ピンクな気分。U
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#316 [のの子]
ガチャ
「えっうわっ臭っ!!なんでこんなっ‥ってはぁ?!なんで君達いんのっ?」
っ!
「昇お帰り〜。」
「あっ俺の部屋でタバコ吸わないでってあんな頼んだのになんで吸ってんのー。最悪だしー!」
「ごめん、ごめん。」
昇さんが帰ってきた事で重い空気が一瞬で消える。
でも俺の胸に生まれた靄は今だ晴れない。
「おいっ少年、お前も何勝手に上がってんのー!」
「ぇっ‥あぁすみません。」
:09/11/30 23:11
:SH06A3
:/tiISVew
#317 [のの子]
「二人とも泥棒って言われてもおかしくないんだからねー。」
昇さんはプンプン怒りながらクーラーを止めると窓をガラッと開けた。
「ったく、節電にご協力くださーい。」
「はーい。」
亮さんがタバコを持った手を挙げると昇さんがタバコを奪い取る。
「禁煙にもご協力ください。」
「はいはい‥」
.
:09/11/30 23:15
:SH06A3
:/tiISVew
#318 [のの子]
ってか亮さん合い鍵勝手に作ってたのか‥?
「はぁっ‥で、亮に話聞いてもらったのか?」
昇さんが亮さんの隣に座る。
「まだお説教中だよな。」
ははっと笑う亮さんに俺は苦笑いを浮かべる。
「お説教中ねぇ‥話ってさとちゃんの事だったよな?」
「はい‥」
.
:09/11/30 23:21
:SH06A3
:/tiISVew
#319 [のの子]
「‥さっきまでさとちゃんに会ってたんだよね。」
「えっ?!」
昇さんの予想外な言葉に驚く俺と違って亮さんはシスコン、とクスクス笑っている。
「はっきり言う‥俺はお前よりさとちゃんをとった。ごめんね。」
昇さんもヘラッと笑う。
「いやっなんで聡美と‥」
「お前と同じだよ。真琴の事‥さとちゃんから話聞いたからだいたいの事はわかってる。」
:09/11/30 23:29
:SH06A3
:/tiISVew
#320 [のの子]
「彰、お前はさとちゃんとゆっくり話してみろ。」
「えっ‥‥」
さっき亮さんにも言われた言葉を昇さんも口にした。
「俺もそう言ったんだけど嫌だとさ。」
亮さんがそう口にすると昇さんが俺を見つめて笑い出した。
「ぷっはははっ‥やっぱ似てんだよ、お前ら。」
「?似てるって何が‥」
「お前とさとちゃんだよ。」
:09/11/30 23:37
:SH06A3
:/tiISVew
#321 [のの子]
「さとちゃんもお前と会うの嫌だって言ってたわ。」
笑いながら昇さんが言う。
会いたくないって‥
「だったら‥やっぱ会えないでしょ。」
「でもさとちゃんは最後笑ってたぞ〜?お前と会ってみるとも言ってた。」
「えっあいつが?」
ドクン
.
:09/12/01 18:52
:SH06A3
:bkrs4aZk
#322 [のの子]
さっきまで俺の苦しめていた心臓がまた鳴り響く。
「なんで‥あんな泣いて‥嫌がってたのに‥」
「そこは直接さとちゃんに聞け。それで?‥お前はどうする?」
ドクン
「俺は‥‥でも‥」
「会ってちゃんと話したいかどうか。それだけ考えてみ?」
亮さんがテーブルに肘をついて俺を見つめる。
:09/12/01 18:57
:SH06A3
:bkrs4aZk
#323 [のの子]
‥全部を話せばきっとあいつは傷ついて、俺の前からいなくなる。
話せば‥俺もあいつの前からいなくなる。
結局ハッピーエンドなんて有り得ない。
でも、あいつは
俺なんかと会ってみたいって言ってて‥
俺は
.
:09/12/01 20:18
:SH06A3
:bkrs4aZk
#324 [のの子]
聡美Side
「桃ちゃん家泊まり行くのいつだったっけ?」
「明後日だよ〜。」
「ふーん‥それにしては準備が早いし、荷物も多いんじゃない?」
ギクッ
桜姉が買ったばかりの洋服を手に笑う。
「ただのお泊りじゃなさそうねぇ。」
「たっただのお泊りだよ。」
バッと洋服を取り替えす。
:09/12/01 23:50
:SH06A3
:bkrs4aZk
#325 [のの子]
「うそっ!あんた本当は彼氏ん家泊まりに行く気じゃないの?それとも一泊旅行とか?白状しなさいっ!」
桜姉が仁王立ちで私を睨む。
「違うもんっ‥」
私は小旅行用のバッグを胸に小さくなる。
「最近様子もおかしいし、帰り遅くなったり‥それに昨日彼氏か知らないけどコソコソ隠れて電話してたの知ってんだからねっ?」
う"っ‥
桜姉は昔からしっかりして真面目だった。長女って事もあって責任感も強いみたい‥
「私はただ心配なの‥わかるでしょ?」
.
:09/12/01 23:59
:SH06A3
:bkrs4aZk
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