Love forever 〜Destiny〜
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#981 [ゅぃ]
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心が襲われたと発覚してから、何日が経ったんだろう。
あの日以来、世菜とは会っていない。
あの一軒家にも足を運んでいない。
だけど・・・・クスリをやめられない自分がいる。
心を思うと、『自分は何のために生きているんだ?』そう思う。
『俺は最低だ。バカな人間だ。』そう思う。
そしてそう思う度、その嫌な感情から逃げたい為にクスリを身体に流し込む。
:10/06/12 23:48
:PC
:☆☆☆
#982 [ゅぃ]
そして今日も自己嫌悪に陥る。
・・・・そんな俺の前に、この闇から抜け出すきっかけを与えてくれる人が現れる。
俺を・・・必ず裏切る事はない人がいる事。
感謝してもしきれない。
何度も思った。
心から思った。
「ありがとう」・・・・・と。
:10/06/12 23:55
:PC
:☆☆☆
#983 [ゅぃ]
・
その日はただ、何となく家にいたんだ。
いつもはフラフラと出掛けている俺。ただその日は一日中・・・ずっと家にいたんだ。
時刻は夜10時。
何をするわけでもなくその日は、ベッドの中にいた。
時計の針が動く音だけが聞こえる中、インターホンが鳴った。
:10/06/13 00:05
:PC
:☆☆☆
#984 [ゅぃ]
ピンポーン・・・ピンポーン・・・ドンドンドン!!!
「!?」
・・・・何だ?
「直哉!!!!」
・・・・・・・え・・・
何度も何度も聞いたその声。一瞬で分かった。
俺はベッドの中から、ゆっくりと起きあがり玄関へと足を進めた。
:10/06/13 00:07
:PC
:☆☆☆
#985 [ゅぃ]
・・・そして、俺は玄関の扉を開けた。
「・・・・直哉!」
そう。俺の目の前にいるのは、兄貴の光哉だった。
「・・・・光哉」
「お前・・・何してんだよ!?お袋と親父が連絡つかないって言って・・・・俺ここへ何度も来たんだぞ!?今まで何してたんだ!!??」
「・・・・・・・」
どこからどうやって説明すればいいのか。
何をどうやって言えばいいのか。
:10/06/13 00:11
:PC
:☆☆☆
#986 [ゅぃ]
「とりあえず上がるぞ。近所に迷惑だ」
光哉はそう言い、部屋に入ってきた。
「・・・・・お前なんだよこれ!!??」
部屋に入るなり光哉は俺に向かって怒鳴りつけた。俺の部屋に置いてあるクスリが光哉の目に止まっていた。
「・・・・・・・・」
「何やってんだよ!!!!!」
ガッッッ!!! ドンッッ!!!
俺は光哉に思いっきり顔を殴られ、勢いよく床に倒れ込んだ。
・・・・・口の中は鉄の味が広がった。
:10/06/13 00:14
:PC
:☆☆☆
#987 [ゅぃ]
「お前!!!」
俺の胸ぐらを掴み、何度も俺を揺さぶる光哉。
「・・・・・お前バカか・・・・・・?」
光哉が呆れた声でそう言った。・・・・俺はバカだよ。どうしようもねぇバカだよ・・・。
「・・・お前、いつからこんなになったんだ?」
俺は・・・・自分でも気が付かない内に、ポツリポツリと光哉に話し始めていた。
「・・・・わかんねぇんだ・・・自分がいつからこんなになったか・・・。大学入学して、必死にバイトしてて・・・そしてら、世菜がいきなり現れて・・・」
:10/06/13 00:22
:PC
:☆☆☆
#988 [ゅぃ]
「・・・・・いきなり俺の部屋にきて・・・・それで・・・・・クスリ・・・」
もう何て言っているのか分からなかった。
俺は今まであった事全て、話せていたのか?ちゃんと光哉に伝えたのか・・・・。
「・・・・・お前バカだよ。何やってんだよ?」
「こころがっ・・・!俺心に・・・・っ心っ」
「直哉・・・・・お前もう終わろうぜ?いつまでも・・・こんなの駄目だ。ちゃんとクスリやめよう。な?」
光哉は落ち着いた口調で、俺を宥めるようにそう言った。
:10/06/13 00:28
:PC
:☆☆☆
#989 [ゅぃ]
「ちゃんとお袋と親父にも説明するんだ」
「・・・・・あぁ」
「もう絶対クスリはやめろ。もう二度と手出すな」
「・・・・・あぁ」
「・・・ちゃんと一からやり直すんだぞ。今までのことなかった事にはできない。だけどやり直すことはできるんだ。直哉」
「あぁ・・・・・。」
:10/06/13 00:32
:PC
:☆☆☆
#990 [ゅぃ]
・・・俺は兄貴に救われた。
兄貴にぶん殴られて、俺は一気に目が覚めた。
これから・・・・・俺の戦いが始まる。
一からまた人生を切り替えて行かなければならない。
一度道を踏み外してしまった俺。
簡単に元に戻すことはできない。・・・自分との戦いが始まるんだ。
そして、その前に俺にはすべき事がある。
「指輪、返してくれ」
:10/06/13 00:39
:PC
:☆☆☆
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