■ Heartーfull〈ハート・フル〉■
最新 最初 全 
#1 [ひよこ。]
:09/10/27 19:39
:SH705i2
:dngFJfYM
#2 [ひよこ。]
>>3アンカー
―あらすじ―
最近彼氏と上手くいかず
悩んでいる主人公
ある日ある事故が
きっかけで人の心が
覗けるようになります
―注意―
物語を書くのは
初めてなので
至らないところが
ありますがお許しください
あらし・馴れ合いは
禁止です
無断転載・盗作は
しないでください
感想板は
ある程度話が進んだら
作るかもしれません
:09/10/27 19:47
:SH705i2
:dngFJfYM
#3 [ひよこ。]
:09/10/27 19:47
:SH705i2
:dngFJfYM
#4 [ひよこ。]
***
いつもどおりの朝の公園。
「‥‥‥。」
昔はいつもあなたが
先に待っていてくれたね。
:09/10/27 19:50
:SH705i2
:dngFJfYM
#5 [ひよこ。]
「悪ぃ、待った?」
「ううん、
私も今来たとこ。」
そして笑顔で
迎えてくたね。
最近はあまり笑いかけて
くれなくなったけど‥。
「そか、じゃ、行こう。」
「‥うん。」
:09/10/27 19:52
:SH705i2
:dngFJfYM
#6 [ひよこ。]
前まで繋いでいた手が
今では空いている。
心まで繋がらなく
なっちゃったのかな。
あなたの気持ちを知れたら
こんな不安な気持ちに
ならないで
済むのかなぁ‥。
――心が覗ければいいのに‥。
:09/10/27 19:53
:SH705i2
:dngFJfYM
#7 [ひよこ。]
***
1・はじまり
彼氏、圭介が冷たくなったのは
最近のことだ。
そう、5ヶ月くらい前からかな。
最初は彼、
私といても
落ち着かないって感じだった。
中学1年生からの付き合いで
だいたい5年は
ずっと一緒だったけど、
今までそんなことはなかった。
だからおかしいなって
思ってたんだ。
:09/10/27 19:55
:SH705i2
:dngFJfYM
#8 [ひよこ。]
そしてだんだん
彼が私に触らなくなった。
もちろん、キスも。
思うに‥彼は‥
私以外に好きな子が
いるんじゃないかな‥。
なんとなくだけど、
そんな気がする。
――‥‥。
「‥ころ‥聞いてる?」
:09/10/27 19:57
:SH705i2
:dngFJfYM
#9 [ひよこ。]
「‥ねぇってば!」
「‥山吹こころ!!」
自分の名前を呼ばれて
はっと我に返った。
そうだ、放課後
亜希とお買い物に
来たんだった。
「あっうん。何?」
「この服似合うか
聞いてるのっ。」
亜希はピンクの
ワンピースを
自分に合わせてみせた。
姫系の亜希っぽい
フリルのついたワンピ。
:09/10/27 20:00
:SH705i2
:dngFJfYM
#10 [ひよこ。]
「あ、可愛いと思うよ。」
「ねっ♪
買っちゃおうかなぁ〜。
‥‥‥うわっ高!!
高校生には
無理だよぉ‥。」
「‥‥‥。」
「もぅ、どうしたのー?」
亜希は私の顔を覗きこんで言った。
:09/10/27 20:32
:SH705i2
:dngFJfYM
#11 [ひよこ。]
「‥あっごめん。」
「彼氏のこと?」
「うっ
なんでわかったの?」
「最近こころ、
そればっかりだもん。」
「はぁ‥。」
「倦怠期でしょ?
そのうち回復するよ〜。」
「そうだといいけど‥。」
:09/10/27 20:34
:SH705i2
:dngFJfYM
#12 [ひよこ。]
結局亜希は何も買わずに、
私達はその店を後にした。
そして帰りがけに駅前の
ファーストフード店に
立ち寄った。
「亜希は好きな人とか
いないの?」
亜希はシェイクを
シャコシャコ
掻き回している。
「‥別にー。」
「そうなんだ‥。」
:09/10/27 20:36
:SH705i2
:dngFJfYM
#13 [ひよこ。]
通路の反対側の席の
見知らぬ男子達が
こっちをちらちら
見ている。
時々「かわいくね?」
という声が聞こえる。
また亜希のことだろう。
亜希は小柄で目が
ぱっちりしてて
ふわふわした女の子らしい
雰囲気を持っている。
:09/10/27 20:38
:SH705i2
:dngFJfYM
#14 [ひよこ。]
結構男子からも
告白されてるし、
女の私から見ても
可愛いと思う。
私もこれだけ
可愛いかったら、
圭介もずっと傍に
居てくれるのかな。
「はぁ‥。」
無意識にため息が漏れる。
最近の私は
どうもネガティブ‥。
:09/10/27 20:40
:SH705i2
:dngFJfYM
#15 [ひよこ。]
「あ。」
不意に亜希が声を出した。
「どうしたの?」
「ごめーん。今日この後、
予定入ってるんだったぁ。」
「‥そうなんだ。」
「ほんとごめんねーっ。
じゃね!」
そう言って亜希は
店を出ていった。
見ると夕方5時、
私も仕方なく
帰ることにした。
:09/10/27 20:43
:SH705i2
:dngFJfYM
#16 [ひよこ。]
駅に行くと、
ホームで圭介を見つけた。
「あ、圭介。」
圭介はこちらを一瞥した。
すこし気まずそうな
顔してる。
「‥よぉ。」
:09/10/27 20:44
:SH705i2
:dngFJfYM
#17 [ひよこ。]
「あれ、私服なんだ。
塾帰りなの?」
「‥まぁ。」
「そうなんだ‥。」
「‥‥‥。」
圭介と私は昔より
喋らなくなった。
昔は長電話とか
毎日してたのに。
そういや親に
通話代かかって
怒られたなぁ。
:09/10/27 20:46
:SH705i2
:dngFJfYM
#18 [ひよこ。]
本当は聞きたいことが
たくさんある。
でも圭介を目の前にすると
聞くのが怖くなるんだ。
‥圭介は今何を
思ってるの‥?
‥圭介は今、
誰を、想ってるの‥?
《プルルルル‥》
《間もなく電車が参ります‥》
駅の放送が流れた。
:09/10/27 20:48
:SH705i2
:dngFJfYM
#19 [ひよこ。]
「じゃあ、俺
これに乗るから‥。」
圭介は私からゆっくりと
離れようとした。
私は何故かその時
圭介が他の誰かの所へ
行っちゃうような
気がした。
‥‥行かないで‥!
「‥圭介!」
圭介は歩みを止めた。
「‥なに。」
:09/10/27 20:50
:SH705i2
:dngFJfYM
#20 [ひよこ。]
「‥‥‥。」
「‥おい。」
何か‥言わなくちゃ‥。
「‥圭介‥っ
圭介ほんとは‥。」
「‥‥‥。」
「ほんとはもう‥
私のことなんて‥!」
《ドンッ》
「‥‥っ!?」
:09/10/27 20:53
:SH705i2
:dngFJfYM
#21 [ひよこ。]
誰かが私の肩に
強く当たった。
私はバランスを崩して、
線路に身を投げされた。
「‥こ‥こころ!!」
体が宙に浮いた。
真下は線路だ。
周りの人達の
騒ぎ声が聞こえる。
「キャーー!!」
「危ない!!」
「緊急停車を‥!」
:09/10/27 20:54
:SH705i2
:dngFJfYM
#22 [ひよこ。]
私にはすべて
スローモーションに
感じた。
心の中は
不思議なくらい冷静だ。
《キキィー―――!!》
電車がスピードを
落しながら
それでも速く
近づいてきている。
もう、
これは間に合わない‥。
:09/10/27 20:56
:SH705i2
:dngFJfYM
#23 [ひよこ。]
諦めよう‥。
もう無理だよ‥。
私死んじゃうんだ。
こんなにもあっけなく。
――‥あ、圭介が
必死で手を伸ばしている。
そっか、助けようと
してくれているんだ。
ありがとう圭介。
私、捨て駒じゃなかった
ってことだよね。
それだけ分かったら
十分だよね‥。
:09/10/27 20:57
:SH705i2
:dngFJfYM
#24 [ひよこ。]
ああ‥。
でも‥圭介の気持ち‥
ちゃんと
知りたかったなぁ‥。
:09/10/27 20:58
:SH705i2
:dngFJfYM
#25 [ひよこ。]
目の前が真っ暗になった。
《ガンッ》
鈍い音がして、
私は意識を失った。
:09/10/27 20:59
:SH705i2
:dngFJfYM
#26 [ひよこ。]
―――‥。
〈君は、
心が覗きたいんだね?〉
朦朧とした夢の中
微かに声が聞こえた。
:09/10/27 21:00
:SH705i2
:dngFJfYM
#27 [ひよこ。]
■■■■■■■■■■■
>>4-261・はじまり
を更新しました。
第2話はまた
全部書き上げたら
更新します。
感想いただけると
泣いて喜びます!
■■■■■■■■■■■
:09/10/27 21:08
:SH705i2
:dngFJfYM
#28 [我輩は匿名である]
続きが気になります

更新 待ってます

:09/10/28 00:34
:P906i
:eok3ir/Q
#29 [ちゃな]
面白そう

楽しみにしてます
:09/10/28 01:32
:P03A
:ZhgbRysw
#30 [ひよこ。]
->匿名さん
->ちゃなさん
ありがとうございます!
書いたら一気に
更新するので
気長にお待ちください


:09/10/28 07:42
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#31 [ひよこ。]
:09/10/28 18:15
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#32 [ひよこ。]
2・夢から覚めて
《ズキン‥ズキン‥》
あああ‥
頭が痛い‥
死にそう‥。
私はぱっと目を開けた。
「‥圭介。」
目の前には
無表情の圭介が
立っていた。
:09/10/28 18:20
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#33 [ひよこ。]
どこか遠くを見ているようだ。
「圭介‥圭介‥!」
圭介は反応しない。
相変わらず、何処かを見ている。
その視線の先には
私は居ない。
私はここに居るよ‥?
私だけを見てほしいのに‥。
「圭介‥ほんとは‥
もう私のことなんて‥。」
:09/10/28 18:22
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#34 [ひよこ。]
「‥‥‥。」
「‥‥私のこと
なんて‥。」
「‥‥‥。」
「‥好きじゃ‥
ないんでしょ?」
「そうだよ。」
圭介は、突然
はっきりとした
口調で答えた。
「‥‥!」
圭介は今、私を見ている。
無表情のまま、じっと。
:09/10/28 18:23
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#35 [ひよこ。]
「俺、静が好きなんだ。」
「え!?」
気づくと圭介の隣には、
親友、
――静が立っている。
「あたしも、
圭介が好きなの。」
「‥‥静?
なんで‥っ!!
なんで言って
くれなかったの!?」
「何故?
何故言う必要があるの?」
:09/10/28 18:25
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#36 [ひよこ。]
「だって‥。」
「彼はこころを
もう愛して
いないんだもの。
ただそれだけのことよ。」
「そんな‥っ!」
《ズキン‥!》
「‥痛っ!」
《ズキン‥ズキン‥》
:09/10/28 18:27
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#37 [ひよこ。]
静と圭介は
黙って私に背を向け
歩き始めた。
「‥しず‥か‥。」
遠くなる‥
二人が遠くなる‥。
私はまた意識を失った。
:09/10/28 18:28
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#38 [ひよこ。]
―――‥。
消毒液‥?
なにか独特な臭いがする。
私はゆっくりと
目を開けてみた。
「‥あれ?」
見渡すとそこは
病室だった。
「起きた?」
ベッドの脇には母が居た。
お花を花瓶に
活けてるようだ。
:09/10/28 18:29
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#39 [ひよこ。]
「麻酔でずっと
眠っていたのよ。
あなた、三針を縫う
怪我だったんだから。」
「なんで‥?
私、もう自分は
死ぬんだって
思ったけど‥。」
母は手を止めて私を見た。
――刹那
異変が起こった。
:09/10/28 18:30
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#40 [ひよこ。]
フィルターの越しのような
ぼんやりとした映像が、
私の脳に
流れ込んで来たのだ。
『こころーっ!
こころーっ!!』
これは母の声だ。
とても掠れているけど‥。
目の前には
担架に乗せられた私。
頭から、こめかみに
血がつたっている。
病院に到着したばかりのようだ。
:09/10/28 18:32
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#41 [ひよこ。]
視界がぐらぐら揺れる。
私に触れようと伸している
母の手が見える。
すると隊員のような人が
視界に入る。
『奥さん
落ち着いてください!
大丈夫です!
列車には轢かれて
いません!
とにかく彼女に
触れないで!!』
隊員はこちらに
向かって
はなしかけているようだ。
〈あのとき‥
あなたの血を見たら‥
落ち着いてなんか
いられなかったわ‥。〉
:09/10/28 18:39
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#42 [ひよこ。]
‥!?
これは‥母の心の声?
《ぎゅ‥》
はっと我にかえった。
気づくと母の
胸の中にいた。
今のはなんだった
んだろう‥。
幻‥かな‥?
:09/10/28 18:43
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#43 [ひよこ。]
「あなたがホームから
落ちたって聞いたときは
私、気を失いそうに
なったわ‥。
運よく落ちた弾みで
ホーム下の避難スペースに
転げ込んだみたい。
そのときに、
頭を打ったらしいわ。」
今もズキズキする
頭の痛みがそれを物語る。
「‥‥そうなんだ。」
:09/10/28 18:45
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#44 [ひよこ。]
あの夢といい今といい‥
頭打って、私おかしく
なっちゃったのかな。
「後遺症はない?
大丈夫?」
「‥‥うん。
ごめんね心配かけて。」
私も背中に腕をまわして
母をぎゅっと抱きしめた。
:09/10/28 18:46
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#45 [ひよこ。]
しばらくして
お互い腕を離し、
「まだ検査があるけど
異常がなかったら、
数日で退院できるって。」
と言い微笑んで
仕事があるから行くわね、
と母は病室を出ていった。
「ふぅ‥。」
私は改めて病室を
見渡してみた。
:09/10/28 18:48
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#46 [ひよこ。]
窓際の椅子に私の鞄が
置かれていた。
泥だらけで傷だらけ。
中身は無事だろうか。
私はベッドを降りて、
ふらふらしながら
鞄を手に取った。
中身はぐちゃぐちゃ、
だけど幸い無事のようだ。
‥ケータイが光っている。
私はケータイを手に取り、開けた。
:09/10/28 18:49
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#47 [ひよこ。]
1通、亜希から
メールが来ていた。
内容はこうだ。
『谷口くんから聞いた。
ホームから落ちたって。
大丈夫なの?』
谷口くん‥
つまり圭介のこと。
圭介は亜希とも
普通に仲が良いみたい‥。
:09/10/28 18:50
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#48 [ひよこ。]
私はとりあえず
『大丈夫だよー!』
と返信しといた。
《コンコン》
その時、
ドアをノックする音
が聞こえた。
「はい、どうぞ。」
《ガラガラ‥》
「‥こころ。」
「あ‥。」
そこに立っていたのは‥。
:09/10/28 18:51
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#49 [ひよこ。]
「‥静。」
数年来の親友だった。
頭に過ぎるのは
あの夢のこと。
『圭介が好きなの』
‥ただの夢だよね‥?
:09/10/28 18:52
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#50 [ひよこ。]
:09/10/28 18:58
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#51 [ひよこ。]
:09/10/28 19:00
:SH705i2
:a7SSMZ3A
#52 [ひよこ。]
3・静かな時間
静と友達になったのは、
小学5年生のころ。
静はあの頃地味で
あだ名は
『めがねちゃん』と
呼ばれクラスの子達に
からかわれていた。
今や学校で噂されるほどの
美人になったから、
想像もつかないけど‥。
:09/10/29 00:45
:SH705i2
:HgnAkqrw
#53 [ひよこ。]
「今日もめがねちゃん
読書してる〜。」
「暗っ!」
『めがねちゃん』は
いつも昼休みに
黙々と読書をしていた。
誰とも遊ばないし
口数も少ないし、
ある意味目立つ
存在だったみたい。
「めがねちゃんって?」
同じクラスに
なったその時、
私は初めて彼女の存在
に気づいた。
:09/10/29 00:47
:SH705i2
:HgnAkqrw
#54 [ひよこ。]
「えっ!
こころちゃん
知らないのー?」
生徒人数が多いとはいえ、
めがねちゃんを
知らないのは
珍しかったらしい。
「うん。」
「藤沢静のことだよー!」
:09/10/29 00:48
:SH705i2
:HgnAkqrw
#55 [ひよこ。]
「ふーん?」
「ふーん?って‥
もうっ!聞いておいて
どうでもいいっていう返事
しないでよー!」
「あはは。」
私はその時静のこと、ただ
なんか変わった子
程度に思っていた。
そんなある日
静とたまたま席が隣になった。
:09/10/29 00:50
:SH705i2
:HgnAkqrw
#56 [ひよこ。]
「よろしくねー。」
「‥‥‥。」
静は黙々と
本を読んでいる。
「えっと、‥静ちゃん。」
「‥え。」
静は初めて
私の方を向いて、
少し驚いた表情をした。
「ごめん!違った?」
「いいえ‥、あってる‥。」
:09/10/29 00:53
:SH705i2
:HgnAkqrw
#57 [ひよこ。]
「?」
「こちらこそ‥
よろしくね‥。」
「うん!」
『初めてちゃんと
自分の名前を
呼んでもらえた気がして、
嬉しかったわ。』
後から聞いたことだけど、
その時のことを
このように笑って
話してくれた。
それからは、
私達はよく
お喋りするようになり
だんだん親友と
呼べるような
仲になっていった。
:09/10/29 00:55
:SH705i2
:HgnAkqrw
#58 [ひよこ。]
「あ、その本
私も持ってる。
おもしろいよねっ。」
「‥本当に?
‥これ映画化
されるんだよ‥。」
「そうなのっ。
また一緒に見に
行こうよ!」
「うん‥!」
小学校を卒業する頃には、
静は最初より
ずいぶん明るくなって
『めがねちゃん』と
呼ぶ子はもう誰も、
いなくなっていた。
:09/10/29 00:57
:SH705i2
:HgnAkqrw
#59 [ひよこ。]
それから
ずっと同じ学校で、
ずっと親友。
たまに何考えてるのか
分からなくて不安になる
時もあるけど‥。
静といる時間、
私は‥好きだよ。
:09/10/29 00:58
:SH705i2
:HgnAkqrw
#60 [ひよこ。]
――‥。
「あたし、こころが
ホームから
落ちたって聞いて‥
心配だったから
学校帰りに寄ったの。」
「圭介から聞いたの?」
「え?‥そうだけど。」
同じクラスだから
喋るの当たり前だよね‥。
:09/10/29 00:59
:SH705i2
:HgnAkqrw
#61 [ひよこ。]
あーもう嫌だなぁ。
あの夢のせいだよ‥
私、疑心暗鬼
になってる‥。
「大丈夫なの?」
「‥うん、もちろん。」
「そっか。よかった。
こころの元気な顔見れて、
安心したわ。」
ほら、いつもの静じゃん。
私ったら
何考えてたんだろ‥。
:09/10/29 01:00
:SH705i2
:HgnAkqrw
#62 [ひよこ。]
「あれ‥?
静、今日どうして
眼鏡かけてるの?」
「ああ、これ?
コンタクト、
無くしちゃったのよ。」
「えー
使い捨てじゃないから
値段高いんでしょ?
それ。」
:09/10/29 01:02
:SH705i2
:HgnAkqrw
#63 [ひよこ。]
「ふふっ。
そう言って圭介くんも
今日一緒になって
ずっと探して
くれたんだけど、
どうしても
見つからなくって‥。」
「圭介が‥?」
「‥‥?」
:09/10/29 01:03
:SH705i2
:HgnAkqrw
#64 [ひよこ。]
なんで‥?
なんで圭介が‥
他の子に
優しくするのよ‥。
私には、優しく
してくれないのに‥。
「‥そうゆうの‥
やめてよ‥。」
思わず口から零れた言葉。
だめ‥止まらなくなる‥。
:09/10/29 01:04
:SH705i2
:HgnAkqrw
#65 [ひよこ。]
「‥‥え。」
「静、今私達
上手くいってないの
知ってるよね‥?」
静は悪くない。
私、分かってるのに‥。
「こころ‥。」
胸の中の不安が‥
溢れ出して‥。
「盗らないでよ‥
気安く圭介に‥
近づかないでよ‥!!」
冷たい言葉に
変わってしまう‥。
:09/10/29 01:05
:SH705i2
:HgnAkqrw
#66 [ひよこ。]
「‥ごめ‥
無神経だった‥。」
静は、
悲しそうな顔をした。
「‥‥っ!」
私は病室から抜けだし
走り出した。
‥最低!
私、最低!
それから
階段を走って降りた。
まだ自分の傷が
完治していない
ということを忘れて。
:09/10/29 01:07
:SH705i2
:HgnAkqrw
#67 [ひよこ。]
激しく頭痛がして、
ふらふらになりながら
一階の待合室まで来た。
すると、
少し気が落ち着いてきた。
馬鹿‥あたしが病室を
抜け出して
どうするのよ‥。
静に謝らなくちゃ‥。
「はぁぁ‥。」
私はその場に
へたり込んだ。
すると、
:09/10/29 01:08
:SH705i2
:HgnAkqrw
#68 [ひよこ。]
《ドンッ》
「うわっっ!」
「きゃっ!」
誰かが私の足に
躓いたみたい。
見ると松葉杖の、
―同年代だろうか―男が、
床に倒れ込んでいた。
「危ねぇだろ!
何処に座ってんだ!!」
「ごっ‥
ごめんなさい!!」
:09/10/29 01:09
:SH705i2
:HgnAkqrw
#69 [ひよこ。]
その時二人の目が合った。
〈やべっ‥タイプ‥。〉
「!?」
脳に直接響くような声‥
これ‥母の時と同じ‥!
「いや、いい‥
キツく言って悪ぃ‥。」
「いえ、
こちらのほうが‥。」
しばらく沈黙のまま、
お互いを
見つめ合っていた。
:09/10/29 01:10
:SH705i2
:HgnAkqrw
#70 [ひよこ。]
〈うっわ‥
どうやって連絡先
聞こうか‥。
つーか‥
いきなり聞くのは
さすがにマズいか‥。〉
もしかしてこれ‥
この人が考えてること?
げ‥幻聴とかじゃ‥。
:09/10/29 01:11
:SH705i2
:HgnAkqrw
#71 [ひよこ。]
「あの‥君‥」
「櫻井様ー櫻井様ー。」
彼の言葉は
ナースの声で遮られた。
「‥ちっ。」
彼は舌打ちして
立ち上がった。
《チャリン‥》
その時彼は
何かを落としていったが
気づかずに足早に
去って行った。
:09/10/29 01:13
:SH705i2
:HgnAkqrw
#72 [ひよこ。]
‥もしかして私‥
人の心が覗けるように
なったの‥?
彼の落とした
ネックレスを握り締め、
私はしばらく立つことが
できなかった‥。
:09/10/29 01:14
:SH705i2
:HgnAkqrw
#73 [ひよこ。]
■■■■■■■■■■■
>>4-261・はじまり
>>32-492・夢から覚めて
>>52-723・静かな時間
第3話を更新しました。
■■■■■■■■■■■
感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4610/
:09/10/29 01:18
:SH705i2
:HgnAkqrw
#74 [ひよこ。]
:09/10/29 01:22
:SH705i2
:HgnAkqrw
#75 [ひよこ。]
4・仲直り
これまでのことを
整理してみると
考えられる可能性は2つ。
1つ目は、
私が頭を打っておかしく
なっちゃったということ。
うーん‥有り得る‥。
:09/11/01 17:50
:SH705i2
:qOsycNBM
#76 [ひよこ。]
2つ目は、
―非現実的だとは
思うけど‥―
本当に、人の心が
覗けるようになったということ。
でもいつでも覗ける
わけじゃないみたい‥。
なにか制約があるんだ‥。
だって静と
喋っていたときは、
何も起こらなかったし‥。
‥‥‥静。
あのまま置いて
きちゃったな‥。
もう
帰ってしまったかな‥。
:09/11/01 17:51
:SH705i2
:qOsycNBM
#77 [ひよこ。]
私は急いで
病室に戻ってみた。
すると静は、
ベッドに座って
窓の外を眺めていた。
顔は見えない。
私はゆっくりと近づいて
話しかけた。
「ごめんね‥静。」
静はぱっとこちらを見た。
瞳が潤んでいる。
:09/11/01 17:53
:SH705i2
:qOsycNBM
#78 [ひよこ。]
「いいえ‥。
あたしが悪かったわ。
‥友達の彼氏と‥。
‥それでなくても今、
こころは
不安でいっぱいなのに‥。
軽率だった‥。」
「‥違うの。
私が悪いの‥。
普通なら静を疑わないよ。
私、馬鹿だった。
変な夢見ちゃって‥。
それが頭から
離れなかったの。」
:09/11/01 17:54
:SH705i2
:qOsycNBM
#79 [ひよこ。]
「‥どんな夢?
聞かせて?」
「‥‥‥うん。」
私は夢の内容を話した。
「‥馬鹿げてる
でしょ。」
「ほんと馬鹿ね。」
「うっ‥。」
「‥あたしが圭介くんを
好きだなんて
有り得ないわ。」
:09/11/01 17:55
:SH705i2
:qOsycNBM
#80 [ひよこ。]
「そうだよね‥。」
「でもよかったわ。
仲直りできて。
あたし、こころと
喋れないのは
なによりも
辛いんだもの。」
静は微笑んだ。
その笑顔は大人っぽい
静の容貌に比べ、
とっても可愛いらしく、
なんだか私は
胸がきゅんと
してしまった。
:09/11/01 17:56
:SH705i2
:qOsycNBM
#81 [ひよこ。]
「‥静っ!」
私は思いっきり静に
抱き着いた。
「きゃっ!もう、
眼鏡外れて‥。」
その時、
二人の目が合った。
〈こころ、大好き‥。〉
‥‥あ!
静の心‥!?
:09/11/01 17:57
:SH705i2
:qOsycNBM
#82 [ひよこ。]
〈これからもずっと
親友でいたい‥。
なんて、
言ったら迷惑かしら‥。〉
静の心には不安が
映し出された。
私が『はぁ?』などと
答える映像‥
想像のようだ。
静‥。
「ずっと親友よ!静。」
「え‥?」
:09/11/01 17:58
:SH705i2
:qOsycNBM
#83 [ひよこ。]
「おばあちゃんになっても
ずーっと
親友でいようね!」
〈こころ‥同じ気持ちで
いてくれるのね‥。
うれしい。〉
静は眼鏡をかけ直し、
はにかみながら言った。
「うん‥!」
それから私達は
たくさんお喋りして、
時間を過ごした。
そして面会時間が
終了する頃、
静は帰って行った。
:09/11/01 18:00
:SH705i2
:qOsycNBM
#84 [ひよこ。]
「はぁーっ。」
私は静が帰ってから
ばふっとベッドに
ねっころがった。
「痛っ!」
するとお尻で
ポケットの中の物
を踏んでしまった。
見ると‥ネックレス。
「あ!」
待合室で会った彼が
忘れたネックレスだ‥。
:09/11/01 18:01
:SH705i2
:qOsycNBM
#85 [ひよこ。]
返すのすっかり
忘れてたなあ‥。
それは、
シルバーのリングが付いた
ネックレス。
リングには
『Y・A』
と彫り込まれていた。
彼女との
ペアリングっぽいなぁ‥。
大事な物だろうなぁ‥。
:09/11/01 18:01
:SH705i2
:qOsycNBM
#86 [ひよこ。]
そういえば彼と
会ったときも
心が覗けた‥。
‥‥‥。
どうやら私は、
人と目が合うと
心が覗けるらしい。
しかもそれは
直接見ないと駄目なんだ。
今日の静のように、
眼鏡をかけたままでは
覗けなかったもの。
:09/11/01 18:02
:SH705i2
:qOsycNBM
#87 [ひよこ。]
‥もしこの力が本当ならば、
今、まさに、
心が覗きたい人が居る。
そう‥
――圭介‥。
《ブーッブーッ》
「!!」
携帯の
バイブレーションの音が、
静かな病室に響いた。
:09/11/01 18:03
:SH705i2
:qOsycNBM
#88 [ひよこ。]
メールだ。
相手は‥
――圭介だ‥!
恐る恐る
メールを開いた。
『怪我は大丈夫か。
いつ学校来れるんだ?
みんな心配してるし。』
ほっとした。
心配してくれている。
――なんて、カップルじゃ
当たり前のことかも
しれないけれど‥。
:09/11/01 18:04
:SH705i2
:qOsycNBM
#89 [ひよこ。]
‥私‥このままじゃ
幸せになれない‥。
いつまでも圭介の顔色を
伺っているのは嫌だ‥。
‥はっきりさせよう。
私は勇気を振り絞って、
こう、返事をした。
『大丈夫。
数日で学校に
行けるようになるよ。
そしたら、
話したいことがあるの。
聞いてくれる?』
:09/11/01 18:05
:SH705i2
:qOsycNBM
#90 [ひよこ。]
返事はすぐに来た。
『分かった。
俺も話したい。』
俺も‥話したい‥か。
もうすぐ、圭介の気持ちが
分かるんだ‥。
少し怖い‥。
だけど、
変わらなきゃいけない。
頑張って、前に進もう。
:09/11/01 18:06
:SH705i2
:qOsycNBM
#91 [ひよこ。]
:09/11/01 18:10
:SH705i2
:qOsycNBM
#92 [ひよこ。]
5・寂しい公園
《ピピピッピピピッ》
目覚まし時計の
アラームが鳴る。
この音で起きるのは
数日ぶり。
私はあれから検査を受けて
異常がなかった為、
すぐに退院できた。
:09/11/07 17:49
:SH705i2
:mERY.Lxg
#93 [ひよこ。]
人の心が覗けるのは
体に何か
異常があるからだと
思っていたけど、
違うみたい‥。
‥このことは人には
言わないことにした。
言っても、頭
おかしいんじゃないかって
信じてもらえない
だろうし‥。
信じてもらえたとしても
きっと私から
離れていっちゃうよ。
誰だって
自分の心は
覗かれたくはないもの‥。
:09/11/07 17:51
:SH705i2
:mERY.Lxg
#94 [ひよこ。]
「いってきます。」
誰も居ない家の中に、
私の声だけが響いた。
私の家は共働きだから、
起きた時には皆、
既に仕事に出ていたのだ。
:09/11/07 17:52
:SH705i2
:mERY.Lxg
#95 [ひよこ。]
まだ圭介には
―他の皆にもだが―
退院したことは
言ってない。
でも、つい癖で
いつもの公園に
立ち寄ってしまった。
普段だったら
ここで圭介と
待ち合わせて
一緒に登校する。
:09/11/07 17:53
:SH705i2
:mERY.Lxg
#96 [ひよこ。]
一緒に行こうと
言い出したのは圭介。
圭介と付き合って
一年目くらいの頃だ。
圭介の家はここから
ちょっと遠い。
圭介にとっては
遠回りなのに
毎日一緒に行ってくれた。
もちろん‥今日は、
圭介は来ないけれど‥。
たださえ殺風景な公園が
いつもより
寂しく感じた。
:09/11/07 17:55
:SH705i2
:mERY.Lxg
#97 [ひよこ。]
――‥。
しばらく歩いて
学校に着いた。
静や圭介は
もう学校に
着いているだろうか‥。
静と圭介のクラスは
離れていて様子が
分からない。
《ガララッ》
自分の教室に入ると
皆が一斉に私を見た。
私は視線を
感じながら席に着いた。
:09/11/07 17:56
:SH705i2
:mERY.Lxg
#98 [ひよこ。]
すると、真っ先に
話しかけてくれたのは
クラスメートの空だった。
「大丈夫やった!?
事故って聞いたとき
めっちゃ
心配したんやで!!」
空は活発で
サバサバしたタイプの
女の子。
「それが、
ちょっと頭打っただけで
大丈夫だったの。」
:09/11/07 17:58
:SH705i2
:mERY.Lxg
#99 [ひよこ。]
「ほんまに!?
もーなんともないん!?」
「うん、ほんまに!」
私達はあははと
笑い合った。
空と一緒にいるのは
とても気楽で
面白いから好きだなぁ‥。
私は周りを見渡して
あることに気がついた。
「あれ‥。
亜希はまだ来てないの?」
:09/11/07 17:59
:SH705i2
:mERY.Lxg
#100 [ひよこ。]
「あー‥亜希ちゃん?
来てへんけど。」
〈‥こころはほんまに
あの子と仲良いねんなぁ。
うちは無理やわ。
あの子嫌い‥。〉
空はすこし顔をしかめた。
「空って亜希のこと
嫌いだったの?」
「えっ‥なんで?」
「えっと‥その‥
今、顔に出てたよ。」
「あー‥顔に出てもた?
‥そーなんよ。うち、
あの子嫌いやねん。」
:09/11/07 18:00
:SH705i2
:mERY.Lxg
#101 [ひよこ。]
「どうして?」
「だってさぁ‥。
あの子、自分のこと
可愛いーて思てるやん。
うちはそうゆうとこ
生理的に無理やわ。」
「あはは、そっか。
確かにそうゆうところは
あるかも‥。
でもまぁ‥実際に
可愛いから仕方ないね。」
:09/11/07 18:02
:SH705i2
:mERY.Lxg
#102 [ひよこ。]
「‥‥‥。」
〈それに‥
こころの彼氏と
よく二人きりで
歩いてるところ
見るしなぁ‥。
友達の彼氏やのに‥
そーゆうとこも
有り得へん‥。〉
「えっ?」
私は思わず声が出た。
:09/11/07 18:03
:SH705i2
:mERY.Lxg
#103 [ひよこ。]
「え、どないしたん?」
「ううん、
なんでも‥。」
亜希が圭介と‥。
どうゆうこと‥?
まさか‥‥‥。
ううん、だめ。
友達を疑うなんて‥。
静のことがあって
自分を諌めた
ばっかりなのに‥。
:09/11/07 18:04
:SH705i2
:mERY.Lxg
#104 [ひよこ。]
ちゃんと事実が分かるまで
亜希を信じよう。
《ガララッ》
教室のドアが開いた。
入ってきたのは、亜希だ。
亜希は入るとすぐに
私と目が合った。
〈もう退院したんだ。
‥残念。〉
え‥‥?
今のどうゆう意味‥。
:09/11/07 18:05
:SH705i2
:mERY.Lxg
#105 [ひよこ。]
亜希はぱっと笑顔になって
私の席に来た。
「退院したんだっ♪
よかったぁ!
心配してたんだよ〜!」
そして空を見た。
「おはよ〜空ちゃん♪」
空は若干苦笑いで答えた。
「おはよぉ‥。」
:09/11/07 18:06
:SH705i2
:mERY.Lxg
#106 [ひよこ。]
ん‥?
さっきのは
気のせいだったのかな。
亜希も笑顔だし‥
きっと気のせいね。
学校に着いてから暫くは
いろんな友達に
事故について聞かれた。
助かった訳とか
怪我の具合とか‥。
:09/11/07 18:07
:SH705i2
:mERY.Lxg
#107 [ひよこ。]
心配してくれてるのなら
嬉しいのだけれど‥
心を覗くと
ただの興味本位
だったり‥。
本当に心配して声を
掛けてくれる人は
ごくわずかみたい‥。
私は少しだけ疲れを
感じながらも
やっとお昼休みになった。
:09/11/07 18:08
:SH705i2
:mERY.Lxg
#108 [ひよこ。]
あれ?
亜希が居ないなぁ‥。
いつもは私と亜希の2人で
お昼を食べていた。
けれど、今は
亜希が見当たらない。
空には
「先に食べてたら
いいやん」
と言われたけど‥
何故か亜希が
何処にいるのか
ちょっと気になった。
:09/11/07 18:09
:SH705i2
:mERY.Lxg
#109 [ひよこ。]
私は女子トイレや
他の教室などを
探し回った。
うーん‥。いない。
諦めて教室に戻ろうとして
ふと窓の外に目をやった。
中庭に人が居る‥。
‥あ!亜希だ!
何してるのかな?
とりあえず
呼びかけよう‥。
:09/11/07 18:10
:SH705i2
:mERY.Lxg
#110 [ひよこ。]
私は窓を開けようと
手を伸ばした時、
亜希と一緒に居る人に
気がついた。
‥圭介?
なんで圭介と亜希が‥?
私がア然と見ていると、
亜希の手が圭介の
肩に置かれた。
:09/11/07 18:11
:SH705i2
:mERY.Lxg
#111 [ひよこ。]
――その瞬間、
亜希がつま先立ちをして
圭介にキスをした。
:09/11/07 18:13
:SH705i2
:mERY.Lxg
#112 [ひよこ。]
亜希‥!?
さっき聞いた言葉が
頭の中にこだました。
『こころの彼氏と
よく二人きりで
歩いてるところ
見るしなぁ‥。』
:09/11/07 18:13
:SH705i2
:mERY.Lxg
#113 [ひよこ。]
私は、頭が真っ白になって
それでも足は
中庭に向かっていた‥。
:09/11/07 18:14
:SH705i2
:mERY.Lxg
#114 [ひよこ。]
:09/11/07 18:19
:SH705i2
:mERY.Lxg
#115 [ひよこ。]
:09/11/07 18:20
:SH705i2
:mERY.Lxg
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