■ Heartーfull〈ハート・フル〉■
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#7 [ひよこ。]
***

1・はじまり

彼氏、圭介が冷たくなったのは
最近のことだ。
そう、5ヶ月くらい前からかな。

最初は彼、
私といても
落ち着かないって感じだった。

中学1年生からの付き合いで
だいたい5年は
ずっと一緒だったけど、
今までそんなことはなかった。

だからおかしいなって
思ってたんだ。

⏰:09/10/27 19:55 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#8 [ひよこ。]
そしてだんだん
彼が私に触らなくなった。
もちろん、キスも。

思うに‥彼は‥
私以外に好きな子が
いるんじゃないかな‥。

なんとなくだけど、
そんな気がする。

――‥‥。

「‥ころ‥聞いてる?」

⏰:09/10/27 19:57 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#9 [ひよこ。]
「‥ねぇってば!」

「‥山吹こころ!!」

自分の名前を呼ばれて
はっと我に返った。

そうだ、放課後
亜希とお買い物に
来たんだった。

「あっうん。何?」

「この服似合うか
聞いてるのっ。」

亜希はピンクの
ワンピースを
自分に合わせてみせた。

姫系の亜希っぽい
フリルのついたワンピ。

⏰:09/10/27 20:00 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#10 [ひよこ。]
「あ、可愛いと思うよ。」

「ねっ♪
買っちゃおうかなぁ〜。
‥‥‥うわっ高!!
高校生には
無理だよぉ‥。」

「‥‥‥。」

「もぅ、どうしたのー?」

亜希は私の顔を覗きこんで言った。

⏰:09/10/27 20:32 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#11 [ひよこ。]
「‥あっごめん。」

「彼氏のこと?」

「うっ
なんでわかったの?」

「最近こころ、
そればっかりだもん。」

「はぁ‥。」

「倦怠期でしょ?
そのうち回復するよ〜。」

「そうだといいけど‥。」

⏰:09/10/27 20:34 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#12 [ひよこ。]
結局亜希は何も買わずに、
私達はその店を後にした。

そして帰りがけに駅前の
ファーストフード店に
立ち寄った。

「亜希は好きな人とか
いないの?」

亜希はシェイクを
シャコシャコ
掻き回している。

「‥別にー。」

「そうなんだ‥。」

⏰:09/10/27 20:36 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#13 [ひよこ。]
通路の反対側の席の
見知らぬ男子達が
こっちをちらちら
見ている。

時々「かわいくね?」
という声が聞こえる。

また亜希のことだろう。
亜希は小柄で目が
ぱっちりしてて
ふわふわした女の子らしい
雰囲気を持っている。

⏰:09/10/27 20:38 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#14 [ひよこ。]
結構男子からも
告白されてるし、
女の私から見ても
可愛いと思う。

私もこれだけ
可愛いかったら、
圭介もずっと傍に
居てくれるのかな。

「はぁ‥。」

無意識にため息が漏れる。
最近の私は
どうもネガティブ‥。

⏰:09/10/27 20:40 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#15 [ひよこ。]
「あ。」

不意に亜希が声を出した。

「どうしたの?」

「ごめーん。今日この後、
予定入ってるんだったぁ。」

「‥そうなんだ。」

「ほんとごめんねーっ。
じゃね!」

そう言って亜希は
店を出ていった。
見ると夕方5時、
私も仕方なく
帰ることにした。

⏰:09/10/27 20:43 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#16 [ひよこ。]
駅に行くと、
ホームで圭介を見つけた。

「あ、圭介。」

圭介はこちらを一瞥した。
すこし気まずそうな
顔してる。

「‥よぉ。」

⏰:09/10/27 20:44 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


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