ピンクな気分。U
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#251 [のの子]
なんか俺‥こいつに振り回されただけ?
「なんか切ねぇー‥」
「ん?なになにっ?あっ彰君もアイス一口食べる?ほらっあーん♪」
ストロベリーのアイスをスプーンにとって俺の口の前で止める。
「‥‥‥‥‥‥。」
‥だからっ‥‥こういうのを普通にすんのがバカだって言ってんのにわかんねぇ奴だなぁ‥
「あれ‥あーんは?ストロベリー嫌い?」
「別に嫌いじゃ‥っ!!
「あはははっスキありー♪」
俺が口を開けるのを待ってたのか、俺の口の中にはストロベリーの香りが広がった。
:09/11/20 19:57
:SH06A3
:aiFLMgyA
#252 [のの子]
「急に口に入れんな!
「でも美味しいでしょ?」
聡美がニコニコ笑いながらまたあーんと俺の口にアイスを運んできた。
自然に俺も口を開ける。
「んっまぁ美味いけど〜‥これ間接キスじゃね?」
ピタッ
今度は自分の口にアイスを運んだ手がピタリと止まる。
「ちっ‥違うよ!」
「‥いや〜そうだろ。」
「違うもん!全然違うしねっ!」
「お前今まで食べてたスプーンで俺の口に入れただろうが!」
「うっ‥ち違うやつ使ったもんね!」
.
:09/11/20 20:08
:SH06A3
:aiFLMgyA
#253 [のの子]
顔を真っ赤にしてムキになる聡美を見て、つい俺もムキになる。
「じゃそのスプーンで今お前食ったよな?!それ俺が使ったやつだしっ。やっぱ間接キスじゃん。」
聡美の手にあるスプーンを指差してふんっと笑う。
「‥‥また彰君とキスしちゃったぁ。彰君の変態〜!」
聡美が顔を赤くしながらジタバタと足を鳴らす。
「誰が変態だっコラ。お前からやってきたんだろ?ってかアイス溶けますけど。」
アイスを見るとストロベリーのピンクの液体が揺れていた。
.
:09/11/20 20:18
:SH06A3
:aiFLMgyA
#254 [のの子]
「‥‥でもぉっ‥。」
チラッと俺を見つめる聡美に俺は笑う。
「ぷっ‥もったいない事すんなよ。ただの間接キスじゃん。」
聡美の髪をクシクシャと撫でるとほっぺを赤くした聡美がそうだけど、っと小さな声で呟いた。
「やっぱ彰君食べて?私もうごちそうさま‥」
「えぇっ‥なんかもろに嫌がられてんのもショックなんだけど。」
「嫌とかじゃなくってぇ‥はっ恥ずかしいの!もうっほら食べて食べてっ!」
.
:09/11/20 20:32
:SH06A3
:aiFLMgyA
#255 [のの子]
無理矢理アイスとスプーンを渡された俺を置いて歩き出す聡美。
「‥それ言われたらこっちも恥ずかしくなるっつーの。」
柔らかくなったアイスを口に運ぶ。
甘い‥
「ストロベリー好き?」
「ん‥まぁ好き。」
「私も好き。」
エヘヘッと笑う聡美を横に俺はアイスを食べる。
「ストロベリーの色とか甘酸っぱさって恋と似てません?」
何を言い出すんだ、こいつは‥
:09/11/20 20:38
:SH06A3
:aiFLMgyA
#256 [のの子]
「あぁ〜‥どうかねぇ。」
「そうだよぉ!」
「だってわかんねぇもん。俺男の子だしー。」
そんな事を言いながらあっという間にアイスを食べきった。
「男の子でも恋した事ぐらいあるでしょ?」
恋ねぇ...
真琴がいた時の事を思い出しそうになったけど恋とは掛け離れた哀しみ込み上げてきて頭から消す。
「‥恋ってどんなんか忘れたぁ。」
「なにそれぇ〜!恋っていうのはねぇ‥
「竜二としか付き合った事ないくせに偉そうにすんな。」
.
:09/11/21 20:19
:SH06A3
:YU5ZlOkM
#257 [のの子]
コツン、と頭を叩くと聡美はまたほっぺを赤くしてムスッとした。
「そりゃ私も教えてもらった言葉だけどぉ‥」
「なら余計に偉そうにすんなっつーの。」
どうせ変なロマンチストな女から聞いたんだろう。
「えぇ〜‥でもこれ聞いてすごいって思っちゃったよわたしっ!」
もう話したくてしょうがないって顔をして俺を見つめる聡美。
っ‥しょうがねぇなぁ。
「じゃ試しに言ってみ?」
俺がそう言うと聡美の表情が明るくな
「えっとね‥えっと〜」
:09/11/21 20:40
:SH06A3
:YU5ZlOkM
#258 [のの子]
『恋をすると二つの感情が生まれるの。
自分勝手な考えや相手に押し付けてしまう欲、
それを色で例えるなら
情熱的な赤。
それとは逆に相手の気持ちを想ったり、嫌われないよう自分を守ったりする思いやり、
それは色で言うと純粋な白。
この二つがそろって恋なんだって。
だから恋をすると‥‥』
.
:09/11/21 20:42
:SH06A3
:YU5ZlOkM
#259 [のの子]
「―‥ピンクな気分になる。』って‥なんかすごくないっ?私そうなんだって納得しちゃったもん!」
あははと笑う彼女を俺は立ち止まってじっと見つめる。
なんで‥
「あれ、彰君?」
俺を不思議そうに見つめるこいつは
‥誰だ?
なんでその言葉を
お前が知ってるんだよ。
お前は真琴じゃないだろ?
聡美だろ?
――――――ポロッ
聡美が話した言葉は、
真琴がいつか俺に教えてくれた言葉だった。
『ピンクな気分』
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:09/11/21 20:56
:SH06A3
:YU5ZlOkM
#260 [のの子]
『えっ?』
『ねぇねぇ、ピンクな気分って知ってる?』
真琴が俺の横に座る。
『知らない。なにそれ?』
『ピンクな気分っていうのはぁ〜‥―――』
―――
『だからピンクな気分。わかる?』
『ふーん‥アンタが意外にロマンチストって事はわかった。』
バシッ
俺がクスクス笑うと真琴が頭を思いっ切り叩いてきた。
『アホ。』
.
:09/11/22 19:55
:SH06A3
:8iTaxRrU
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