無題【BL】
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#28 [我輩は人間である]

「なぁ〜にがやべぇだ。気持ち悪いしなんか…なんか…」

俺の言葉により口調を強めたがだんだんと声が薄れていく。

「なんか?」
「………………、…ケツからなんか……あっ…」

静樹の言葉に手をお尻へと伸ばすと俺の子種たちが静樹の中に残っていた。人差し指を突っ込んでかき出して行けばくちゅくちゅ音をたてながら、子種は出ていった。

「や…ぁ……一也、止めろっ…?! あ?」
「じゃあカピカピ落とそっか。中もちゃんと綺麗にしないとね」

裸のままの静樹を抱えて風呂場へ向かった。拗ね気味の顔へキスを落としていく。こりゃ朝からゴングが鳴りそうだ。



END

⏰:10/01/07 23:56 📱:S001 🆔:☆☆☆


#29 [我輩は人間である]



ぉとはさん、我輩は匿名であるさん、読んでいただきありがとうございます。
これからもスローペースながら書きたいと思いますので宜しくお願いします。

是非
>>1にもお越し下さい。

⏰:10/01/08 00:00 📱:S001 🆔:☆☆☆


#30 [我輩は人間である]

【中編】アンバランスがいつの日か


⏰:10/01/21 23:41 📱:S001 🆔:☆☆☆


#31 [我輩は人間である]

補習で遅れた。補習で遅れた。補習で遅れた。

「だから補習で遅れたんだって…」

四回目。
一向に信じてくれない日向源治郎に山中悟は本日五回目の台詞をはいた。

「さっきからわかったって言ってるだろう」
「いや腑に落ちない顔してるじゃん」

端正な顔の眉間に皺が少しできてるのは気のせいでも何でもない。
信じてるんだか信じてないんだかの曖昧な顔に悟は溜め息を漏らした。

かれこれ二人ここで一時間はこのやりとりだった。いい加減どっかのファミレスに寄るとか、でなくてもそこのベンチに座るとか、とにかく一時間立ちっぱはキツイ。

⏰:10/01/22 00:00 📱:S001 🆔:☆☆☆


#32 [我輩は人間である]

しかも高校三年生男子二人で一時間。女子ならわからない気もしないが駅のホームで……いや、ないだろう。悟は今まで自分達がしでかした恥にじわじわと気付いた。

「とにかくどっか座れるとこ行こ。脚パンパンだから」
「俺は大丈夫だけど」
「お前はいいけど俺はダメなの。それに遅れたお詫びもしたいし」

源治郎は間をあけてわかったと単調な返事を返した後行き先も決めてないのに歩き出す。その後を追って悟も歩き出した。

どうせ同じ方面だし、つかお隣だしと取り付けた約束。学校違えど仲良し同士仲良く帰ろうと昨日悟は軽く取り付けた。
ただ一度目の大遅刻で信用を失ったのは確かだった。だから気を付けようと思ってた後の、コレ。

⏰:10/01/22 00:52 📱:S001 🆔:☆☆☆


#33 [我輩は人間である]

源治郎をチラッと横目で見てもまだ許しきってもらってないのはよくわかった。

「………本当に補習なんだけどなあー」
「…………」
「本当に本当に補習…」
「わかったって」

やや強めの口調で源治郎は言葉を遮った。ビクッと肩を揺らす悟を尻目に歩くスピードを早める。

「四時間も待たされるよりはマシだ」
「それ嫌味?だから本当にあれは悪かったって言ってんじゃん」
「正直言って引きずってる」
「だから今日も引きずんの?」

⏰:10/01/22 01:05 📱:S001 🆔:☆☆☆


#34 [我輩は人間である]

源治郎の中で悟の発言信憑性は五分五分位だ。
前にも帰る約束して駅で待っていた事があった。約束の時間から四時間経っても悟の姿が見えず、五時間が経とうとしていた時悟がやっと駆け足で駅に来た。理由は友達とゲームセンター。
この時ばかりは全面に怒りが出た。
今日も同じ事が起こるのかと思ったが悟は少し遅れただけ。ほんの数十分。

「別に」

嫌味言われても仕方ないだろと源治郎は呟くように言った。

⏰:10/01/22 01:17 📱:S001 🆔:☆☆☆


#35 [我輩は人間である]

悟は少し黙り込んだ。自分がやった事をもし友達にされたらと思うと何発懐にパンチするかわからない。
だけどまさかここまで根に持たれると困ったもんだ。
……だいたい今日は、

「携帯持ってない源治郎も悪い」
「はあ?」
「携帯持ってりゃ補習で少し遅れるよ、とかすぐに知らせられたのに」
「何を言うかと思えば……。ちなみにここまで一回も謝罪の言葉を聞いていない。そんなあがきを言う前に素直にごめんと言えないのか、お前は」
「はあっ!?ごめんて言いました〜!」
「言ってないな、間違いない」
「オイッ、嘘っぱちこくなっ。言いました、確かに言いましたあー」

⏰:10/01/22 13:31 📱:S001 🆔:☆☆☆


#36 [我輩は人間である]

見慣れた住宅街。帰り道に男二人の口喧嘩が勃発した。

「第一、携帯がどうのこうのと重箱の隅をつつくような…」
「重箱か小箱かわからないけど今時の高校生が携帯持ってないなんておかしいだろ」

源治郎は父和菓子職人、母着物の着付けとなんとも古風な家に産まれいわゆる源治郎もその古風なニュアンスに包まれて育ってきた。
父親はよく漫画に出てきそうな頑固者でその遺伝子も源治郎にちゃんと伝わっている。だから言った事は曲げないし、何よりルーズな事が大嫌いだった。

⏰:10/01/22 18:01 📱:S001 🆔:☆☆☆


#37 [我輩は人間である]

「携帯なんか持たなくとも生きていける」
「機械音痴なだけでしょ。よく言う」

だから今回だって少しイラつく部分だってある。たかが十分、されど十分。
しかし源治郎はそんな事では怒らない。例え頑固でも機械音痴と言われようと今は論外としても滅多に表情を崩さない。
穏和な性格で人を思いやったりするのが源治郎であって争いはあまり好まないのだ。
まぁ今は論外なんだけど。

「うるさい。少しは減らず口直さないのか?周りにいいイメージを与えない」
「へっ!ちょっと顔が良くて頭良くて運動できるからって調子に乗んなよっ!頑固!機械音痴!天才!もういいっ!」

悟は小学生の決まり文句みたいに悪口をつらつらと並べるとフンと鼻を鳴らし家に早足で入って行った。

「はあ……………」

深い深い溜め息を吐く。
やってしまった。悟を怒らせてしまった。

⏰:10/01/22 18:16 📱:S001 🆔:☆☆☆


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