無題【BL】
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#8 [我輩は人間である]
なかなか聞こえてこない話の続きに俺は顔を向けた。
「つかさ…?」
続きを催促すると机を直しながら何やら躊躇いがちな表情をして誠も俺の方に顔を向けた。
その顔はどこか真剣そうでいつもとは違う雰囲気が俺たちの間に流れた気がした。
「………コウが好きだ」
「……………」
この空気はなんだろう。
躊躇った表情や少し頬が赤くなっているところが、友達としての告白ではないと悟らせた。
「バカな事言ってないで行くぞ」
「……………あはっ、ごめんごめん」
:09/12/21 23:13
:S001
:☆☆☆
#9 [我輩は人間である]
こうしてまた一つ、甘えて逃げた。誠から。
でも誠はやはり何も言わなくて、次の朝には今までと変わらず話したりした。昼も食べて、授業中もなんやかんや喋ったり普段と変わらない。次の日もそのまた次の日も。
俺はそれに混乱した。
逃げたのは自分なのに追いかけて欲しいなんていう我が侭が生まれて、マジな告白だった気がして、意識して……――――。
そうしていつの間にか恋をしていた。
後から出てきたフライドチキンやシチューに夢中になってケーキは余程食べてない。着く前まではケーキで頭がいっぱいだったがやはり次々に目を引くものが出てくるとついついそっちに手がいってしまう。
「ケーキ食わねえの?」
「食う。お腹休ませてるだけ。食うなよ、俺のなんだから」
:09/12/23 02:16
:S001
:☆☆☆
#10 [我輩は人間である]
「食べたら殺されるの知ってるから食べねえよ」
そう言いながら立ち上がり机の引き出しから洒落た袋を手にして俺に差し出す。
「今回は期待していいぞ!」
何故か自慢気な表情にハテナマークを浮かばせながら受け取った。
袋から出して丁寧にラッピングされた紙も我ながら無惨に破り取ると中から出てきたのはシルバープレートのキーホルダー。
「これだけ?」
「ヒドッ!まあまあこっち側見てみ」
俺の隣に座ってチェーンに繋がれたプレートをひっくり返すとローマ字で俺の名前が刻まれていた。
「世界に一つしかないって思えば少し感動しない?」
:09/12/23 02:40
:S001
:☆☆☆
#11 [我輩は人間である]
「んー…なんかお前らしいって感じ」
「答えになってないし。じゃ、次コウ」
唇を少し尖らせ拗ねたような表情を見せた。なんか可愛い。
ってかそんな事よりどうしよう。
余裕が全くない。プレゼントとかすぐそこに届く位置にあるけど渡したそのあとが怖くてなかなか手が出せなかった。
「いただきっ」
鞄に視線を送っているばかりの俺にしびれを切らした誠はヒョイと取ってファスナーを開ける。
「あっ、ちょっと待てよっ!ダメまだっ」
俺の声を無視してプレゼントとカードを取り出した。
「わざわざクリスマスカードも書いてくれたの?なんか嬉し……………」
「それはっ………………」
:09/12/23 02:55
:S001
:☆☆☆
#12 [我輩は人間である]
取り返そうと手を伸ばしたが誠の大きな手に掴まれ阻止されたままだ。
そのまま。俺の右手首を掴んだままカードだけを見つめて誠はゆっくり俺に顔を向けた。
握られてる右手首が熱を帯びて熱くなった。体も顔も、そこから回ってきたかのように熱い。
「コウ、俺コウが好きだ」
「俺も」
俺の唇に触れた誠の唇も、少し熱を持っている気がした。
END
:09/12/23 03:09
:S001
:☆☆☆
#13 [我輩は人間である]
【短編】※18
初めてのプレゼント
:09/12/24 15:55
:S001
:☆☆☆
#14 [我輩は人間である]
とりあえずベットに向かい合って座ってみる。付き合って四ヶ月と二日、やっとこの日が来た。何故かお互い正座して白々しい雰囲気がなんだかムズムズして初々しくていいなんて感じる。
前屈みになると怯えたようにきゅっと目を瞑る静樹をゆっくりベットへ押し倒した。
「一也………ちょっと怖い………」
「ん…大丈夫。俺に、任せて」
「痛くすんなよ」
クリスマス。恋人達の大イベント。
プレゼント交換とかイルミネーション街で手ぇ繋いでうようよしてるカップルが山ほどいるし、はたまたラブホで熱々、家で熱々なんてもんもいる。
俺たちは一応俺の家で熱々しようという事になった。
本当は手とか繋いで寄り添って歩きたいとかそんな考えも浮かんだ。が、いわゆる俺と静樹は男同士だから。…だからっていうのは少し嫌だけど。
:09/12/24 16:54
:S001
:☆☆☆
#15 [我輩は人間である]
静樹はツンデレだ。
「静樹可愛い」
「…………死ね」
「無理無理」
いつもこんな調子。可愛くフワフワした妖精みたいな外見なのに喋ると見事にイメージを裏切る。そんな愛しの恋人が見せたデレの姿にキスもし始めてないのに表情だけでメロメロだ。
サラサラしたミルクティー色した髪に指を絡めながら、ピンクのいい形した唇にキスを落とす。
チュッ、チュ、と音をたてながらフレンチを繰り返して半開きになったその唇の隙間に舌を入れて、静樹のと絡ませた。
:09/12/28 01:56
:S001
:☆☆☆
#16 [我輩は人間である]
「んっふ、…ふ…ッ…」
まるで口内を逃げ惑うように臆病な舌を俺はゆっくり吸い上げた。それから頬の内肉を探ったり下唇を噛んでまた角度を変えてキスを繰り返す。
ぴちゃ、と交わすたびに卑猥な音が俺たちの間から鳴り俺はその音に欲情した。
「…ん、っは…ストッ、ん…!…ストップっつってんだろッ」
口端から垂れた唾液を舐めとると俺の顔は静樹から離れた。
静樹の顔は頬を赤らめながらもムスッとしている。
「ごめっ。あまりにも久しぶりのチューだったから」
「息が続かないこっちの身にもな…」
静樹の言葉は右から左へと流れていった。そんな事よりもう…吸い付きたい。
「あっ!」
:09/12/28 02:31
:S001
:☆☆☆
#17 [ぉとは]
続きすごく見たい

:09/12/28 06:32
:PC
:QRCz7FxA
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