らぶずっきゅん!!!!
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#249 [七瀬]
「千頼‥好きだよ」
俺、幸せだなぁ。
ぷっくりとした唇に
自身の唇を近付けようとしたとき、
あるモノが目に入る。
【進路希望調査】
‥たしか、千頼は
進学するんだったよな。
:09/09/03 20:58
:N703iD
:wDwXTER2
#250 [七瀬]
気になって、
机のそばに行ってみる。
「‥これ‥」
そこには、きれいな字で
消しゴムで消した跡もなく
はっきりと書かれていた。
:09/09/03 20:59
:N703iD
:wDwXTER2
#251 [七瀬]
俺は目を見開く。
なにかの
間違いであってほしい。
そう祈りながら、
何度も何度も見直した。
しかし、
そんな祈りも虚しく、
俺の目の前にあるのは
"D外国大学"
この5文字だけ。
:09/09/03 21:00
:N703iD
:wDwXTER2
#252 [七瀬]
うそ、だろ?
これは夢なのだろうか。
体から、一気に熱が
引いていくのを感じた。
そんな俺を余所に、
ただ隣で眠る千頼の寝顔はとても幸せそうだった。
まるで、
さっきの俺のように。
:09/09/03 21:00
:N703iD
:wDwXTER2
#253 [七瀬]
そこは
東京の大学だった。
:09/09/03 21:01
:N703iD
:wDwXTER2
#254 [七瀬]
――――――――――…
「おっはよー」
いつもと同じ朝。
多果子は、いつものようにあたしにおはよー、とあいさつする。
「今日、これ提出だねー」
多果子は、それをペラペラと指で摘む。
:09/09/03 21:02
:N703iD
:wDwXTER2
#255 [七瀬]
「ずいぶん迷ったけど」
多果子は、困ったとでも
言うように両手を広げる。
「多果子、就職?」
「うん。だよー」
「そっかぁ」
時間は確実に過ぎていて、
どうしようとも、目を反らせない現実があたしたちを直面していた。
:09/09/03 21:04
:N703iD
:wDwXTER2
#256 [七瀬]
宮高は総合学科だからか、かなり高い就職率を誇る。
「正直、大学行くよりも、就職率いいじゃん?こっちのが」
でも数人の生徒たちは、大学、専門学校、短大へ進学する。
「‥まぁ、千頼みたいに、具体的にしたいことがあるなら、別だけどねぇ‥」
多果子は
苦笑しながら、言った。
:09/09/03 21:05
:N703iD
:wDwXTER2
#257 [七瀬]
進学するのは、
かなりの少人数。
あたしは、
そのなかの一人。
ちなみに、
カズと陽も進学。
カズは親が大学行けって、うるさいから、とりあえず行くみたいなことを言っていた。
陽は、中学校か高校の
先生になりたいらしい。
:09/09/03 21:06
:N703iD
:wDwXTER2
#258 [七瀬]
「んま、頑張って下さいよぉー。受験生!」
「もぉっ!止めてよー。
気ぃ重いじゃん!」
先生には、「葉山の成績で就職はもったいない!」
と言われたのと
英語が好きだから、私立の外国語学科にと決めた。
そして、これを機に
見知らぬ土地へ。
:09/09/03 21:07
:N703iD
:wDwXTER2
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