ピンクな気分。U
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#191 [のの子]
 
「おっお取り込み中ならまたかけ直しますっ!」

「えっ?そっか‥さとちゃんに失礼だよね。りょーうっ!俺ちょっと電話してくるねぇ。さとちゃんからなんだぁ♪」

「わかった〜。オラッ!さとちゃんによろしく〜。」

昇さんが言う亮って人は副総長の高橋亮さん。

亮さんにも昔かまってもらったりしてたな。

「‥あの〜なんか急に電話しちゃってすみませんでした。」

「だから大丈夫だって。はぁっそれより昨日はあの後大丈夫だった?」

少し息切れをする昇さん。

「はい。大丈夫でした。」

⏰:09/11/05 23:43 📱:SH06A3 🆔:fH9jZASQ


#192 [のの子]
 
「なら良かった。今日何してたの?」

「えっと友達と会ったり色々です。」

へぇっと笑う昇さんは他にも色々質問してきた。

「今日何時に起きた?」
「ご飯食べた?」
「明日の予定は?」‥‥

なんでこんなに質問するんだろうと思ってると、

「そっか。大丈夫そうだね。」

その言葉ですぐにわかった。

心配してくれてるんだって。

⏰:09/11/05 23:50 📱:SH06A3 🆔:fH9jZASQ


#193 [のの子]
 
「心配かけてしまったみたいですみませんっ。あの今度洋服返しに行きますね。」

「いえいえ♪俺頼られるの嫌いじゃないから。」

さすが総長。

「亮もね、さとちゃんに会いたがってたよ。声も聞きたいって‥今度は三人で会おうよ?きっと楽しいからさ。」

胸のモヤモヤが晴れて暖かくなるのを感じる。

「はい‥」

それじゃ戻るね、と言って昇さんと短い電話は終わった。
.

⏰:09/11/05 23:56 📱:SH06A3 🆔:fH9jZASQ


#194 [のの子]
 
さっきまであった胸のモヤモヤはきれいになくなっていた。

心配してくれる人がいるのは幸せものの証だ。

お母さんやお姉ちゃんはもちろん、桃とフクも言おうかすごい悩んでくれたと思う。

竜二君がいなくなった寂しさや悲しみは、たぶん誰にも埋められない。

でも私は一人なわけじゃない。私を想ってくれる人はたくさんいる。

‥きっと彼もそうなんだろうな。

カチッ カチッ

♪〜♪〜♪

「もしもし?」

「あっ彰君?何してるの?」

⏰:09/11/06 10:55 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#195 [のの子]
彰Side

聡美からかかってきた電話は得に対した内容じゃなかった。
まぁ日常会話ってやつ?

でもなんだかんだずっと話がつきなくて、結局もう1時間は電話してる。

「そうなんだぁ。私はあんま好きじゃないかも。」

「えっあいつら面白いじゃん!」

「うーん‥だったら最近出てきたアップダウンの方が好きだな♪」

「あぁ〜。あいつらも面白いけどさぁ‥」

1時間も電話して話してるのは最近のお笑いの話。

くだらない。

くだらないけど、今までこんなに話さなかった分意外に楽しかったりする。

⏰:09/11/06 19:06 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#196 [のの子]
 
聡美の事を全然知らなかったって事でもあるけどね。

「なんか話つきないね。」

聡美がクスクス笑う。

「確かに‥今まであんまこういう話しなかったしな。」

「だよねっ。なんでだろ?」

そりゃお前には竜二がいたからだろ。

なんて言いたくなったのを我慢して俺もなんでかねぇ、っと笑う。
.

⏰:09/11/06 19:14 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#197 [のの子]
 
「私達って知ってるようで何も知らなかったみたいだね。‥ちょっと寂しい。」

寂しいとか言いながら聡美はまたクスクス笑う。

「ん〜‥まぁ人間関係ってそういうもんだろ。知られたくなかったら話さない‥秘密は誰でも持ってる。」

「‥そうだよね。」

そう言う聡美の声はどこか寂しそうなのがわかった。



「どうかした?」

「えっ‥う〜ん。彰君の秘密って何かなぁって思って。」

⏰:09/11/06 22:06 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#198 [のの子]
 
‥‥秘密か。

頭に浮かぶの真琴のこと。

でも俺の秘密をこいつに話してどうなるんだろう?

俺の真琴への気持ちは何も変わらない。

あえて変わるというなら、こいつが俺に同情の目を向けるようになるぐらいだ。

「‥‥教えたくない。」

教えないんじゃなくて、教えたくない。

そんな言葉が出てきた。

「そっか。」

‥案外あっさりだな。

しつこく聞かれるかもしれないと思ってた俺に、聡美はそれ以上聞いてはこなかった。

⏰:09/11/06 22:14 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#199 [のの子]
 
何考えてんだこいつ‥

「お前は秘密あんの?」

聡美に秘密ってほどの何かがあるようには感じなかったけど、質問を仕返してみた。

「私っ?私か〜‥秘密にはしてないんだけどね、話してない事はあるんだぁ。」

それが世にいう秘密じゃねぇの?

「じゃ秘密にしてないなら教えてよ。」

俺はちょっと笑いながら聡美をからかうように言う。

「えぇ〜‥うーん‥たぶんこれ聞いたら彰君暗くなるよ?」

⏰:09/11/06 22:23 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


#200 [のの子]
 
あはは、と笑う聡美の声はいつもより高い声じゃなくてどことなく暗く影を感じた。

「暗い話なの?」

「うーん‥たぶん暗い。」
たぶんて曖昧だなっ。

「悲しい話?」

「うん。」

‥なんだよっそれ。軽い気持ちで聞いたのにリアルな秘密かよっ。

「あぁ〜‥じゃダメ。秘密話終わりっ。」

気まずい俺は頭をかく。

⏰:09/11/06 22:32 📱:SH06A3 🆔:0DrbgGt6


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