黒猫の唄。
最新 最初 全 
#23 [あんず]
ご主人様、もう少し待ってて下さい。
私絶対、絶対に人間になって、ご主人様に会いに行きます。
その想いを込めて、私は1つ「みゃー」と鳴いた
:09/08/19 20:36
:W61K
:XZYRHRvE
#24 [あんず]
するとご主人様は少し微笑みながら「リアの鳴き声は可愛らしいね。」と私の頭を撫でた。
その笑顔を見て、少し安心しながら私はご主人様の部屋を後にした。
:09/08/19 20:40
:W61K
:XZYRHRvE
#25 [あんず]
パチパチ、と音を立てながら燃える炎。
そんな炎、暖炉の目の前で私は体を丸めた。
窓に映るお月様におやすみなさい、と告げて。
神様に祈りを捧げるかのように空を見つめて。
:09/08/19 20:56
:W61K
:XZYRHRvE
#26 [あんず]
――――神様、
どうか、どうか私を
人間にして下さい――
:09/08/19 20:57
:W61K
:XZYRHRvE
#27 [あんず]
:09/08/19 22:27
:W61K
:XZYRHRvE
#28 [あんず]
>>26――― チュンチュン...
いつものように聞こえる鳥の鳴き声。
この街の朝が来た。
私は重たい身体を起こし、漆黒の長い髪を手で掻きあげた。
………………え?
:09/08/20 19:06
:W61K
:s2zljno.
#29 [あんず]
長い髪……?
手で掻きあげた…?
よく考えたら、
いつもは大きいベッドが凄く小さい………。
…………もしかして!!
:09/08/20 19:09
:W61K
:s2zljno.
#30 [あんず]
私はベッドから降り、
洗面所の鏡に向かって足を走らせる。
心の中は、
喜びで溢れてた。
:09/08/20 19:12
:W61K
:s2zljno.
#31 [あんず]
いつもはご主人様に開けて貰わないと入れないドアも、全て自分で開けて進む。
……気持ちいい。
そして私は洗面所のドアを開け、鏡に向かった。
:09/08/20 19:16
:W61K
:s2zljno.
#32 [あんず]
鏡に映るのは、黒い髪で青い瞳の“女の人。”
あ、私女なんだ、とその時初めて気付いた。
私は感激して、その場から動けずにいた。
―私、人間になれた!!
:09/08/20 19:28
:W61K
:s2zljno.
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194