ピンクな気分。U
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#932 [のの子]
 
「‥なんでいんの?」

聡美の後ろに隠れていたのか千夏が急に顔をだす。

「お姉ちゃん‥やっぱりぼく帰
「うわっ千夏いんだけどっ!なんでっ?迷子っ?」

旬がすぐ千夏を見つけると驚いて大きな声をだす。

「ぼく‥」
「千夏が肉食いてーしカレーも食いてーって言うから連れてきた。」

彰が荷物をテーブルに起く。

「別にいいっしょ?」
.

⏰:10/07/09 22:30 📱:SH06A3 🆔:wr0cHXs.


#933 [のの子]
 
みんな急な事に目が点になる。

「俺はみんながいいなら別にいいよ〜♪」

博也が早速買ってきた荷物をあさりながら言う。

「んー、まぁいいんじゃない?」
「俺もいいよ。」

みんな笑って頷く。

「よしっじゃ今日酒飲んだ俺らを看病する係りは千夏に決定ーっ!」

旬が笑いながら千夏を指差した。

⏰:10/07/09 22:36 📱:SH06A3 🆔:wr0cHXs.


#934 [のの子]
千夏Side

―――――――

「だぁかぁらぁーっ!俺玉ねぎ嫌いなんだって!」

「ガキじゃねーんだから玉ねぎぐらい食えよっ!」

「玉ねぎ臭くて辛いしっ嫌なのっ!食えないっ!」

「でも千夏は食ってんじゃんかよ!」

ぼくは玉ねぎを掴んだ箸を止める。

「でもじゃねーしっ!千夏は食えても俺は食えないのっ!」
.

⏰:10/07/13 13:34 📱:SH06A3 🆔:m2zw4P1U


#935 [のの子]
 
旬と博也っていう人が玉ねぎを食べる食べないでさっきからもめている。

「お前最っ低ぇだな。千夏の前でさ‥カッコ悪ぃ。」

「いやいやっ玉ねぎの事でそこまで言われたくねぇんだけど‥」

旬はふんっと博也を無視してぼくの隣に座った。

「千夏、あんな玉ねぎ嫌いで馬鹿で女ったらしで腹黒い奴にはなんなよ‥?」
「聞こえてんだよっテメェはっ!」

ぷっ‥

「‥うん、わかった。」
.

⏰:10/07/13 13:41 📱:SH06A3 🆔:m2zw4P1U


#936 [のの子]
 
「千夏お前も素直に頷くなっつーのっ!」

博也がぼくをおでこを突く。

「だって‥旬は‥ぼくの先輩、だから‥それにハルが、旬みたくなれって‥」

「はぁっ?ったくハルは旬を買い被りすぎなんだよなぁ。」

不満そうにブツブツと話す博也をじっと見てると、旬がぼくの頭を撫でてきた。

っ?

「千夏は千夏っ!‥それでいいんだよ。」
.

⏰:10/07/13 13:45 📱:SH06A3 🆔:m2zw4P1U


#937 [のの子]
 
ぼくはぼく‥

「そうだよ、千夏。旬みたくなったら馬鹿にな
「うっせーっ!」

笑いながら博也の頭を掴んで揺さぶる旬は、ぼくとは違うって思った。

ぼくは旬みたく笑えないし、からかい合う友達もいない。

この場にいる皆が笑っている。ぼくを抜かして‥

あっ‥いた‥

ぼくは旬達の横を通ってある人の隣に行く。
.

⏰:10/07/20 20:50 📱:SH06A3 🆔:BmkLtJhU


#938 [のの子]
 
「ん?何か用?」

ぼくは首を振る。

「え‥っと‥俺子供嫌いじゃないけどさ、こういうの慣れてないっていうか‥」

困ったように笑うその人をぼくはじっと見つめる。

やっぱり‥

初めて見た時からぼくと似ているモノを感じた。

「りゅーじ‥疲れない?」

「別に疲れてないけど‥どうしたんだよ?」

りゅーじはぼくの頭を撫でながら目線を合わせるように座ってくれた。
.

⏰:10/07/20 20:58 📱:SH06A3 🆔:BmkLtJhU


#939 [のの子]
 
「あっ千夏泣かすなよ〜♪」

後ろから旬の声が聞こえる。

「うるさいっ。」

ふんっと鼻で笑いながら旬を睨むりゅーじは、ぼくに視線を戻す前に気づかれないよう一瞬だけ別の方向を見る。

「りゅーじ‥」

「ん?」

「嘘‥つくの、疲れない‥?」

りゅーじの目がハッキリとぼくを見つめた。

⏰:10/07/20 21:04 📱:SH06A3 🆔:BmkLtJhU


#940 [のの子]
 
「嘘って何?俺嘘ついてないよ。」

ニコッと笑うりゅーじをぼくは無表情のまま見つめる。

「ついてる‥りゅーじの笑顔‥嘘、でしょ‥?」

「‥‥‥なるほど。」

りゅーじは変わらずぼくを笑って見つめたかと思うと、また目線がずれた。

今度はぼくもりゅーじの視線の先を見る。

ほら‥やっぱり‥
.

⏰:10/07/21 17:49 📱:SH06A3 🆔:ikGbTw0E


#941 [のの子]
 
「聡美ぃ、焼きそばの麺ここにあったよぉ。」
「あっありがと‥っとじゃ〜まずはねぇ‥」
「先輩大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫っ♪焼きそばぐらい作れるもん。」


ぼくたちが見つめる先にお姉ちゃんが笑っていた。

りゅーじはお姉ちゃんを見つめる時一番嘘をつく。

口も目元も笑っていても、その奥の瞳が悲しさと絶望感を漂わせていた。
.

⏰:10/07/21 23:08 📱:SH06A3 🆔:ikGbTw0E


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