さくらと野良犬
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#1 [ひなし]
届かないって
分かってたはずだ

なのに…

いざ、そうなると涙が
落ちるのはなぜ?


まるで春に咲き誇る桜と
野良犬のように…


>>2 感想板

⏰:09/08/22 15:44 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#2 [ひなし]
感想は
こちらにお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4531/

⏰:09/08/22 16:05 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#3 [ひなし]
春──

新島さくら(ニイジマサクラ)は高校1年になる。

そして、今日は入学式。

さくらは新品の制服を着て自分の部屋にある鏡をじっと見ていた。

⏰:09/08/22 16:19 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#4 [ひなし]
「この制服…可愛すぎ!頑張って東(アズマ)高校に受かったかいがあった!」

そう言うとさくらはルンルン気分で机に向かう。

机の上の新品の学生カバンに荷物を入れ始める。

…こうして見ればさくらは、どこにでもいる女の子だ。
しかし、1つだけ違う事があった。

それは…

⏰:09/08/22 16:26 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#5 [ひなし]
─コンコン

ドアをノックする音が聞こえた。

「はい、ど〜ぞっ。」

さくらの返事を聞くとドアがゆっくりと開いた。

現れたのは、若い男。

「お嬢様、出発のお時間です。」

男はさくらを『お嬢様』と呼んだ。

⏰:09/08/22 16:34 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#6 [ひなし]
他の女の子とは違う事。

それは…

世界を相手にする大手企業の社長の娘、と言うこと。

そうなると自然にさくらは世間で言う『お嬢様』になる。

⏰:09/08/22 16:37 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#7 [ひなし]
そして、今さくらの部屋に入ってきた若い男はさくらの専属執事。

名前は西岡潤(ニシオカジュン)。

「わかった!じゃ、西岡は先に行ってて。私もすぐ行くからさっ。」

さくらがそう言うと西岡は「かしこまりました。」とだけ言って部屋を出た。

⏰:09/08/22 16:51 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#8 [ひなし]
「筆記用具とハンカチに…あと…」

さくらは持ち物の最終確認をする。

「よし!準備万端!」

嬉しそうに言うと玄関に向かった。

「それじゃあ、いってきます!!」

さくらは元気よく言った。

「気を付けてね、さくら。」

いつものように、さくらの母が玄関で見送った。

⏰:09/08/22 16:58 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#9 [ひなし]
父親はいつも仕事で海外にいる事が多く、あまり会わない。


ガチャ

玄関を開けると優しい光がさくらに降り注ぐ。

…と同時にさくらにとっていやな光景が目に入った。

黒の外車と西岡が家の前で待っていた。

「さ、お嬢様、お乗りください。」

西岡は後部座席のドアを開ける。

⏰:09/08/22 17:03 📱:N03A 🆔:☆☆☆


#10 [ひなし]
「西岡っ!私は歩いて学校まで行けます!」

さくらは西岡に怒鳴ると車を無視して歩き始めた。

「お嬢様…しかし...」

「いいの!!」

西岡の言葉にそれだけ言うとさくらは走って行ってしまった。

⏰:09/08/22 17:11 📱:N03A 🆔:☆☆☆


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