ピンクな気分。U
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#881 [のの子]
 
「ありがとうございましたぁ♪」

春子さんまでニコニコ笑ってどうしようもなくなった私。

「‥ありがと。」

私は小さく頭をさげると帽子をかぶった。

「どういたしまして。」

ポンポンと彰君が私の頭に手をおく。

「ふふっ似合ってる、似合ってる♪」

春子さんはそう言いながらクスクス笑って私達の買った商品わビニールに詰めていく。

私はなんでか恥ずかしくて帽子のつばを引っ張って帽子を深くかぶる。
.

⏰:10/06/21 10:22 📱:SH06A3 🆔:HyvEUMMI


#882 [のの子]
 
ドキッ  ドキッ ドキッ

私‥どうしたんだろ?

「ほら、また顔赤くなってる。」

彰君が笑いながらまた私の右のほっぺを摘んだ。

「うっうるふぁいっ‥」

ドキッ  ドキッ  ドキッ

心臓がうるさい。

でも彰君を見つめるとキュッと胸が締め付けられる。

あぁ‥私きっと今彰君を意識してるんだなぁ。

もう私も彼も前とは違う。
.

⏰:10/06/21 15:05 📱:SH06A3 🆔:HyvEUMMI


#883 [のの子]
 
彼の私よりも大きな手は前なら男の人の手と感じていたのに‥

なのに今は

温かくて心地好い。

私は今まで彰君にどう触れてたっけ..

ほっぺを摘む彼の手にそっと手を重ねる。

ドキッ

「さと‥っいってぇ!」

私は手を重ねると彰君の手をつねった。

「あははっべぇーっ!」

「お前なぁ!」
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⏰:10/06/21 15:11 📱:SH06A3 🆔:HyvEUMMI


#884 [のの子]
 
私ってば何考えてんの‥

彰君はまこ姉の彼氏だったのに..

私は竜二君と別れたばっかなのに..

   私、嫌な女だ。

  こんな私嫌だっ‥


でも、ふざけてみても私の胸の心臓は相変わらずうるさかった。

「あなた達アイス溶けるよ?」

「「あ゙っ!!」」
.

⏰:10/06/21 15:16 📱:SH06A3 🆔:HyvEUMMI


#885 [のの子]
千夏Side

―――タッタッタッ

「ハァッハァッ‥ゴホッ‥ハァッうわっ‥」

ドンッ

足がもつれてこける。

ハァッもうダメだ‥疲れたっ

「カァーーッカァーーッ」

ビクッ!

空を見上げると大きな黒い翼を広げた烏が何羽も飛んでいる。

「‥増えたっゴホゴホッ!」

もうちょっとなのに‥

急いで立ち上がろうとする膝に痛みが走る。
.

⏰:10/06/21 15:26 📱:SH06A3 🆔:HyvEUMMI


#886 [のの子]
 
「カァーッカァーッ!!」

バサバサバサッ

っ!

つい足に気を取られていたぼくに向かって、黒い翼を大きく羽ばたかせながら烏が急降下してきた。

バサッ!バサッ!
「うわっ‥やめろっやっ‥痛っやだっ!!」

烏はぼくに大きな翼と足で何度もぶつかってくる。

「っ嫌だっやめろっ!やめっ‥」

どうして‥どうしてぼくばっかこんなめに‥
.

⏰:10/06/22 10:24 📱:SH06A3 🆔:fqbVEA06


#887 [のの子]
 
もうやだ‥

ぼくはただ震える体を丸くして烏から身を守るぐらいしかできない。

ぼくはなんて弱いんだろう。」

ぼくはこの世界にいらない‥だからみんなぼくをいじめるんだ‥

「痛っ‥グスッ‥‥」

「‥千‥くんっ―‥!!」
バサバサバサッ

「―‥千夏くんっ!」
「千夏っ!!」

烏の翼の音と一緒に男女の声が微かに聞こえた。
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⏰:10/06/22 10:37 📱:SH06A3 🆔:fqbVEA06


#888 [のの子]
 
‥だれかいるの?

「カァーッカァーッ!」

バサッバサッ

ぼくは顔を上げる事もできない。

「うわっなんだよこれっ!このっ‥」
「カァーーッ!」

男の人と烏が戦ってるのかその音しか聞こえない。

だれ?

そこにいるのは‥だれ?

烏がぼくへの体当たりしなくなったので顔をゆっくりあげる。

グイッ

「やっぱ千夏君だぁ〜。大丈夫?」

あっ‥この人‥
.

⏰:10/06/22 10:42 📱:SH06A3 🆔:fqbVEA06


#889 [のの子]
 
後ろからぼくをかばうように覆いかぶさって、旬て人の友達のお姉ちゃんは

「もう大丈夫だよ。」

そう言って弱々しく笑った。

温かい‥

ぼくはただお姉ちゃんを見上げる。

「いってぇ!おいっ早くどっか逃げろよ!俺も烏怖ぇんだからっ!」

「あっうん!」
.

⏰:10/06/22 15:33 📱:SH06A3 🆔:fqbVEA06


#890 [のの子]
 
もう一人の男の人が大きな声をあげると、お姉ちゃんは慌てて立ち上がろうとする。

「カァーッカァーッ!」

バサバサバサッ

「聡美っ!」
「きゃっ!っ痛ぁ‥」

ぼくをかばおうとしたお姉ちゃんの腕を烏の爪が引っかいた。

「あ‥‥血がっ‥‥」

「あっちゃ〜、本当だ。」

腕から血がうっすら出ているのを見てぼくは青ざめる。
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⏰:10/06/22 19:30 📱:SH06A3 🆔:fqbVEA06


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