太陽と夏の空
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#175 [ラビ]
達矢「ありがとうございます!!」

俺は全身全霊、心の底から感謝の気持ちを込めて頭を下げた。


監督「まぁそういうことだから、戻っていいぞ」


達矢「ハイ!ありがとうございました!!」


俺はもう一度頭を下げ、部室へと戻っていった。

⏰:06/09/02 23:25 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#176 [ラビ]
部室に着くと、部員はほとんどが帰ってしまっていた。


ガチャ…


ドアを開けると、ヒロキがいた。

ヒロキ「お疲れ☆」


ヒロキは笑顔で俺を迎えてくれた。


達矢「サンキュ☆」


俺もつい笑顔になって言葉を返した。

⏰:06/09/02 23:28 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#177 [ラビ]
ヒロキ「なぁ?なに言われたの??」

ヒロキは興味深々に尋ねる。


達矢「ナイショ☆」

俺はなんとなく、今ヒロキには言いにくかった。

“俺もピッチャーやれることになったんだ”


だなんて…。


ヒロキ「うわぁ〜!!待っててやったのにヒデぇなぁー(笑)」

達矢「へへへっ☆」

⏰:06/09/03 07:37 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#178 [ラビ]
ヒロキはそれ以上深く聞いてこなかった。


達矢「よっしゃ!帰ろうぜ!」

俺は着替えを済ませ、ヒロキに言った。


ヒロキ「よし、帰るかぁ☆」



俺とヒロキは笑いながら、部室を後にした。




…こうして、俺達の青春は始まった。

⏰:06/09/03 07:44 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#179 [ラビ]
どんなにツラいことがあっても


ここで出会った仲間と支え合って乗り越えていく。


喜びは

仲間と共に分かち合う。




…全員、目標は一緒だ。


“甲子園”



ただ1つの球場に行くために

俺達は全身全霊をかけて戦う。


この高校野球に俺達の青春を捧げる。



俺達の夢は始まったばかりだ。

⏰:06/09/03 08:21 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#180 [ラビ]
【5章―夢が叶うとき】

高校に入学して、たくさんの季節が流れた。


3年生の先輩たちは、甲子園に行けずに引退した。


甲子園を手にしたのは…


白石学園。




そして俺達は2年生になり、グランドに立てる機会も増え

ポツポツとレギュラーになるヤツが出てきた。

⏰:06/09/03 08:27 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#181 [ラビ]
もちろん、俺とヒロキは普通にベンチ入り。


俺はレギュラーでショートを守っていた。


ヒロキはというと、先発はさすがに先輩で、その次にヒロキといった感じだった。




そしてその次のピッチャーに…俺。



ヒロキがベンチにさがると、俺がショートからピッチャーになり、他の奴がショートに入った。

⏰:06/09/03 08:33 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#182 [ラビ]
でも…



この年も甲子園をつかむことは出来なかった…。


甲子園を賭け、迎えた決勝戦。


延長11回。


表に1点取られ


裏にその1点をかえすことが出来ず…

試合終了。



この年も甲子園を手にしたのは…


白石学園。

⏰:06/09/03 08:36 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#183 [ラビ]
俺はたまらなく悔しかった。


喜んで飛びはねる白石の奴らの横で



俺は涙を落とした。



『この悔しさを忘れてはならない。悔しい思いを次に繋げ、また来年…次こそは、甲子園をつかもう。』

試合終了後のミーティングで監督が言った言葉…。

⏰:06/09/03 08:41 📱:W32SA 🆔:pBac1Lm6


#184 [カズ]
たのしみだからアゲアゲ

⏰:06/09/03 15:03 📱:W41CA 🆔:gpGQvZdU


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