ピンクな気分。U
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#141 [のの子]
「私っ‥永遠なんてないってわかってたのに、ある気がしてた‥」
竜二君と永遠に、
永遠に一緒にいれるって
そう思ってた。
「バカみたいっ‥わかってたのに‥」
結局全てに永遠なんてない。
時間にも、命にもタイムリミットはある。
ポロッ
また溢れ出した涙が頬をつたう。
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:09/10/30 20:55
:SH06A3
:cpOf21Ts
#142 [のの子]
「でもっそれじゃっ‥それじゃあまりにも寂しいじゃないっ?哀しいじゃんっ?」
永遠なんてない。
‥‥だから仕方がない。
そう納得できたらどんなに楽なんだろう。
でも
私が竜二君を好きになって、彼と一緒に過ごした時間が過去になっていく今も
あの時の私は幸せで愛されてたってそう思える。
納得してしまったらあの時を全部否定するようで、
あまりにも哀しすぎる。
永遠なんてない。
でも永遠の愛を信じてた。
竜二君が好きだった。
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:09/10/30 21:38
:SH06A3
:cpOf21Ts
#143 [のの子]
「聡美っ‥」
握っていた手を支えに私はうなだれるように体を曲げる。
それと同時に涙が地面にボロボロと落ちていく。
「ッ‥好きだったのぉっ‥本当にっ好きでっ‥大好きだったのぉ‥」
グイッ
「わかった‥わかったから。」
それでも私は彰君の胸の中で何度も何度も叫んだ。
私の涙が彰君の胸に大きな染みを作る‥
もう竜二君に届かない言葉は、夏の街のざわめきと彰君の胸に消えていった。
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:09/10/31 00:15
:SH06A3
:jvctchn.
#144 [のの子]
彰Side
「あっここ左‥」
「ん?あぁ。」
聡美が真っ直ぐ進もうとした俺の裾を掴み左を指差す。
結局あの後聡美を一人で送るのは心配で送る事になった俺だが、聡美に案内されながら歩いている。
「うぅ〜目痛いよぉ‥喉も痛ぁい。」
目を手で押さえながら聡美が口を尖らせる。
「そりゃあんだけ泣いてデカい声だせばなるだろ。ってかちゃんと前見て歩けよ。」
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:09/10/31 00:30
:SH06A3
:jvctchn.
#145 [のの子]
「はぁい‥」
うぅっと唸ると恥ずかしそうに目から手を離す。
赤くなって腫れた目は今も潤んでいて、キラキラ光ってるようにも見える。
「はぁっ‥こんな顔で帰ったらみんな驚くだろうなぁ。」
「服も男物着てるしな。」
「あっそうだよね。」
うーん、とTシャツを引っ張ってどうしようか考える姿からはさっきよりは元気になったように見える。
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:09/10/31 17:54
:SH06A3
:jvctchn.
#146 [のの子]
もう吹っ切れた。‥って訳ではないだろう。
でもどことなくスッキリしたみたいなのはわかる。
「あっ!彰君、宿題のプリント。私のと混ざってたよ。」
「あぁ〜、忘れてた。」
そういや竜二にメールで言われたんだっけ。
「サンキュ。ってクシャクシャだな‥」
バッグから出されたプリントは誰が見てもクシャクシャで、若干破けてる。
「ごっごめんねっ?構わずバッグに入れちゃったから‥でもほらっ私のもこんなクシャクシャ!」
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:09/10/31 20:14
:SH06A3
:jvctchn.
#147 [のの子]
そう言って見せてきたプリントは確かに俺と同じぐらいクシャクシャだった。
「別にいいけど。」
きっとその時はそんな事に気使ってる余裕なんてなかったんだろうし‥
ごめんね、とまたクシャクシャのプリントをバッグに入れるその姿が聡美をより小さく見せる。
「お前さぁ‥平気なの?」
「えっ何が?竜二君の事?」
「うん。」
聡美は俺の横を歩きながら首を傾げる。
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:09/10/31 20:24
:SH06A3
:jvctchn.
#148 [のの子]
「うーん‥もうどうしようもないし、とりあえず落ち着いた感じ?それに超泣いたしね。」
へへっと恥ずかしそうに笑う。
「これから夏休みで良かった。会わないですむし‥さすがに会ったらまだ凹むから。でも明日から暇だよ〜。」
バッグを大きく揺らしながら聡美が一歩先を歩く。
「‥竜二の事は?まだ好きっしょ?」
「うん。でもこれからは友達、になれるのかな?」
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:09/10/31 20:34
:SH06A3
:jvctchn.
#149 [のの子]
「‥なれたらいいなぁ。」
聡美の背中からは寂しがってるのが伝わってくる。
「バーベキューとかどうすんだよ。」
「ん〜‥やっぱ私行かない方がいい?みんな気使うよねぇ。」
振り返る聡美が困ったように笑う。
ってかさっきからなにヘラヘラ笑ってんだよっ‥
「お前さぁ、あんだけ俺の前で泣いてんだから強がんなよっ。逆にイライラする。」
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:09/10/31 20:42
:SH06A3
:jvctchn.
#150 [のの子]
聡美の頭をグッと押すと聡美がよろける。
「ったく‥バカ女。」
「‥バカって言うなぁ、バカ。」
聡美が弱々しいパンチを俺の腹にいれる。
「バーベキューも来いよ。何かあったら俺が責任持って面倒見てやるから。」
「‥ありがと、あっきー。」
聡美が笑いながら照れ隠しなのか相変わらずパンチをいれてくる。
「‥あっきーって人前で呼ぶなよ。」
「はぁい。あっきー♪」
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:09/10/31 20:55
:SH06A3
:jvctchn.
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