ピンクな気分。U
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#442 [のの子]
でも真琴にはどっちなのかわかってるのように真琴がニヤッと笑った。
「それならあなたもですね。無理矢理はよくないです。」
いつの間にか俺よりも前に竜二の部屋に入ってきていた由紀さんの肩がピクッと揺れた。
「うん‥じゃ仕方がないですね。私達も帰りま―」
ピタッ
立ち上がろうとした真琴のシャツを竜二が掴む。
「もういいよ。‥いていいよ。」
竜二が俯いたまま呟く。
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:09/12/20 20:40
:SH06A3
:pQ8YiUFM
#443 [のの子]
「竜ちゃんっ?」
「‥彼の許しも貰えたんでやっぱ帰りません。お邪魔させていただきますね。」
真琴がニコッと意地悪く笑うと由紀さんもニコッと笑いながら部屋を出ていった。
バタンッ!
今度は由紀さんがご機嫌ななめになったみたいだけど‥
「私あの人苦手。」
真琴がため息をつきながらまた座り込む。
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:09/12/20 20:46
:SH06A3
:pQ8YiUFM
#444 [のの子]
「俺もちょっと苦手。」
「俺は大っ嫌いだよ‥」
竜二がベッドに倒れ込む。
大っ嫌いって‥由紀さんとなんかあったのか?
俺も真琴の前に座る。
誰も話さないから俺も黙っていると
「ありがと‥」
小さな声がベッドから聞こえた。
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:09/12/20 20:51
:SH06A3
:pQ8YiUFM
#445 [のの子]
―――――
「なぁなぁっこの前【黒蝶】現れたらしいぞっ。」
「へぇ久しぶりじゃん。最近全然噂ないからいなくなったのかと思った。」
「この前族同士のデカイ喧嘩あったじゃん?あの時見た奴がいてさ、かっこよかったってよ。」
「スノードロップだっけ?できてまだ全然だろ?‥どんどんデカくなってってんな。」
「もうこの辺はスノードロップが占めてるよ。【黒煙】に【黒蝶】‥その上に総長の【雷公】がいんだもんなぁ。」
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:09/12/20 21:15
:SH06A3
:pQ8YiUFM
#446 [のの子]
「そういや今度この辺の族同士の集会あるらしいぜ。本当かわかんねぇけど‥」
「マジで?恐そぉ‥」
チッ‥うっせーな
「たぶんスノードロップも参加するはずだし、見に行く?」
気持ち良く寝ている俺の邪魔をする奴らを睨む。
「無理無理っ!見つかったらただじゃすまねぇだろっ。」
「うっせーんだよ‥」
俺に気づかずに笑うそいつらに俺は声をかけた。
:09/12/21 00:21
:SH06A3
:W0PfAZ5s
#447 [のの子]
「げっ彰起きてたのかよ。」
「お前らがうるさくて寝れないんだろっ。何が族の集会だよ。」
「彰も不良なら族の話とか興味あるんじゃねぇの?」
顔見知り程度のそいつらはニヤニヤ笑う。
うぜーな‥
「不良がこんな点数とれないっしょ?」
俺はニッコリ笑ってこの前のテストをポケットから出す。
「‥はっ?!82点てお前カンニングしたろっ!」
今までよりも遥かに良い点数に驚いてる。
「バーカ!カンニングなんかすっか!ってかどっか行けよ。」
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:09/12/22 21:03
:SH06A3
:NifqdC0o
#448 [のの子]
真琴達と勉強するようになって竜二ももちろん俺の成績は自然と上がっていった。
最近の竜二も前みたく簡単にキレなくなったし、平和な毎日が続いてた。
「なぁ彰一緒に族の集まり見に行かねっ?」
「はぁっ?!嫌だ。俺興味ねぇもん。」
「えぇ〜っスノードロップ見れるかもなんだぞ?さすがにスノードロップぐらい知ってるだろ?」
スノードロップ
最近力をつけてきた族の一つ。
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:09/12/23 20:39
:SH06A3
:6bYqDLU6
#449 [のの子]
総長も含めて若い奴らが集まったらしく、
総長の『雷公』
【スノー(雪)】っていうくせに黒服が正装で、唯一総長だけ金髪・白服が許される。そいつの金髪と喧嘩後がまるで雷が落ちたかのように人がぶっ倒れてる姿からこの名がついた。
副総長『黒煙』
総長の右腕でいつもタバコを吸っているらしい。喧嘩中もタバコを吸っていてそいつが動くと煙りが舞う姿から黒煙って呼ばれる。
『黒蝶』
族の中で唯一の女で滅多に現れないらしいが、喧嘩の腕は男に負けない。特徴の素早さが蝶が舞っている姿に似ているらしい。美人って噂があるけど本当だか‥
まぁ俺でもこれぐらい知ってる有名人がいる族って事。
:09/12/23 20:52
:SH06A3
:6bYqDLU6
#450 [のの子]
「見ても何も得ないし。」
「まぁ興味あったら行ってみろよ。確かかわかんねーけど今週らしいぞ。」
「はいはい。」
俺が欠伸をするとそいつらはつまらなそうに出ていった。
今週ねぇ‥
「それより真琴何してんのかな〜。」
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:09/12/23 20:56
:SH06A3
:6bYqDLU6
#451 [のの子]
――――
「明日なんだけど用事あるんだ。だから次なんだけどまた来週ね。」
真琴がバッグにプリントやら筆箱を入れながらサラッと言った。
「わかった。」
「はっ聞いてないっ!俺明日なんも予定入れなかったのに〜‥」
真琴が馬鹿にしたように俺を見つめる。
「じゃ勉強してなさい。」
「真琴がいなきゃ無理。」
「俺も明日暇だし久しぶりに遊び行こうよ。」
「そうね、遊んできなさい。じゃ私帰るから。」
真琴が慌ただしく立ち上がる。
いつもならゆっくりしてくのに‥
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:09/12/23 21:04
:SH06A3
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