ピンクな気分。U
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#792 [のの子]
「せっかく返してくれたのにごめんね?」
「平気だよ。‥今朝さ、俺に言おうとしたのってその事?」
途中彰が俺達の間に入ったせいで終わってしまった時、聡美は俺に何か言おうとしていた。
昨日の事を、【あの事】について話そうとしたんじゃないのか?
「‥うん、そうだよ。」
聡美は眉を下げて困ったように笑ってみせた。
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:10/06/06 18:09
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#793 [のの子]
「‥そっか。」
俺はそれ以上何も聞かなかったし、聡美も言わなかった。
「あっそういえば和彦さん、ハル元気っすか?」
「元気だよ〜♪あいつももう中三だから生意気でしょうがないよ。反抗期なのかね?」
和彦さんがミラー越しに苦笑いする。
「ハルって息子さんですか?」
「そうそう、春彦っていうの。」
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:10/06/06 18:19
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#794 [のの子]
鈴が質問すると和彦さんはどこからか写真持ち出して後ろに回して来る。
「へぇ〜可愛い。これからまた格好良くなりそう‥」
鈴がクスッと笑うと博也が写真を奪う。
「ハル大人っぽいんだよね〜。もっとガキらしくすりゃ良いのにさぁ。」
ヒョイッ
「お前が大人っぽくないんだよ。」
俺は写真を取ると聡美に渡す。
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:10/06/06 18:26
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#795 [のの子]
「わぁ和彦さんに似て‥‥あれ?」
聡美が写真を手に固まる。
「どうしたの?」
「聡美ぃ?」
桃ちゃんも写真を覗き込む。
写真には制服を着たハルとピースすり和彦さんが写っているだけ。
「ここ‥」
聡美は写真をじっと見つめる。
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:10/06/06 18:30
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#796 [のの子]
「‥ん?‥あぁーっ!」
桃ちゃんが聡美から写真を奪い取る。
「えっなに?どうしたの?」
みんなが驚く中、聡美は顔を青ざめていく。
「かっ和彦さんてもしかして‥お寺の‥」
「あれ、聞いてないの?お寺の住職ですよ〜。」
陽気な声ので話す和彦さん。
「もっもしかして別荘って‥」
「それは大丈夫大丈夫。お寺より離れたとこだから。」
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:10/06/06 18:34
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#797 [のの子]
「あっ本当だ、言われて見れば和彦さんお坊さんの格好してる。」
「バックに写ってんの本堂だし。」
「ピースしてんのがやっぱ旬の親戚って感じだよね。」
みんな笑っている中聡美ちゃんの青ざめた表情は戻らない。
「言ってなかったっけ?俺ん家お寺なんだよねぇ♪」
そう言って旬まで笑っている。
:10/06/06 18:38
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#798 [のの子]
「きっ聞いてない‥」
「聡美ちゃん大丈夫?」
潤目になった聡美に焦る。
「なんで竜二君教えてくんなかったのー?私そういうのダメってわかってたくせにー‥」
小さな声で聡美はボンボン俺の足を叩く。
「だから前に言ったじゃん、どうなっても知らないからねって〜‥」
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:10/06/06 18:42
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#799 [のの子]
「それにお寺に泊まる訳じゃないんだから平気だって。」
「うぅっでも〜‥なんか出たらどうしよぉ!」
聡美が真剣な目で俺を見つめるもんだから、つい俺は笑ってしまう。
「クスッ大丈夫だって。はいはい‥」
前みたく優しく頭を撫でる。
「竜二く
「もし幽霊でても旬いるから大丈夫だよ。」
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:10/06/06 18:46
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#800 [のの子]
「‥‥‥‥えっ?」
「あいつお寺の子だけあって霊感やらお祓いバッチリだから。ね?」
サーッとまた顔を青ざめた聡美を見て俺はまた笑う。
「意地悪ーっ!!」
今度は腕をボンボンと叩きはじめた聡美が可愛くて仕方がなかった。
前のように俺を見て
甘えてくる彼女が
愛しい。
‥大丈夫。
君は俺が守るから。
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:10/06/06 18:50
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#801 [のの子]
そんな言葉もう言えないけど、
大丈夫だから
そんな気持ちで叩いてくる聡美の手を捕まえる。
あぁダメだって‥
そう頭で考えるのに俺の手は彼女の手を離さない。
温かくて、柔らかい
愛しい気持ちが溢れ出す。
彼女の潤んだ目を見ると、今すぐ抱きしめてめちゃくちゃにしてやりたくなる。
‥うわ‥ヤバいなぁ
「聡美ちゃん、みんな見てるよ?」
俺は意地悪そうに笑うと、聡美もハッとして周りを見る。
:10/06/06 18:59
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