黒猫の唄。
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#93 [あんず]
 



きっと…
気にしない方がいい。

今はご主人様のために、精一杯頑張らなきゃ!!


私は自分に思い聞かせ、軽快な足取りで階段を下りた。

 

⏰:09/09/22 20:58 📱:W61K 🆔:LNcKifZ6


#94 [あんず]
 



階段を下りると、すぐに目に映るご主人様の姿。


エプロンを付けて、キッチンで料理をしているご主人様はなんだか可愛くて。


頬が少し緩んだ。

 

⏰:09/09/22 21:22 📱:W61K 🆔:LNcKifZ6


#95 [あんず]
 



「…何を、作っているんですか?」


私は緩んだ頬を引き締めて、ご主人様を見上げた


「おぉ、びっくりした。今日の夕飯を作っているんだ。リアも食べるだろう?」


柔らかく微笑むご主人様の瞳は、本当に綺麗で、優しかった。

 

⏰:09/09/23 13:43 📱:W61K 🆔:nBpH.fFQ


#96 [あんず]
 




そんなご主人様の笑顔を見て、私もつられてはにかみがちに小さく頷いた。


するとご主人様は、
優しく私の頭を撫でてくれたんだ。


 

⏰:09/09/27 23:22 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#97 [あんず]
 




ドキン、と胸が騒ぐ。

猫でも人間でも変わらない、人間になっても変わらないご主人様の手の温かさに、安心感を覚える。


ご主人様の手が好き。
優しくて、温かい…
ご主人様の手が大好き。

 

⏰:09/09/27 23:27 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#98 [あんず]
 




「そういえば、リアの瞳はブルーなんだね。
凄く綺麗だ。」


ご主人様は突然私の目を覗きこみ、目を細めて笑う。


「本当…ですか?
嬉しいです……。」


ご主人様の顔が凄く近くて、私は少し顔を赤くしてしまった。

 

⏰:09/09/27 23:35 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#99 [あんず]
 




そんな私とは裏腹に、
突然ご主人様は少し顔を曇らせた。

どこか悲しげな表情。


「……どうか、したんですか?」


私は心配になり、ご主人様の手を強く握り締めた

 

⏰:09/09/27 23:40 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#100 [あんず]
 




「…少し、色んなことを思い出してしまったんだ。ごめんね、心配かけて。」


ご主人様はそう言いながら無理したような笑顔を私に見せる。
今にも泣きそうな表情。


「…ヒロ、さん。
無理して笑わなくてもいいですよ…?」

 

⏰:09/09/27 23:44 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#101 [あんず]
 




そう言うと、ご主人様はまた目を細めて笑った。


「…ありがとう。」


「私で良ければ、何でも聞きます…。役に、立ちたいんです…!!」

私は強くご主人様を抱き締めた。

ご主人様の大きな背中に必死に手を回し、離れないように服をぎゅっと握りながら。

 

⏰:09/09/27 23:47 📱:W61K 🆔:rtofEr46


#102 [あんず]
 




すると背中に
優しい温かさを感じた。

…前を見ると、目を固く閉じながら私の肩に頭を乗せているご主人様。


背中に回された
ご主人様の手。

私はどんどんと鼓動が早くなっていった。

 

⏰:09/09/27 23:51 📱:W61K 🆔:rtofEr46


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