太陽と夏の空
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#161 [ラビ]
でもヒロキは


少しも表情を変えてなかった。


りんとした表情で

俺の言葉を聞いていた。


“達矢がピッチャーやりたいと思うのは当たり前だろう”

そう思ったのか。

“宣戦布告”

そう思ったのか。

どちらでとらえたのかはヒロキにしかわからないが…。

⏰:06/09/02 17:56 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#162 [カズ]
いちようアゲアゲ(σ・∀・)σ

⏰:06/09/02 18:27 📱:W41CA 🆔:ogbf.qeM


#163 [ラビ]
カズさん~アゲありがとうございます~今からまた更新しますね。c

⏰:06/09/02 19:25 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#164 [ラビ]
ヒロキは一歩前へ出て自己紹介を始めた。

ヒロキ「桜岡中学校から来ました。宮本ヒロキといいます。ポジションはピッチャーです。よろしくお願いします!」


俺は少しビクっとした。

心なしか、“ピッチャー”という言葉を少し強調していた気がする…。

…気のせいか…?



監督「よし、全員だな?」

⏰:06/09/02 19:39 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#165 [ラビ]
俺は監督の声にハッとした。


監督「まぁ名前は後々覚えていくだろうし、1年生は早く硬式に慣れるように日々努力すること!2、3年生は新しい仲間と共に甲子園を目指して頑張ろう!以上!練習に戻る!」


こうしてミーティングが終わり、練習が始まった。

⏰:06/09/02 20:03 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#166 [ラビ]
まずはキャッチボール。


…硬式のボールは堅くて痛い。



…パシィィン!!



…いってぇ〜…。


左手の痛みをこらえながらキャッチボールをした。


…やっぱ投げる感じもちょっと違うなぁ…


そんな軟式と硬式の違いを感じながら、あっという間に日が暮れていった。



『ありがとうございました!!』

⏰:06/09/02 20:22 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#167 [ラビ]
今日の練習が終わった。


部室が一斉に部室に戻る。


ヒロキ「達矢お疲れ☆」


達矢「おう!お疲れ☆」

俺達も部室に戻ろうとしたその時…


監督「おい、坂本!」


達矢「ハイ!」


俺は監督に呼ばれた。


達矢「悪い、ヒロキ。先行ってて!」

ヒロキ「わかった☆」

俺は一人グランドへ戻った。

⏰:06/09/02 22:38 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#168 [ラビ]
帽子を取り、一礼する。

達矢「っします!」

俺はかなり緊張していた。

すると監督はハハッと笑い、

監督「もっと楽にしていいぞ?」

と言ってくれた。


達矢「あ…すいません…」

俺は少しだけ姿勢をくずし、監督の話を聞いた。



監督「坂本は、本職はショートだったんだろう?たまにピッチャーで投げていたみたいだが…。お前自身、どうしたい?」

⏰:06/09/02 22:43 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#169 [ラビ]
達矢「えっ…?」


俺は一瞬固まった。

俺自身どうしたいって…?


達矢「どうしたいって…どういうことですか?」

監督「ポジションだよ。どっちがやりたいんだ?お前はショートだったみたいだが、元々はピッチャーで有名だったハズだ。そうだろう?」


監督は俺が小学時代ピッチャーでカナリ有名だったということを知っているようだった。

⏰:06/09/02 22:48 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#170 [ラビ]
…どっちがやりたいのか…?

その質問は俺の胸に突き刺さる。

達矢「俺は…」


答えに困ったが、俺はゆっくりと話始めた。


達矢「俺は…ピッチャーがやりたいです。でも…俺はショートも好きだから、どっちもやりたいです。」


言い終わってから、あんまり答えになっていないような気がした。

が、これは俺の本心だ。

⏰:06/09/02 22:52 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


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