ピンクな気分。U
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#930 [我輩は匿名である]
気まずそうに手を振る聡美の後ろに悪びれもなく欠伸をする彰も見えた。
少しほっとしながら、でも複雑な気持ちで二人を見つめる。
あれっ?
「お帰りーっ‥って遅すぎっ!心配した
「聡美ちゃんっ!」
俺は聡美にかけよると腕を掴む。
「どうしたのっこれ‥?」
掴んだ腕には包帯が巻かれていた。
「あっこれ?これは‥ちょっと怪我して‥でも大丈夫っ!和彦さんの所で消毒もしてもらったしっ!」
「本当だ。ってか彰もじゃん!どうしたんだよ?」
彰を見ると彰も腕に絆創膏を何箇所に貼っていた。
.
:10/07/09 22:10
:SH06A3
:wr0cHXs.
#931 [のの子]
↑我輩は〜になっていますがのの子本人です

「烏と戦った。」
「はっ?カラスってあの鳥のカラスッ?!」
彰と旬達が騒ぐ横で、俺は聡美の腕を掴んだまま包帯を見つめる。
「竜二君、私なら大丈夫だからっね?」
「‥でも包帯までして、怪我ひどいんじゃないの?」
俺はキュッと力を入れる。
「ちょっと切れただけなんだけど一応って和彦さんが‥本当はたいしたことないんだよ?」
「‥ごめんなさい‥お姉ちゃんの、怪我‥ぼくのせい‥」
っ!
「あっ千夏くんっ♪」
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:10/07/09 22:21
:SH06A3
:wr0cHXs.
#932 [のの子]
「‥なんでいんの?」
聡美の後ろに隠れていたのか千夏が急に顔をだす。
「お姉ちゃん‥やっぱりぼく帰
「うわっ千夏いんだけどっ!なんでっ?迷子っ?」
旬がすぐ千夏を見つけると驚いて大きな声をだす。
「ぼく‥」
「千夏が肉食いてーしカレーも食いてーって言うから連れてきた。」
彰が荷物をテーブルに起く。
「別にいいっしょ?」
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:10/07/09 22:30
:SH06A3
:wr0cHXs.
#933 [のの子]
みんな急な事に目が点になる。
「俺はみんながいいなら別にいいよ〜♪」
博也が早速買ってきた荷物をあさりながら言う。
「んー、まぁいいんじゃない?」
「俺もいいよ。」
みんな笑って頷く。
「よしっじゃ今日酒飲んだ俺らを看病する係りは千夏に決定ーっ!」
旬が笑いながら千夏を指差した。
:10/07/09 22:36
:SH06A3
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#934 [のの子]
千夏Side
―――――――
「だぁかぁらぁーっ!俺玉ねぎ嫌いなんだって!」
「ガキじゃねーんだから玉ねぎぐらい食えよっ!」
「玉ねぎ臭くて辛いしっ嫌なのっ!食えないっ!」
「でも千夏は食ってんじゃんかよ!」
ぼくは玉ねぎを掴んだ箸を止める。
「でもじゃねーしっ!千夏は食えても俺は食えないのっ!」
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:10/07/13 13:34
:SH06A3
:m2zw4P1U
#935 [のの子]
旬と博也っていう人が玉ねぎを食べる食べないでさっきからもめている。
「お前最っ低ぇだな。千夏の前でさ‥カッコ悪ぃ。」
「いやいやっ玉ねぎの事でそこまで言われたくねぇんだけど‥」
旬はふんっと博也を無視してぼくの隣に座った。
「千夏、あんな玉ねぎ嫌いで馬鹿で女ったらしで腹黒い奴にはなんなよ‥?」
「聞こえてんだよっテメェはっ!」
ぷっ‥
「‥うん、わかった。」
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:10/07/13 13:41
:SH06A3
:m2zw4P1U
#936 [のの子]
「千夏お前も素直に頷くなっつーのっ!」
博也がぼくをおでこを突く。
「だって‥旬は‥ぼくの先輩、だから‥それにハルが、旬みたくなれって‥」
「はぁっ?ったくハルは旬を買い被りすぎなんだよなぁ。」
不満そうにブツブツと話す博也をじっと見てると、旬がぼくの頭を撫でてきた。
っ?
「千夏は千夏っ!‥それでいいんだよ。」
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:10/07/13 13:45
:SH06A3
:m2zw4P1U
#937 [のの子]
ぼくはぼく‥
「そうだよ、千夏。旬みたくなったら馬鹿にな
「うっせーっ!」
笑いながら博也の頭を掴んで揺さぶる旬は、ぼくとは違うって思った。
ぼくは旬みたく笑えないし、からかい合う友達もいない。
この場にいる皆が笑っている。ぼくを抜かして‥
あっ‥いた‥
ぼくは旬達の横を通ってある人の隣に行く。
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:10/07/20 20:50
:SH06A3
:BmkLtJhU
#938 [のの子]
「ん?何か用?」
ぼくは首を振る。
「え‥っと‥俺子供嫌いじゃないけどさ、こういうの慣れてないっていうか‥」
困ったように笑うその人をぼくはじっと見つめる。
やっぱり‥
初めて見た時からぼくと似ているモノを感じた。
「りゅーじ‥疲れない?」
「別に疲れてないけど‥どうしたんだよ?」
りゅーじはぼくの頭を撫でながら目線を合わせるように座ってくれた。
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:10/07/20 20:58
:SH06A3
:BmkLtJhU
#939 [のの子]
「あっ千夏泣かすなよ〜♪」
後ろから旬の声が聞こえる。
「うるさいっ。」
ふんっと鼻で笑いながら旬を睨むりゅーじは、ぼくに視線を戻す前に気づかれないよう一瞬だけ別の方向を見る。
「りゅーじ‥」
「ん?」
「嘘‥つくの、疲れない‥?」
りゅーじの目がハッキリとぼくを見つめた。
:10/07/20 21:04
:SH06A3
:BmkLtJhU
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