■ Heartーfull〈ハート・フル〉■
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#14 [ひよこ。]
結構男子からも
告白されてるし、
女の私から見ても
可愛いと思う。

私もこれだけ
可愛いかったら、
圭介もずっと傍に
居てくれるのかな。

「はぁ‥。」

無意識にため息が漏れる。
最近の私は
どうもネガティブ‥。

⏰:09/10/27 20:40 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#15 [ひよこ。]
「あ。」

不意に亜希が声を出した。

「どうしたの?」

「ごめーん。今日この後、
予定入ってるんだったぁ。」

「‥そうなんだ。」

「ほんとごめんねーっ。
じゃね!」

そう言って亜希は
店を出ていった。
見ると夕方5時、
私も仕方なく
帰ることにした。

⏰:09/10/27 20:43 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#16 [ひよこ。]
駅に行くと、
ホームで圭介を見つけた。

「あ、圭介。」

圭介はこちらを一瞥した。
すこし気まずそうな
顔してる。

「‥よぉ。」

⏰:09/10/27 20:44 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#17 [ひよこ。]
「あれ、私服なんだ。
塾帰りなの?」

「‥まぁ。」

「そうなんだ‥。」

「‥‥‥。」

圭介と私は昔より
喋らなくなった。

昔は長電話とか
毎日してたのに。

そういや親に
通話代かかって
怒られたなぁ。

⏰:09/10/27 20:46 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#18 [ひよこ。]
本当は聞きたいことが
たくさんある。

でも圭介を目の前にすると
聞くのが怖くなるんだ。

‥圭介は今何を
思ってるの‥?
‥圭介は今、
誰を、想ってるの‥?


《プルルルル‥》

《間もなく電車が参ります‥》

駅の放送が流れた。

⏰:09/10/27 20:48 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#19 [ひよこ。]
「じゃあ、俺
これに乗るから‥。」

圭介は私からゆっくりと
離れようとした。

私は何故かその時
圭介が他の誰かの所へ
行っちゃうような
気がした。

‥‥行かないで‥!

「‥圭介!」

圭介は歩みを止めた。

「‥なに。」

⏰:09/10/27 20:50 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#20 [ひよこ。]
「‥‥‥。」

「‥おい。」

何か‥言わなくちゃ‥。

「‥圭介‥っ
圭介ほんとは‥。」

「‥‥‥。」

「ほんとはもう‥
私のことなんて‥!」

《ドンッ》

「‥‥っ!?」

⏰:09/10/27 20:53 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#21 [ひよこ。]
誰かが私の肩に
強く当たった。
私はバランスを崩して、
線路に身を投げされた。

「‥こ‥こころ!!」

体が宙に浮いた。
真下は線路だ。

周りの人達の
騒ぎ声が聞こえる。

「キャーー!!」

「危ない!!」

「緊急停車を‥!」

⏰:09/10/27 20:54 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#22 [ひよこ。]
私にはすべて
スローモーションに
感じた。

心の中は
不思議なくらい冷静だ。

《キキィー―――!!》

電車がスピードを
落しながら
それでも速く
近づいてきている。
もう、
これは間に合わない‥。

⏰:09/10/27 20:56 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


#23 [ひよこ。]
諦めよう‥。
もう無理だよ‥。
私死んじゃうんだ。
こんなにもあっけなく。

――‥あ、圭介が
必死で手を伸ばしている。
そっか、助けようと
してくれているんだ。

ありがとう圭介。
私、捨て駒じゃなかった
ってことだよね。

それだけ分かったら
十分だよね‥。

⏰:09/10/27 20:57 📱:SH705i2 🆔:dngFJfYM


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