君に伝えたいこと
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#1 [ひな]
:09/09/23 16:44
:N906imyu
:☆☆☆
#2 [ひな]
―欲しいものはなに?
今の私にそう聞かれたら
『ない』
と答えるだろう。
だって今の私には
うまいように利用
されちゃう人。
ベタ惚れしちゃう人。
憧れてる人。
金をくれる人。
色々な人が私を求めていた
:09/09/23 16:48
:N906imyu
:☆☆☆
#3 [ひな]
『友達は利用する。
男は身体でもて遊ぶモノ。大切なのは“金”。
神様なんて信じない。
神様はいじわるなんだよね?
そうなんでしょ?』
:09/09/23 16:51
:N906imyu
:☆☆☆
#4 [ひな]
『今日も気持ちよかったよ。やっぱり君は最高だね』
いま私の隣に裸の男がいる
この男は私に金をくれる
中年男性。
いわゆるおっさん。
今私は援助交際をしている
:09/09/23 16:54
:N906imyu
:☆☆☆
#5 [ひな]
好きでもない男とセックスなんて世間一般からはありえないらしいけど
私は違う。
セックスなんて遊びみたいなモノだから。
妊娠なんてしたらその分の金をもらう。
だって貴方たちの欲求を満たしてあげてるのは
私なんだから。
:09/09/23 16:57
:N906imyu
:☆☆☆
#6 [ひな]
「私も気持ちよかったよ。またこうしてヤってくれるよね?」
こうでも言わないと
いつか自分が一人になるんじゃないか?って
不安になるから。
『あぁ。勿論だよ。』
「ありがとっ。
パパ大好きだよ。」
これで一匹の魚は私
のモノ。
:09/09/23 17:00
:N906imyu
:☆☆☆
#7 [ひな]
私は10万円を貰って
自分のマンションに向かった。
『もしもしー?
今日学校来る?』
電話はサオリからだ。
「今から行くよ!
子猫ちゃんもみたいしね」
:09/09/23 17:03
:N906imyu
:☆☆☆
#8 [ひな]
“子猫ちゃん”………
私たちの中でも
かわいそうな子という
ことで名前は
子猫ちゃんになった。
いまから私たちは
この子猫ちゃんを利用する
私の気がすむまで
とことんと。
:09/09/23 17:05
:N906imyu
:☆☆☆
#9 [ひな]
「おはようっ。」
サオリ、ユイ、ナツコ
『美央ー!おはようっ』
三人揃ってのあいさつは 朝から鼓膜がやぶれるかと思った。
佐々木 美央 17歳
この学校で告ってきたのはほぼ全員といっても
過言ではない。
暇潰し程度にモデルをやっている。
目が大きくまつ毛が長く、鼻が高いせいか、ハーフだとよく勘違いされる
髪はロングでブラウン。
:09/09/23 17:22
:N906imyu
:☆☆☆
#10 [ひな]
私たちは目で合図をして
子猫ちゃんの所に集合した
私が先頭で子猫ちゃんの
席の前に行き、
机に腕をのせて、顔を覗き込んだ。
「そんな恐い顔して
どうしたの?」
『いやっ、なんでもないですっ。』
『じゃあ、行こっか。』
私がそう言うと、子猫ちゃんの腕をユイが掴んで
私を先頭にある所へ向かった。
みんな私たちが通るたびに振り返ってくる。
:09/09/23 19:44
:N906imyu
:☆☆☆
#11 [ひな]
そりゃそうだ。
この罰ゲームに選ばれて
しまったのだから。
不運な子猫ちゃん。
でも、その分
かわいがってあげるから。
私の言う通りにすれば…ね?
:09/09/23 19:46
:N906imyu
:☆☆☆
#12 [ひな]
「脱いでっ?」
『…えっ?』
子猫ちゃんが驚いた顔で
ユイ達の顔をみていた
「言ってる言葉わからないかな?」
サオリがそう言うと
『ご、ごめんなさいっ。そんなこと出来ないで…す』
子猫ちゃんが泣きながらユイ達に訴えている。
:09/09/23 20:45
:N906imyu
:☆☆☆
#13 [ひな]
私は手すりに寄り掛かりながら子猫ちゃんをみていた。
『…それ以外のことならなんでもしますっ。
本当に…やめ…、てください』
子猫ちゃんが嫌がるのも無理はない。
だってここは体育館裏。
人から見えない訳ではない。
見ようと思えば普通に見えてしまう。
「もう、やめたら?」
私が言うと全員が振り返った。
『…でもさ、こいつ脱ぎもしないで返すつもり?』
ナツコが言うと
「今日はもう返してあげないと精神的にもかわいそうじゃん?
その代わり次は私が可愛がってあげるからっ。」
:09/09/23 20:54
:N906imyu
:☆☆☆
#14 [ひな]
そう言うとみんな納得したような顔をして
子猫ちゃんは私のことを
天使のようにみていた。
そうなるにも無理はない。だってあんな地獄から天国に救ってくれたのだから。
もうこれで子猫ちゃんは
私に対しての信用が増した
これで思う通り。
―すべて私中心に回っていくと思ってたんだ。
:09/09/23 21:11
:N906imyu
:☆☆☆
#15 [ひな]
私はユイ達に先に行っててもらうことにした。
「さっきは大丈夫だった?」
私はしゃがみこんでいる
子猫ちゃんに聞いた。
『…す、すみませんでした。』
私は頭に?マークが付いていた。
「…なにがっ?」
『いや、脱げなくて…。』
私は声を出して笑った。
だってこんなこと真剣な顔して言ってくるのだもの。
:09/09/24 00:34
:N906imyu
:☆☆☆
#16 [ひな]
なんて純粋な女なんだろう。
でも、このとき思ったんだ。私にはこの子猫ちゃんのような純粋な心は
なくなっているってことを。
「…はいっ」
私は子猫ちゃんに手を
のばした。
:09/09/24 00:40
:N906imyu
:☆☆☆
#17 [ひな]
それはごく普通に。
わざと手を出したとか
計算で手を差し伸べてあげたとか、じゃなく
自然と手が出ていた。
そんな自分に驚いた。
でも子猫ちゃんなんてなおさら驚いていた。
『……………』
子猫ちゃんはどこか微笑んでいた。
「勘違いしないで。」
…どこか隙をみせてしまった気がした―
…なめられた気がした―
…恐くなった―
自分で自分をコントロール出来なくなっていた。
:09/09/24 00:51
:N906imyu
:☆☆☆
#18 [ひな]
私はその場から去った。
「…今日の自分、いつもと違う。」
私はトイレの鏡に向かって呟いていた。
何故か苦しくなってきて
一人でいるのが恐く
なってきていた。
その時…
携帯で時間をみようと思ってあけたら、
一件のメールが入っていた
ーーーーーーーーーーーー

2009 / 14:14
FROM 神谷 ヒカル
音楽室来い。
-END-
ーーーーーーーーーーーー
:09/09/24 01:02
:N906imyu
:☆☆☆
#19 [ひな]
この男はチャラくて
ヤれれば誰でもいいって奴。
私はこいつのセフレみたいなモノだった。
でも今は一人でいるよりこいつと居たほうがいいって思えた。
今まではこんなことなかったのにね。
こんな短時間で人って変化するモノなの?
:09/09/24 01:06
:N906imyu
:☆☆☆
#20 [ひな]
私は音楽室に入るとき
には携帯の電源を切った。
どうせあの男とヤると
思ってたから。
ヤるんだったら邪魔されたくないでしょ?
「…来たよ。」
私が呟くと、
『こっちおいで?』
ヒカルがそう言うと手で
“来い”と合図している
:09/09/24 15:21
:N906imyu
:☆☆☆
#21 [ひな]
『オレ、美央のことすっげぇ好きなんだよね。』
突然抱きしめられこんな臭い言葉を言われた。
こんな言葉、こんな奴に言ってほしくない。
嬉しくもなんともないのに、男ってバカだよね。
「…うん」
私が素っ気なく言うと、
『お前オレに惚れてるだろ?』
:09/09/24 15:29
:N906imyu
:☆☆☆
#22 [ひな]
はっ?バッカじゃないの?
誰があんたみたいな奴
好きになるかっつーの。
どこまで鈍感な奴なんだろ。
「…もうそんなこといいから」
私はそう言ってヒカルを押し倒した。
『…大胆だな。』
:09/09/24 15:32
:N906imyu
:☆☆☆
#23 [ひな]
「…でもやっぱやめた。」
…はっ?と言わんばかりの顔をしてこっちをみている。
なんか飽きた。
この男は何をやっても
いつもワンパターン。
つまらない…。
役にたたない奴はただの
干からびた魚のようだった。
:09/09/24 15:39
:N906imyu
:☆☆☆
#24 [ひな]
「…ごめん。用事思い出したから
帰るわ。」
そう言って去った。
あいつは何か言ってたみたいだけど
眼中にない。
どうでもいい。
ただの役にたたない魚
なんだからね。
私は冷たい水で手を洗った。
気持ち悪かったから。
生理的に無理だし。
自分から行っといてなんだけどね。
:09/09/24 15:43
:N906imyu
:☆☆☆
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