太陽と夏の空
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#135 [ラビ]
達矢「いや…悪ぃ」
ヒロキ「オレってそんなに怖い…?」
達矢「いや、そういうわけじゃないからさ」
ヒロキ「そう?なら良かった☆」
ヒロキは笑って言った。
…が、すぐにその笑みは消え、急に真面目な顔になった。
真面目というか…
どこか悲しそうだった。
:06/09/01 18:36
:W32SA
:tJU7WrdY
#136 [ラビ]
ヒロキ「俺さぁ…」
とても申し訳なさそうに話すヒロキ。
俺は目線をそらさずにヒロキを見つめて話を聞いた。
ヒロキ「俺さぁ…結構ちょっと前から愛川に行きたいと思ってたんだ。
最初は白石を考えてたし…自分は白石だろうって思ってたときもあったけど…
でもやっぱ父さんと同じばっかじゃなくて、自分で新しいことしたいなぁって思ってさ…
:06/09/01 19:01
:W32SA
:tJU7WrdY
#137 [ラビ]
でも…達矢は親父さんと同じ高校に行きたいって思ってるの知ってたから…。
オレについて来られるの嫌がるんじゃないかと思ってずっと言えなかったんだ…。」
俺はヒロキの話を黙って聞いていた。
やっぱり俺…
ヒロキにもそう思わせちゃう態度だったのかな…。
そうだと思うと、ヒロキにすごく申し訳ない気持ちになった。
:06/09/01 19:13
:W32SA
:tJU7WrdY
#138 [ラビ]
達矢「別に、迷惑じゃねぇよ!全然言ってくれて良かったのに…」
ヒロキ「ホント?!あのさ…これもずっと前から思ってたんだけど俺…高校でも達矢と野球がしたいんだ!」
ヒロキのその言葉に俺は嬉しくて…胸がいっぱいになった。
俺だって…まだまだヒロキと野球がしたい。
達矢「一緒に愛川行こうぜ」
:06/09/01 19:17
:W32SA
:tJU7WrdY
#139 [ラビ]
俺がヒロキに言えた言葉はその一言だった。
ヒロキ「本当に?!ありがとう!!」
ヒロキは満面の笑みを浮かべた。
『甲子園行こうぜ』
二人の声がそろった。
俺達は笑いながら教室へと戻った。
そしていつの間にか、あの心に残ったモヤモヤも消えているのに気がついた。
:06/09/01 19:21
:W32SA
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#140 [カズ]
楽しかったよ
更新楽しみに待ってる
:06/09/02 02:19
:W41CA
:ogbf.qeM
#141 [ラビ]
カズさん~ありがとうございますュ@本当に嬉しい限りですK~楽しみにしていただけるなんて本当に感謝感激です更新頑張りますツヘ(笑)
:06/09/02 08:54
:W32SA
:4RHgPAtg
#142 [ラビ]
こうして、俺達は中学を卒業。
愛川高校へ特待生として入学した。
真新しい制服に身をつつみ、胸を踊らせながら愛川の校門を抜ける。
愛川は昔からあるわりには、改装を繰り返しているからか、校舎はなかなか綺麗だった。
ここで3年間…俺達は甲子園を目指す。
待ってろよ、甲子園。
:06/09/02 09:05
:W32SA
:4RHgPAtg
#143 [ラビ]
【4章―夢の始まり】
入学してから1週間後。
部活見学期間を終え、正式に入部を認められた。
緊張しながらグランドに入る。
カキーン!!
「いったぞー!!」
「島田ー!つっこめー!!」
「ナイスプレーナイスプレー!!」
…スゴい。
当たり前だが、中学と比べ物にならない練習内容とレベルの高さ。
:06/09/02 09:15
:W32SA
:4RHgPAtg
#144 [ラビ]
中学レベルの俺の頭で言わせてもらうと、これで甲子園に行けないというのが不思議だった。
…もっと上がいるということか…。
現在、地元トップで甲子園出場を果たしている白石学園のことを考えると…
ゾクっとした。
:06/09/02 09:19
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