太陽と夏の空
最新 最初 全
#241 [ラビ]
達矢「大丈夫。お前のせいなんかじゃねぇよ」
俺はそう言ってヒロキの肩を叩いた。
ヒロキ「…ありがとう。オレ…達矢がいてくれてホントに良かったよ☆」
ヒロキは笑って言った。
…俺も、ヒロキがいたからここまで野球が続けられたんだ。
:06/09/05 18:38 :W32SA :pFuM3zxU
#242 [ラビ]
達矢「親友だろ?☆」
俺もヒロキには感謝しきれないくらい感謝してる。
今はヒロキに元気になって欲しかった。
ヒロキ「サンキュ☆」
達矢「よっしゃ!帰ろうぜ☆」
:06/09/05 18:49 :W32SA :pFuM3zxU
#243 [ラビ]
今日もまた1日が終わる。
「じゃあな☆」
俺達はいつもの交差点で別れた。
ヒロキは元気を取り戻しているようだった。
:06/09/05 18:51 :W32SA :pFuM3zxU
#244 [ラビ]
俺は家に帰り、カレンダーにつけられた赤い印を見つけた。
甲子園まであと3日。
もう目の前だ。
甲子園を考えると、緊張と興奮で毎日眠れないほどだった。
食事を済ませ、風呂に入り、ベッドの中にもぐりこむ。
…早く甲子園でプレーがしてぇな…。
今日もそんなことを考えながら眠りについた。
:06/09/05 19:02 :W32SA :pFuM3zxU
#245 [ラビ]
次の日の朝。
いつもと何も変わらない朝だった。
達矢「ふぁぁぁぁあ…眠ぃ…」
あくびをしながら着替えを済ませ、部屋を出ようとした時…
「達矢ー!!達矢ぁー!!」
と母さんの声が聞こえた。
:06/09/05 19:06 :W32SA :pFuM3zxU
#246 [ラビ]
達矢「起きてるー!!」
そう言い返して部屋を出た。
階段を降りると、母さんが慌ててとんできた。
「達矢っ!!早く車に乗って!!」
母さんの慌てように俺も驚いた。
達矢「なっなしたんだよ!?」
:06/09/05 19:09 :W32SA :pFuM3zxU
#247 [ラビ]
母さん「いいからっ!!」
俺は言われるままに車に乗る。
…一体…何の騒だ…??
しばらく車は走り続け…
そうして着いた場所は…
…病院。
:06/09/05 19:12 :W32SA :pFuM3zxU
#248 [ラビ]
…ゾクッ
俺は寒気がした。
この嫌な感じ…
前にもあった…。
…そうだ…
父さんのときだ…。
:06/09/05 19:13 :W32SA :pFuM3zxU
#249 [ラビ]
車から降りると急いで病院の中に入った。
無我夢中で走る。
そして…ある病室の前に案内された。
病室のドアに手を伸ばす…。
…あぁ…この感じ…。
父さんのときと一緒だ…。
俺は頭が真っ白で、何も考えられなかった。
:06/09/05 19:18 :W32SA :pFuM3zxU
#250 [ラビ]
このドアの向こうで何が起こっているのかはわからない…。
だが、良くないことであるのは確かだ。
…俺の手が震えてきた。
…嫌だ…。
開けたくない…。
真っ白な頭の中で
考えることはそれだけ。
:06/09/05 19:23 :W32SA :pFuM3zxU
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194