ピンクな気分。U
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#282 [のの子]
「‥なんでですか?いつから知り合いだったんですか?」
私は相変わらず昇さんの目を見れないのに、はっきりと質問する。
「ん〜‥それはちょっと言いにくいというか、少年から聞いてほしいんだけどなぁ。」
少年。
昇さんは彰君を時々少年って呼ぶ。
「彰君は私がまこ姉の妹だって知らなかったんです‥でも、たぶん今日‥気付いたと思います‥」
「そっか。」
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:09/11/26 09:20
:SH06A3
:TD34CvsU
#283 [のの子]
「知られたくなかった?」
違う、と頭を左右にふって否定する。
「じゃ教えてあげれば良かったじゃん。真琴は自分の姉貴だって‥」
また私は左右に頭をふる。
「さとちゃ
「私っ‥私まだ恐いんです。話せるようになった時の‥周りの冷たい目や言葉がっ‥」
乗り越えたと思ってた。
全ての人じゃなくていい
私の気持ちをわかってくれる人が少しでもいてくれたらそれでいいんだって‥
でも、やっぱり人に冷たくされるのは辛くて恐い。
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:09/11/26 09:30
:SH06A3
:TD34CvsU
#284 [のの子]
それが深い関係な分、恐くて仕方がない。
間違えれば、その人を失うのだから‥
「彰君を信じてない訳じゃなくって‥どうしても、失う恐さの方が勝つんですっ。」
「さとちゃん‥」
昇さんが複雑そうな目で私を見つめる。
「一人になりたくないっ‥」
そう呟くと一粒の涙が落ちていった。
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:09/11/26 09:39
:SH06A3
:TD34CvsU
#285 [のの子]
ポロポロと落ちる涙を隠すように俯く。
「‥似てるなぁ。」
「えっ?」
顔を少し上げると昇さんは優しく笑っていた。
「さとちゃんと少年。そっくり。」
彰君と‥私が?
「俺から言えるのはね、さとちゃん‥あいつはさとちゃんの気持ちわかってくれると思うよ?もしかしたらさとちゃんの気持ちを1番理解できる奴かもしれない。」
昇さんはそう言いながら少し悲しげな目で私を見つめる。
:09/11/26 20:25
:SH06A3
:TD34CvsU
#286 [のの子]
「どうして‥ですか?」
涙を拭きながら昇さんを見つめる。
「二人の間には、同じ悲しみがあるから。」
「同じ悲しみって‥まこ姉?」
昇さんはアイスティーを一口飲むとソファーに寄り掛かる。
「‥あの当時さ、少年と真琴は付き合ってたんだよ。」
っ!
「えっ‥彰君と‥まこ姉がですが?」
「うん。詳しくはあいつから聞いてほしいんだけど‥」
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:09/11/26 20:31
:SH06A3
:TD34CvsU
#287 [のの子]
「そんな二人がっ‥」
っ!
「あっでも‥彰君の元カノさんが‥交通事故で亡くなったって聞いた事が‥」
そんな‥
こんな偶然があっていいの?
彼を苦しめていた過去の鎖が私にも繋がっていた。
『お前真琴の‥‥』
彰君が真琴と優しく呼んだのは、愛していた彼女の呼び方だったんだ。
.
:09/11/26 20:42
:SH06A3
:TD34CvsU
#288 [のの子]
ドクン
「まるで運命だよね、二人が出会うなんて‥俺も少年とさとちゃんが知り合いだって知った時マジでゾクッときたもん。」
ドクン
「そんなっ私‥もう彰君と会えないですっ‥」
妹と知った今、もう私の後ろにまこ姉を見るだろう。
きっと今度私までも彼を苦しめる鎖になるんだ。
「‥彰とさとちゃんは本当そっくりだよ。二人だからこそわかり合える事もあると思う。」
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:09/11/26 20:48
:SH06A3
:TD34CvsU
#289 [のの子]
「でもっ‥きっと苦しめ合うだけです。もう友達じゃいれません‥」
私は両手で顔を覆い隠す。
「‥お前らはいつまでそうしてんだよっ!」
ビクッ
静かな喫茶店内に昇さんの声が響く。
「死んだ真琴にいつまで気使ってんだっ!真琴が死んだのはもう過去なんだよっ。俺達は『今』を生きて進むしかないんだっ!」
昇さんが私の顔をグッと掴む。
「過去に捕われるなよ。今について考えて、未来を見ろ。」
:09/11/26 21:00
:SH06A3
:TD34CvsU
#290 [のの子]
「そうしなきゃ、真琴が可哀相だろう‥」
‥‥‥お姉ちゃん、
なんで死んじゃったの?
お姉ちゃんにも
未来があったでしょ?
どんな気持ちで
死んでいったの?
今の私達を見て
‥どう思ってる?
.
:09/11/27 20:17
:SH06A3
:gXf8stAU
#291 [のの子]
『二人揃ってバカじゃないのぉ?』
きっとムスッとしながら
笑うんだろうな。
まこ姉なら、きっと..
.
:09/11/27 20:21
:SH06A3
:gXf8stAU
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