黒猫の唄。
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#57 [あんず]
「本当に、ありがとうございます…!!」
私は深く頭を下げ、ご主人様に感謝の気持ちを伝えた。
「こちらこそ、強引に住ませてしまってごめんね。僕の名前はヒロ。よろしく。」
柔らかく微笑んでいるご主人様は、やっぱり綺麗だった。
:09/08/31 17:11
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#58 [あんず]
「よろしく、お願いします。……ヒロ…さん。」
初めてご主人様の名前を呼ぶ。
なんだろう、とても恥ずかしい。
私は少し頬を赤らめながら、ご主人様の手を握った。
:09/08/31 17:15
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#59 [あんず]
「あぁ、よろしくな。リア。」
いつもと変わらない声色で私の名前を呼ぶ。
強く、強く握り返してくれた温かい手が、
とても心地よかった。
:09/08/31 17:17
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#60 [あんず]
:09/08/31 20:28
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#61 [あんず]
パタン…。
私は静かに部屋のドアを閉め、そのままずるりと床に座り込む。
「……緊張した…。」
胸を締め付けるような緊張が一気に解け、力が抜ける。
:09/08/31 20:42
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#62 [あんず]
トクン、トクンとまだ胸の音がする。
顔は相変わらず赤い。
「…どうしちゃったんだろう……。」
火照る頬を、冷たい手で触れる。
ひんやりとした手が気持ちいい。
:09/08/31 21:10
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#63 [あんず]
私はため息を1つ吐いて、力の抜けた足で立ち上がった。
少し、部屋の中色々と探索してみよっかな。
そんな好奇心で、私はまずテーブルに向かった。
:09/09/01 09:05
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:ayHIX6Uo
#64 [あんず]
「可愛いテーブル…。」
そのテーブルは、洋風でお姫様の部屋にありそうなテーブル。
女の子の部屋みたい。
でもよく見れば、この部屋の家具全てが可愛くて、女の子らしかった。
:09/09/01 09:13
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:ayHIX6Uo
#65 [あんず]
ご主人様の趣味?なんて一瞬思った。
けど、ご主人様は男だし、何よりご主人様の部屋は女の子らしくなかった。
…もしかしたら、昔誰かがここに住んでいたのかもしれない。
:09/09/01 13:25
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:ayHIX6Uo
#66 [あんず]
一瞬頭に浮かぶ、
あのご主人様の顔、
あの言葉。
―――――リナ?
:09/09/04 21:56
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:KgInzZ1A
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