ピンクな気分。U
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#171 [のの子]
 
「泣くぐらいなら聡美手放さなきゃ良かったじゃん。」

「‥なんのこと?」

俺を見下すように見下ろす彰を俺は笑いながら見上げる。

「目赤くなってんのバレバレ‥じゃーな。」

っ‥!

彰達が出ていくと、重苦しさのなくなった部屋に風がはいる。

せっかくワックスも何もつけないで目元ら返を隠してたのに‥バレバレだったわけか。

「本当ムカつく奴。」

テーブルに肘をついて目元を触るとヒリヒリして痛かった。

⏰:09/11/04 01:03 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#172 [のの子]
彰Side

「はぁ〜〜っ‥」

旬がデカいため息をつく。

「うわっやめてよ。俺らの幸せまで逃げそう。」

博也が旬からササッと離れて俺にくっつく。

「だってさぁ、やっぱショックじゃんっ?!あの二人が別れたの‥」

旬が肩を落とすようにまたため息をつく。

「まだ言ってんのぉ?もうしょうがねぇじゃんっ。‥そりゃちょっと寂しいけどさ〜。ねぇ?」

博也が俺の肩に手を置いて叩く。

「まぁな。」

あの二人は確かにバカップルなとこもあったけどその場を明るくしてくれる二人でもあった。
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⏰:09/11/04 11:12 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#173 [のの子]
 
「復活はないのかな?聡美ちゃん何か言ってなかったの?」

旬まで俺にくっついてじっと俺を見つめてくる。

「‥‥言ってなかった。ってか重いっ!離れろっ!」

二人をはがすように旬や博也の手を掴むと、フクがボーッと前を向いたまま歩いてるのが視界に入った。



「フク?どうした?」
.

⏰:09/11/04 11:16 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#174 [のの子]
 
「えっいや‥なんでもないよ?ごめん、ごめん。」

フクがそう言って笑いながらまた前を向く。

‥‥?

「あの二人が別れたのがそんなショック?」

博也達をはがしながら俺はフクを見つめる。

「えっ‥いやそういう訳じゃないよ。」

「フクってなにげ聡美ちゃんに優しかったし〜‥聡美ちゃんの事好きだったりしてぇ?♪」

博也が今度は後ろから俺の首に腕を絡ませる。

だから苦しいっつーの。

「っ!違うよ。好きとかじゃなくって‥ってかその‥‥」

フクが顔を赤くして否定する姿を見て俺はまた苦しくなった。
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⏰:09/11/04 11:24 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#175 [のの子]
 
えっフク‥マジで‥‥?

絶対三人ともフクを見つめて思ったはず。

「実はさ、俺言おうかすごい悩んだんだけど‥さっきはやっぱあの状況じゃ言いにくかったし‥でも言っといた方がいいと思って‥」

フクが頭をかきながら顔を赤くする姿なんて滅多に見れない。

俺達三人は嫌な予感を胸に固まる。

聡美の事が好きなんです、とか無しだかんな!

そんな空気をかもしだす俺を余所にフクを手で口元を隠してボソッと呟く。


「‥えっと‥桃と付き合う事に‥なったんだ。」

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⏰:09/11/04 11:30 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#176 [のの子]
聡美Side

「え゙ぇっ!!!本当にっ?いつっ?いつからっ?」

さっきとは逆転して今度は私が周りを気にせず大きな声を出す。

「‥昨日。」

桃は恥ずかしそうにモジモジ指をいじる。

「昨日っ?!なんでっ?どっちから?」

「えぇ〜‥フクから?いや私からかなぁ?わかんないよぉ。」

桃がピンクに染まるほっぺを膨らます。

昨日って‥神様ってなんて残酷なのよ。
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⏰:09/11/04 19:33 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#177 [のの子]
 
私と竜二君が別れた日が親友の桃とフクの記念日になるなんて‥

あぁなんか気が遠くなる。

「聡美に言おうか悩んだんだけどぉ、親友だしフクとも相談してやっぱ言っとこうってなってぇ。‥ごめんね?」

桃が上目遣いで申し訳なさそうに手を合わせて謝る姿が、私にはまるで合掌されてるみたく感じた。

「あはは‥なんかこっちこそごめんだよぉ。でも良かったぁ♪本当良かったね♪」

⏰:09/11/04 19:38 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#178 [のの子]
 
うん。これは本当の気持ち。

「で、どっちからなの?♪」

私が見を乗り出して聞くと、桃は照れながら話してくれた。

「昨日ね、フクと二人で遊んでたの。でねっバーベキューの話になってね、そこ流れ星が見えてすごい星がキレイなんだってぇ♪」

ニコニコと幸せそうに笑う桃を見つめながら私はうんうん、っと笑いながら頷く。

「私が流れ星に願い事しようって言ってねぇ‥そしたらフクが去年俺もしたって言って〜♪」

昨日の事を思い出してるのか桃のほっぺがどんどんピンクに染まる。

⏰:09/11/04 22:01 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#179 [のの子]
 
「へぇ〜♪フクってロマンチストなんだ。」

流れ星に向かって手を組むフクを想像して私はクスクス笑う。

「あっでもフクだけじゃなくてみんなでしたらしいよぉ?それでね‥」

みんなで‥

その時、竜二君は何をお願いしたんだろう?

彰君も何を願ったのかな‥

「何をお願いしたのって聞いたら〜‥」

桃がニヤニヤしながら私をじっと見つめる。



「『桃が俺の事好きになりますように』だって〜!!♪もう恥ずかしくないっ?そんなの願っちゃうなんてかーわーいーいー♪♪」


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⏰:09/11/04 22:08 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


#180 [のの子]
 
「うそぉ!それってじゃぁフクも去年の夏から桃の事が好きだったって事?」

「そうっ!そうなのぉ♪で、私が『そのお願い事叶ってるよ?』って‥うわ〜っ私もかなり恥ずかしい事言ってるよねぇ。」

桃がほっぺに手をあてて恥ずかしそうに俯く。

全く二人して可愛いなぁ。

「おめでとう、桃。」

私が桃の頭を撫でると桃は照れるように笑った。


昨日の私はどん底に落とされたような気分だったけど、こんなにも幸せそうな笑顔を見ると私の心が温まる気がした。
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⏰:09/11/04 22:16 📱:SH06A3 🆔:iJ6lP1Dk


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