ピンクな気分。U
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#196 [のの子]
聡美の事を全然知らなかったって事でもあるけどね。
「なんか話つきないね。」
聡美がクスクス笑う。
「確かに‥今まであんまこういう話しなかったしな。」
「だよねっ。なんでだろ?」
そりゃお前には竜二がいたからだろ。
なんて言いたくなったのを我慢して俺もなんでかねぇ、っと笑う。
.
:09/11/06 19:14
:SH06A3
:0DrbgGt6
#197 [のの子]
「私達って知ってるようで何も知らなかったみたいだね。‥ちょっと寂しい。」
寂しいとか言いながら聡美はまたクスクス笑う。
「ん〜‥まぁ人間関係ってそういうもんだろ。知られたくなかったら話さない‥秘密は誰でも持ってる。」
「‥そうだよね。」
そう言う聡美の声はどこか寂しそうなのがわかった。
?
「どうかした?」
「えっ‥う〜ん。彰君の秘密って何かなぁって思って。」
:09/11/06 22:06
:SH06A3
:0DrbgGt6
#198 [のの子]
‥‥秘密か。
頭に浮かぶの真琴のこと。
でも俺の秘密をこいつに話してどうなるんだろう?
俺の真琴への気持ちは何も変わらない。
あえて変わるというなら、こいつが俺に同情の目を向けるようになるぐらいだ。
「‥‥教えたくない。」
教えないんじゃなくて、教えたくない。
そんな言葉が出てきた。
「そっか。」
‥案外あっさりだな。
しつこく聞かれるかもしれないと思ってた俺に、聡美はそれ以上聞いてはこなかった。
:09/11/06 22:14
:SH06A3
:0DrbgGt6
#199 [のの子]
何考えてんだこいつ‥
「お前は秘密あんの?」
聡美に秘密ってほどの何かがあるようには感じなかったけど、質問を仕返してみた。
「私っ?私か〜‥秘密にはしてないんだけどね、話してない事はあるんだぁ。」
それが世にいう秘密じゃねぇの?
「じゃ秘密にしてないなら教えてよ。」
俺はちょっと笑いながら聡美をからかうように言う。
「えぇ〜‥うーん‥たぶんこれ聞いたら彰君暗くなるよ?」
:09/11/06 22:23
:SH06A3
:0DrbgGt6
#200 [のの子]
あはは、と笑う聡美の声はいつもより高い声じゃなくてどことなく暗く影を感じた。
「暗い話なの?」
「うーん‥たぶん暗い。」
たぶんて曖昧だなっ。
「悲しい話?」
「うん。」
‥なんだよっそれ。軽い気持ちで聞いたのにリアルな秘密かよっ。
「あぁ〜‥じゃダメ。秘密話終わりっ。」
気まずい俺は頭をかく。
:09/11/06 22:32
:SH06A3
:0DrbgGt6
#201 [のの子]
「えっなんかすでに暗くなっちゃった?ごっごめんね?今のは忘れてください。」
聡美も慌てて謝り出す。
「だから終わりだって言ってんじゃん。ったく、次謝ったら電話切るぞ?!」
部屋で電話をしてた俺はベッドにねっころがる。
‥いや、マジそろそろ切った方がいいんじゃね?
「あっ‥ってか電話代あるしマジそろそろ切る?」
切るぞって脅しときながらもう一回聞く。
「あぁ〜‥そうだよね。なんか長電話しちゃってごめんね?」
あっ謝ったよ、こいつ。
切らなきゃじゃん。
:09/11/06 22:39
:SH06A3
:0DrbgGt6
#202 [のの子]
ふっとそんな事を思った。
「いいよ。じゃまたな。」
「あっうん。またね。」
‥‥‥‥‥
こういう時のどっちが先に切るかっていうタイミングが分からない俺は、携帯を耳につけたまま静かに終わりを待つ。
「あのさぁ‥」
.
:09/11/06 22:46
:SH06A3
:0DrbgGt6
#203 [のの子]
なかなか終わらないので、ついまた話し出す。
「‥ぷっ‥‥なぁに?」
聡美が待ってましたと言わんばかりにクスクス笑い出す。
こいつっ‥
ちょっと気恥ずかしいのを我慢して俺は天井を見つめながら一息吐く。
「‥またこういう風に電話しない?」
「えっ?」
聡美は驚いたのかクスクス笑う声が止まる。
「別に暇つぶしでもいいし。」
ドキ ドキ
うわ‥また来たこの感じ‥
今まで一定のリズムをとっていた俺の心臓がボリュームを上げて体中に響く。
.
:09/11/06 22:59
:SH06A3
:0DrbgGt6
#204 [のの子]
「‥うんっ、彰君からもしてくれるならいいよ。私ばっかかけてたらなんかストーカーみたいだし?」
「あぁ、するする。」
また笑う声が聞こえると俺の心臓も大人しくなっていく。
「なんか私彼氏いなくなって暇人だからありがたいよ〜‥なぁんちゃって♪」
ドクンッ
確かに聡美の隣から竜二がいなくなったせいか俺の聡美への壁がなくなってきている気が‥
「彰君今の笑うところっ!‥自分で言うの凹むんだからぁ。」
.
:09/11/07 21:08
:SH06A3
:yGDc2Ssk
#205 [のの子]
「あっあぁ‥ご愁傷様です。ってかマジそろそろ切るから。」
「うわ〜ひどぉいっ。自己チュー‥」
聡美の拗ねた声が聞こえる。
本当子供だな。
聡美と祐輔が会ったらどうなるか考えると笑える。
「じゃまた電話するわ。」
「はぁい。私もできたらするねっ。‥彰君、ありがと。」
ん?
そのあとすぐじゃあと言って先に切ったのは聡美だった。
:09/11/10 21:58
:SH06A3
:wd45sfUs
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