らぶずっきゅん!!!!
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#407 [七瀬]
 
 
「はは、なに言ってんの」

「だからっ!あたしから、服脱いだとしても、と止めてほしかった‥っていうか‥その‥」

「据え膳食わぬは男の恥ってゆーだろ?誘われたらいっちゃうじゃん。オレは健全な男なんだから」

「それは‥っ」


だって、びっくりするくらい似てるんだもん‥。
 

⏰:09/09/20 21:50 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#408 [七瀬]
 
 
「‥‥ごもっともな、
 ご意見ですけど」

分かってる。
目の前で服脱がれて、なにもしない男の人なんて滅多にいない。


分かってたけど‥、

「そりゃどぉーも」


なんか、この人は違うな、って思ってた。
 

⏰:09/09/20 21:51 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#409 [七瀬]
 
それはまぁ、
あたしの過去の思い出が、勝手にこいつを美化してしまったんまったんだと思う。


「お待たせ致しました。こちらアイスミルクティーになります」

ただ"似てる"
という理由だけで。

「そして、アイスコーヒーと季節のイチゴを使ったミルフィーユです。注文は以上になります。ではごゆっくり」

⏰:09/09/20 21:52 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#410 [七瀬]
 
 
「わー!うっまそー!」

でも、あたしがバカだったというわけか。


「なに千頼ちゃん?」

「‥なにも」

「あ、もしかして食べたい?だから飲み物だけでいいの、って聞いたのに。
言っとくけど、イチゴ一粒もあげないからねー」


‥はぁ、なんか疲れた。

⏰:09/09/20 21:53 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#411 [七瀬]
 
 
「別に、ケーキがほしくて見てたわけじゃありません」

「ふーん‥。じゃあなに?見惚れてたの?オレに」

「違うっ!!」


もー、なんなのこの人‥。

意地でも見ない!

あたしは頭を横に向けた。 

⏰:09/09/20 21:54 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#412 [七瀬]
 
 
「あははー。ジョークだって、ジョーク!」

一人はしゃぐ颯太さん。


「ごめんって。ね?こっち向いてよ、ちよ」



――きゅん


だっ、だから!

「その名前で呼ばないでって‥ふむっ!??」

⏰:09/09/20 21:55 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#413 [七瀬]
 
 
「だからジョークだって、言ったじゃん。ちゃんと
千頼にもおすそ分けー」

な、なにこのシチュエーション!


「おいしー?」

無理やり突っ込まれたためあたしの口の周りには、生クリームが付いていて、ちょっと違和感。

でも、
ほんと甘くて甘くて‥。

⏰:09/09/20 21:56 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#414 [七瀬]
 
 
「おいしい‥」

「それは、よかったよかった。じゃあオレもー」

そうやって、赤い粒を付けたフォークを口へと運ぶ。


ふんわりとした甘いクリームに、サクッとしたパイと甘酸っぱいイチゴ。

ほんとのほんとに
美味しかった。

たぶん人生で食べたすべてのケーキの中でいちばん。

⏰:09/09/20 21:57 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#415 [七瀬]
 
「んん〜!
 ほんとうまいな〜!!」

だけど、味だけの問題じゃない。

「おいしいものって、つい独り占めしたくなるけど、やっぱさ、好きな人と半分こするほうが、何倍にも、うまくなるよな」


いま颯太さんが言ったとおりなんだと思う。

‥あたしの好きな人が、
颯太さんってわけじゃないけどね!!

⏰:09/09/20 21:58 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


#416 [七瀬]
 
 
甘い甘いイチゴが
あたしたちの体に溶ける。


「形‥崩れちゃいましたね」

半分こにしたミルフィーユは、崩れてもう原型を留めてはいなかった。



「でも、うまいのは同じじゃん。甘いのは変わらないだろ?」
 

⏰:09/09/20 21:59 📱:N703iD 🆔:AJOkFi7.


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