黒猫の唄。
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#153 [あんず]
「ありがとう、ヒロ。
あともう1つ、信じて欲しい話があるの。」
「あぁ。」
優しく私の肩を抱きながら、微笑んでくれる彼が堪らなく愛しい。
このことを、本当は彼に話したくはなかった。
:09/11/11 21:52
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#154 [あんず]
私達の別れを、
信じて欲しくない。
言いたくなんかない。
でも、信じて貰わなきゃいけないから。
彼のためには、
話さなきゃいけないから
:09/11/11 21:55
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#155 [あんず]
私は1つ、
大きく深呼吸をして
彼を見つめる。
しっかり目を合わせ、
彼に微笑み掛けながら
ゆっくり口を開いた。
:09/11/11 22:04
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#156 [あんず]
「ヒロ、私ね…
もうヒロと一緒に
いることは出来ない。」
:09/11/11 22:45
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#157 [あんず]
そう私が告げた途端、
彼の表情が固まった。
「嘘だろ」と言わんばかりに見開かれた目。
嘘じゃない。
全ては紛れもない真実。
:09/11/11 22:48
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#158 [あんず]
もう生きることは
出来ないから…。
許されないから…。
「なんで、」
:09/11/11 22:52
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#159 [あんず]
彼がそう呟いた時、
私は再び俯いた。
目の奥が熱い。
あぁ、視界がぼやけて
何も見えないや。
:09/11/11 22:54
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#160 [あんず]
ポタリ、と
床に雫が落ちた。
この涙が
嘘ではないと言う証拠。
この涙が…
:09/11/11 22:55
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#161 [あんず]
別れの、合図。
:09/11/11 22:56
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#162 [あんず]
:09/11/11 22:58
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