ピンクな気分。U
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#296 [のの子]
 
「いやっでも真剣な話なんですよ。お願いしますっ。」

「真剣な話ってなんだよ。」

「それはっ‥」

今言ったらこの人はぐらかして逃げるかも‥

そんな事が頭に浮かぶ。

「言わないなら会わない。」

ガキかよっ‥!

「‥‥聡美の事です。」


「はぁっ?さとちゃん?」
.

⏰:09/11/27 20:44 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#297 [のの子]
 
「ふーん‥わかった。じゃ時間と場所は俺が決めるから。」

「わかりました。」

「じゃまた連絡するわ。」

そういって切った電話から15分後、昇さんから来たメールは

――――――

やっぱ会えない。
代わりに亮が行く。

――――――

「はぁっ?‥んだよっ。」


そんなこんなで俺は今亮さんと会っている。

⏰:09/11/27 20:54 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#298 [のの子]
――――――

「なんか悪いな、昇指名だったのにさぁ。」

俺の横を歩きながらタバコを吸いはじめた亮さん。

まだタバコ吸ってんのか‥

「別に‥俺の知りたい事を亮さんが知ってるなら昇さんでも亮さんでも、どちらでもいいですから。」

「ふっ相変わらず生意気だな‥」

タバコを片手に笑う姿は俺から見てもかっこいい。

亮さんは昇さん率いるスノードロップのNo.2、つまり副総長だ。

正直、昇さんよりも冷静でしっかりしてる。

⏰:09/11/28 11:17 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#299 [のの子]
 
髪は真っ黒で前髪の一カ所だけ金のメッシュを入れてるのが印象的。

―――

「そろそろなんだけど‥あっここでもいい?」

昇さんが指差したのは

「ここは‥?」

「昇ん家。あいつもいつか帰ってくるし、それまで俺が聞いてやるよ。」

そう言って取り出したのは銀色の鍵。

「合い鍵貰っちゃった♪」

笑いながら昇さんの部屋のドアに鍵をさす。

⏰:09/11/28 22:04 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#300 [のの子]
 
×昇さんが指差したのは
○亮さんが指差したのは
.

⏰:09/11/28 22:23 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#301 [のの子]
 
初めて昇さん家に来た‥

カチャ

「ようこそ昇ん家へ〜。暑いしクーラーつけようぜぇ。」

ズカズカと部屋に入っていく亮さんに続けて、俺は遠慮がちに入っていく。

「何か飲む?」

「えっ?えっと‥」

「烏龍茶かコーラどっちがいい?」

「じゃ烏龍茶で。」

亮さんは手慣れた手つきで冷蔵庫やグラスを取り出す。

⏰:09/11/28 22:35 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#302 [のの子]
 
「座れば?」

烏龍茶を手に亮さんが窓の近くに座った。

「ども‥」

俺は亮さんと向かい合うように座る。

「それで?話って何?」

亮さんが俺をじっと見つめる。

ドクン

「‥亮さんは二ノ宮聡美って知ってますか?」

俺も真っ直ぐ亮さんを見つめる。

⏰:09/11/28 23:35 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#303 [のの子]
 
「‥知ってるよ。」

亮さんがテーブルに肘をつく。

「そいつ俺の友達なんです。前に昇さんとも駅前で会って‥」

「あぁ聞いた聞いた。なんかさとちゃんを昇から守ったらしいじゃん?」

クスクス笑う亮さんとは逆に俺の頭にあったのは

『さとちゃん』

昇さんも同じ呼び方だった‥

「聡美とはいつから知り合いなんですか?」
.

⏰:09/11/28 23:44 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#304 [のの子]
 
ドクン

「いつって‥二年ぐらい前かな。確かお前と同じ時期ぐらいに初めて会った。」

灰皿のない昇さんの部屋に、亮さんが吸っているタバコの煙が溶け込んでいく。

ドクン

「あのっ‥聡美って‥」

「なに?」

「いや‥あの‥‥あいつは真琴の‥妹、ですか?」

「はっ?」

ストレートにぶつけた俺の質問に驚くこの人は、どう返してくる気だろう。

⏰:09/11/29 20:14 📱:SH06A3 🆔:OcAJemLI


#305 [のの子]
 
俺はじっと亮さんを見つめながら、頭では聡美の泣き顔を思い出していた。


聡美

お前は一体

誰なんだ?


「そうだけど‥知らなかったのか?真琴は三姉妹の真ん中で、さとちゃんは末っ子だよ。」

‥‥やっぱり‥

亮さんのタバコの煙が揺れて見えた。

⏰:09/11/29 20:18 📱:SH06A3 🆔:OcAJemLI


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