ピンクな気分。U
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#804 [のの子]
聡美Side
「俺ん家先祖代々継いでる寺で、親戚もお坊さんばっかだし霊感ついちゃってさ〜。」
「旬は霊感強くてねぇ。そのせいで小さい頃は今よりもーっとピリピリしてたんだよ?」
あははっと笑う旬君に私も苦笑いする。
「あっでも本当大丈夫だからね。俺もおじさんのとこで修業して使い分けられるからさ♪普段全く霊感0だしっ♪」
修業?
「修業って‥?」
私が遠慮気味に聞くと、
「あぁっ!言うの忘れてたよ。今うちに修業しに来てる子がいるんだ。」
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:10/06/07 09:35
:SH06A3
:n/VTElJI
#805 [のの子]
「えっそうなの?」
「そうそう、旬に似て霊感強い子でね‥」
いや、だから修業ってなんの‥‥?
「あの修業‥って
「あっあれあれ!おじさんの寺だよ!」
旬君が満面の笑みで助手席から振り返る。
‥‥‥‥だから修業って
「じゃせっかくだし家に寄ってってよ。」
えぇーっ!!
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:10/06/07 09:38
:SH06A3
:n/VTElJI
#806 [のの子]
「だから、修業って‥なんですか?」
ガックリと肩を落としてつぶやく。
「聡美ちゃん大丈夫?」
竜二君がクスクス笑いながら私の顔を覗き込んできた。
「‥たぶん大丈夫かな。ただ旬君が霊感あるなんて知らなかったから驚いてるだけ。」
「最初は俺も驚いたよ。でもあいつわざと怖がらせたりしないから平気。」
そっか、と話しているうちに和彦さんのお家に着いた。
お家っていうかお寺‥
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:10/06/07 13:02
:SH06A3
:n/VTElJI
#807 [のの子]
でも緑に囲まれて大きな本堂に青い空はとてもきれいで、車を降りてから少し見入ってしまう。
「大きくて‥キレイ。」
私がポツリと呟くと、和彦さんは嬉しそうに笑っていた。
「じゃせっかくだ
「クソガキーッ!どこ行きやがったぁ!!」
ニッコリ笑った和彦さんが固まる。
「‥‥あの馬鹿〜っ。」
ため息をつく和彦さんの後ろの方から男の子が見えた。
:10/06/07 13:07
:SH06A3
:n/VTElJI
#808 [のの子]
「ハルッ!静かにしなさい!今皆さんが
「あっ旬君っ!旬くーんっ!!」
ハルと呼ばれた男の子は私達に気づくと満面の笑みで走って来る。
ガバッ!
「うぉっと‥ハル元気みたいじゃん。」
「うんっ!ってか旬君久しぶりじゃん!俺なんも予定入れないで待ってたのに思ってたより遅いから俺超ーっ暇でさ〜‥あっ怒ってる訳じゃないよ?だってこうやって会えたんだし!あれっ?旬君また髪の毛の色変えた?俺も早く染め―‥」
「いい加減にしなさいっ!」
和彦さんがハル君の腕を掴んで旬君から引き離す。
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:10/06/07 13:16
:SH06A3
:n/VTElJI
#809 [のの子]
「ってぇ‥」
ムスッとしながらマシンガントークを止めたハル君。
ははっハル君て旬君が大好きなんだ‥
「すみませんね、こいつ旬来るといっつもこうで‥」
和彦さんは恥ずかしそうに頭をかく。
「俺ハルに好かれてんの♪」
旬君は逆に嬉しそうに笑っていた。
「ほらっ挨拶しろ。」
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:10/06/07 13:19
:SH06A3
:n/VTElJI
#810 [のの子]
和彦さんに頭を叩かれ、ハル君はやっと旬君以外の私達に目を向けた。
「コホンッ‥えー皆さん初めまして、小竹春彦です。中三です。えーっと、ハルって呼んでください。」
簡単な自己紹介を終えるとハル君は気まずそうに頬をかく。
きっとさっき旬君に甘える姿を見られたのが恥ずかしくなったんだろうな‥
ハル君は肌が焼けて小麦肌に真っ黒な髪の毛は短くてさっぱり。さっきとは違ってキリッとした目には銀色のフレームの眼鏡をかけていた。
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:10/06/08 23:50
:SH06A3
:Qfu8ZLHM
#811 [のの子]
「お坊さんにしては良い顔してるね♪」
桃が私に耳打ちしてきて私は頷く。
幼さの残る顔に大人っぽい雰囲気を持っていた。
「そういやハルさっきガキって言ってたけど‥」
「あぁっ!そうだっ親父っ!またあいついねーんだよ!」
ハルが和彦さんの肩を揺らす。
「あぁ〜またか‥」
和彦さんは揺れながら苦笑いする。
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「」
:10/06/08 23:57
:SH06A3
:Qfu8ZLHM
#812 [のの子]
「困ったなぁ、千夏には‥」
千夏?
「‥先生、ぼくいるよ‥」
ビクッ!
小さな弱々しい声が私の足元から聞こえてきた事にビックリして目線をやると、そこにはいつの間にか男の子が私のショートパンツを掴んでいた。
「ひっ‥いつの間に?」
私の方をチラッと見ると、男の子はまた真っ直ぐ和彦さんの方を見つめた。
「おや、本当だ。そこにいたのか。皆が驚いてるからこっちにおいで。」
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:10/06/09 00:06
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#813 [のの子]
男の子はまた私を見つめると、すぐに和彦さんの元へ走って行った。
なっなんだったの?
「おじさんっこの子が今修業してる子?」
「あぁ、そうだよ。千夏って言うんだけど‥ほら、千夏も挨拶しなさい?」
「‥‥‥‥‥‥‥。」
頭を撫でられた千夏君は変わらずじっと和彦さんにくっついたまま‥
「よっ、俺旬って言うんだ♪おじさんの親戚で、こいつらは俺の友達!お前は?」
旬君が目線を合わすように屈む。
:10/06/09 00:20
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
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