俺の目の前にあるのは


"D外国大学"

この5文字だけ。

⏰:09/09/03 21:00 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#252 [七瀬]
 
 
うそ、だろ?

これは夢なのだろうか。


体から、一気に熱が
引いていくのを感じた。



そんな俺を余所に、

ただ隣で眠る千頼の寝顔はとても幸せそうだった。

まるで、
さっきの俺のように。

⏰:09/09/03 21:00 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#253 [七瀬]
 
 
 
 
 
 
 
 
そこは
東京の大学だった。
 
 
 
 
 

⏰:09/09/03 21:01 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#254 [七瀬]
――――――――――…


「おっはよー」


いつもと同じ朝。

多果子は、いつものようにあたしにおはよー、とあいさつする。


「今日、これ提出だねー」

多果子は、それをペラペラと指で摘む。
 

⏰:09/09/03 21:02 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#255 [七瀬]
 
 
「ずいぶん迷ったけど」

多果子は、困ったとでも
言うように両手を広げる。


「多果子、就職?」

「うん。だよー」

「そっかぁ」


時間は確実に過ぎていて、

どうしようとも、目を反らせない現実があたしたちを直面していた。

⏰:09/09/03 21:04 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#256 [七瀬]
 
 
宮高は総合学科だからか、かなり高い就職率を誇る。

「正直、大学行くよりも、就職率いいじゃん?こっちのが」

でも数人の生徒たちは、大学、専門学校、短大へ進学する。


「‥まぁ、千頼みたいに、具体的にしたいことがあるなら、別だけどねぇ‥」

多果子は
苦笑しながら、言った。

⏰:09/09/03 21:05 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


#257 [七瀬]
 
進学するのは、
かなりの少人数。

あたしは、
そのなかの一人。


ちなみに、
カズと陽も進学。

カズは親が大学行けって、うるさいから、とりあえず行くみたいなことを言っていた。

陽は、中学校か高校の
先生になりたいらしい。
 

⏰:09/09/03 21:06 📱:N703iD 🆔:wDwXTER2


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194