ピンクな気分。U
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#422 [のの子]
わんっと犬の真似をすると真琴は笑ってくれた。
「君みたいな犬のご主人様はしつけが大変そう。」
「えぇっ‥俺いい子だよ?ちゃんと真琴に言われた通り勉強もしてるし。努力してるんだけどな〜。」
ここ最近真琴を待ち伏せして一緒に竜二ん家に行くのが日課になってる俺。
『それなりの努力をしなさい。』
この時の俺は真琴に名前を呼んでほしくて自分の事を知ってもらおうと色々話した。
最初は素っ気なかった真琴も最近はよく笑ってくれるようになった。
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:09/12/17 21:34
:SH06A3
:Qh30UTts
#423 [のの子]
ついでに最近は俺も真琴に勉強を教えてもらったりしてる。
もう暇つぶしで来てる俺じゃない。
「なぁ、まだ名前で呼んでくんないの?」
「そうだねぇ‥まだ努力が足りないんじゃない?」
真琴のクスクス笑う横顔を俺はムスッとしながら見つめる。
「俺の事遊んでるだろ?」
「‥‥‥さぁ。嫌なら辞めれば?」
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:09/12/17 21:40
:SH06A3
:Qh30UTts
#424 [のの子]
「辞めない。」
「じゃ頑張って。」
真琴が笑うと、ムカつく気持ちもなんだか悪くない‥なんて思う俺。
♪〜♪〜♪
「あっごめん。もしもし、何?」
でたー‥謎の男。
真琴に度々かかってくる謎の男からの電話。
「今日?だから無理だって言ったじゃん。‥‥‥‥死ね。」
ピッ
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:09/12/17 21:52
:SH06A3
:Qh30UTts
#425 [のの子]
‥まぁこの感じじゃ彼氏じゃねぇな。
「いっつも誰なの?」
「‥関係ないでしょ?」
「えぇ〜ご主人様の事知りたいなぁ。わん‥」
俺が大袈裟にシュンっとすると真琴が横目でチラッと見つめてきた。
「私男らしくない奴嫌いだな。」
うっ‥
「わかったよ。」
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:09/12/17 21:58
:SH06A3
:Qh30UTts
#426 [のの子]
真琴はあんま自分の事を話さない。
こうやって一緒に竜二ん家に向かう事で知れたのは
真琴は女王様タイプ。
たぶん俺が真琴に惚れてるのもわかっててこいつは虐めてくんだから‥
かなり意地が悪く頑固。
「あっ今度俺お迎え来れないから。」
「えっなんで?」
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:09/12/18 22:09
:SH06A3
:XrF9oZgI
#427 [のの子]
「弟の面倒見なきゃなんだよね。」
「弟いんのっ?」
真琴のクリッとした黒い目が俺を見つめる。
ドキッ
「うん。まだチビだけど‥かなり歳離れてるよ〜。」
俺が苦笑いしながら写メを見せると真琴はじっと見つめる。
「可愛い‥君、お兄ちゃんなんだ。」
ふっと笑った真琴は今までで1番優しく、温かい笑顔で俺の頬も熱くなる。
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:09/12/18 22:15
:SH06A3
:XrF9oZgI
#428 [のの子]
「私も妹いるんだけどめちゃくちゃ可愛がってるんだぁ。」
「え?へっへぇ〜‥」
真琴が歩きながら初めて自分の話をしだした事に驚きながら平然を装う。
「下に妹とか弟がいるとさ、何でもしてあげたくならない?」
「ん〜まぁわかるかも。」
「だよねっ?!よくシスコンって言われるんだけど‥あの子は私にとって掛け替えのない子なの。」
真琴は何かを思い出すかのように空を見上げる。
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:09/12/18 22:22
:SH06A3
:XrF9oZgI
#429 [のの子]
「だってめちゃくちゃ可愛いんだもん。あっ先に言っとくけど君には紹介しないからね。」
真琴が俺に指をつきつける。
「俺は真琴だけだよ。」
「ふふっ本当君は私の犬だね。」
いじわるく笑う真琴は俺より先を歩く。
それについていく俺。
はぁっ本当犬みてぇ。
:09/12/18 22:27
:SH06A3
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#430 [のの子]
―――――
コンコン
「竜ちゃん。」
竜二は無表情のままドアの方を見る。
「なんでいるの?」
ドアにはニッコリ笑う由紀が立っていた。
「隼人がね、今日バイトだからお家で待っててって。」
「母さんは?」
竜二は由紀を睨む。
「また出かけちゃったよ。また竜ちゃん一人ぼっちだね。」
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:09/12/18 22:31
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:XrF9oZgI
#431 [のの子]
「うるさい。」
竜二はさっきまでつけていたウォークマンのイヤホンをまた耳につけようとすると
「可哀相な竜ちゃん‥」
っ!
由紀はベッドに座る竜二のひざ元に座り込む。
「いつも一人ぼっちな竜ちゃん。可哀相‥」
「うるさいって言ってるだろ。出てけよっ。」
「私がいなくなったらまた一人だよ?」
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:09/12/18 22:37
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