Love forever 〜Destiny〜
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#401 [ゅぃ]
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」
電話を切るなり、心はそう言った。
「マジ?」
「亜美には言っといてっ!」
「おー、気ぃつけてなぁ」
:10/02/18 15:21
:PC
:☆☆☆
#402 [ゅぃ]
・・・・・・・・
「・・・俺もそろそろ帰るわ」
何でか分からないけど、俺は心が気になった。
:10/02/18 15:22
:PC
:☆☆☆
#403 [ゅぃ]
「来たばっかじゃん、お前」
「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」
「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」
:10/02/18 15:23
:PC
:☆☆☆
#404 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」
「おー、明日頑張れよ、現場」
「おーまたな」
あーだりぃ。明日も仕事かよ。
そう思いながら、俺は心のあとに、一登の部屋を出た。
:10/02/18 15:25
:PC
:☆☆☆
#405 [ゅぃ]
外灯が照らす道を、また歩いていく。
俺の数メートル前には、心の姿があった。
・・・心は、何かを大事そうに持ちながら、少し肩をすくめて歩いている。
自分の周りをキョロキョロしながら、少し小走りで歩いている。
:10/02/18 15:27
:PC
:☆☆☆
#406 [ゅぃ]
・・・・・あ。夜道怖いんだ。さっきも歩いてたのに。
おいおい大丈夫かよ・・・・。
俺はそう思いながら、少しずつ心との距離を縮めて歩いた。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#407 [ゅぃ]
すると心はゆっくりと立ち止まり、後ろに振り返った。
「あ」
俺を見るなりそう言った。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#408 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」
「・・・・あの」
心は困った顔を見せた。
「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」
:10/02/18 15:31
:PC
:☆☆☆
#409 [ゅぃ]
心は少し何かを考えた顔をして、そのあとすぐに
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
と断った。
「や、マジ危ないし、送ってくって」
あんなに怖がってたくせに・・・
最近ここら、変質者出るんだよな。
出くわしたりでもしたら、あぶねぇし。
:10/02/18 15:34
:PC
:☆☆☆
#410 [ゅぃ]
俺は心の腕を引っ張った。
「・・・・・やッ!!!!」
・・・・・・・・・え?
:10/02/18 15:36
:PC
:☆☆☆
#411 [ゅぃ]
心がいきなり大声を上げた。
心は俯き加減で、下を向いたまま動かなくなった。
・・・・・・・なんかあったのか?
俺はそう感じた。
:10/02/18 15:37
:PC
:☆☆☆
#412 [ゅぃ]
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」
心が大声を上げて思い切り拒絶した。
俺はどうしてもそれが気になった。
・・・男嫌いな女も中にはいると思ってたけど、
心は違うと思った。もっと・・・何か深いモノがあるんだと思った。
:10/02/18 15:41
:PC
:☆☆☆
#413 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」
心がゆっくりと口を開いて言った。
・・・どっちにしても、夜道とか危ないだろ。
マジ、ほっとけねぇ。
:10/02/18 15:43
:PC
:☆☆☆
#414 [ゅぃ]
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」
「・・・・え」
「ずっとそわそわしてたからさ」
俺がそう言うと、心は俺を見上げた。
:10/02/18 15:44
:PC
:☆☆☆
#415 [ゅぃ]
「・・・うん」
良かった。認めてくれて。
「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」
:10/02/18 15:45
:PC
:☆☆☆
#416 [ゅぃ]
俺のその言葉に、心はギョっとした。
それから少し何かを考えていた。
・・・知らない男についてくんの、躊躇してんだな。
どうしても送り届けようと思った俺は、心の肩を少し叩いて駐車場へ向かった。
:10/02/18 15:48
:PC
:☆☆☆
#417 [ゅぃ]
いったん今日はここまでです。
:10/02/18 15:49
:PC
:☆☆☆
#418 [ゅぃ]
心は少し戸惑っていたけど、やっぱ変質者には会いたくないらしくて、
俺についてきた。
俺は心を助手席に座らせた。
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」
:10/02/19 13:40
:PC
:☆☆☆
#419 [ゅぃ]
俺は心に傷を見せて言った。
「あ・・・・・」
・・・・こいつ、天然?(笑)
:10/02/19 13:41
:PC
:☆☆☆
#420 [ゅぃ]
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」
・・・やっぱ、年下に見えねーわ。
「あ、そうみたいです・・・・」
「・・・・あのさ、敬語いーからね」
:10/02/19 13:48
:PC
:☆☆☆
#421 [ゅぃ]
俺は心に、『翔輝』って呼ぶように言った。
「・・・心ってさ、天然?」
「・・・・たまに言われる」
「やっぱり」
やっぱ天然だな。(笑)
:10/02/19 13:52
:PC
:☆☆☆
#422 [ゅぃ]
その後は車を走らせながら、少し喋る程度だった。
「送ってくれてありがとう」
心が礼を言った。
「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」
「・・・うん」
:10/02/19 13:54
:PC
:☆☆☆
#423 [ゅぃ]
・・・?
・・・・今、なんか元気なかったか?
気のせいか。
俺はその後家に帰った。
:10/02/19 13:56
:PC
:☆☆☆
#424 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
家に帰っても、頭の中にいるのは心だった。
・・・あの顔。一瞬だけ何か寂しそうな顔をしていた。
あれはやっぱり・・・気のせいなんかじゃなかったのか?
:10/02/19 13:57
:PC
:☆☆☆
#425 [ゅぃ]
なんか、また喋りてぇって思う自分がいる。
・・・・俺、きもい・・・。
その日は心のことを思い出してばっかりで、なかなか寝付けなかった。
:10/02/19 13:58
:PC
:☆☆☆
#426 [ゅぃ]
あの日から一週間位が経った。
「なぁ、一登」
「なんだぁ?」
:10/02/19 14:02
:PC
:☆☆☆
#427 [ゅぃ]
「今日さ、久しぶりに飲みに行かね?」
「あー今日さ、亜美と約束してたんだよ。3人で行こーぜ♪」
「おう。・・・あのさ、アイツは?」
「あいつ?」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#428 [ゅぃ]
俺はまた心に会いたいと思っていた。
「・・・心だよ。こないだいたじゃん?」
「あぁ心か。心も誘うように言っとくよ」
「・・・・おぅ」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#429 [ゅぃ]
「もしかして惚れたのかよ?(笑)」
「・・・ばーか」
会ってまた話がしたい。
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#430 [ゅぃ]
今日はここまでです><
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#431 [我輩は匿名である]
その日は、一登・亜美・心・俺で、飲みに行くことになって、
俺は内心浮かれていた。
「いらっしゃいませ〜」
居酒屋の店員がそう言ったから、心と亜美がきたか?
って思って、見てみると、一週間ぶりに会う心がいた。
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#432 [ゅぃ]
すいませんゅぃです;;;
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#433 [ゅぃ]
「やっほー♪」
「おー昨日ぶり〜(笑)」
マジ、こいつら(一登&亜美)仲いーってゆーか・・・
ラブラブってゆーか。
なんかいーよな。こうゆうの。
:10/02/23 14:19
:PC
:☆☆☆
#434 [ゅぃ]
心と目が合った俺は、心に笑いかけた。
したら心も、俺に笑い返してくれた。
俺はなんだかそれが、妙に嬉しかった。
・・・・乙女かよ、俺は。
:10/02/23 14:20
:PC
:☆☆☆
#435 [ゅぃ]
俺の隣に座ったのは心だった。
30分くらいが経った頃。
「・・・・さむい」
「心、大丈夫?」
「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」
:10/02/23 14:21
:PC
:☆☆☆
#436 [ゅぃ]
心がいきなり寒いと言い出した。
なんだぁ?酒飲んだら寒くなんのか?
心は身震いをしながら、頬を少し赤く染めている。
「あー、これ使えよ」
:10/02/23 14:23
:PC
:☆☆☆
#437 [ゅぃ]
俺は心に自分の上着を渡した。
心は少し遠慮していたけど、俺は無理矢理上着を着せた。
その日はみんな飲みまくって、話したりして、解散になった。
心とは少ししか喋らなかったけど、俺は楽しかった。
:10/02/23 14:26
:PC
:☆☆☆
#438 [ゅぃ]
帰り際、心が俺に「・・・・ぁりがとう」と、言った。
俺は心がいつ喋りかけてきてもいいように、
ずっと心を意識していた。
だから、心が何て言っても聞き取れるようにしていた。
:10/02/23 14:27
:PC
:☆☆☆
#439 [ゅぃ]
その後一登とタクシーに乗って、家に帰った。
「・・・・・あ。番号聞くの忘れた」
ベッドに入る前、俺は気付いた。
・・・・次会ったとき聞こう。俺はそう思い眠りについた。
:10/02/23 14:29
:PC
:☆☆☆
#440 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
ーーーン
・・ピンポーン
「・・・・誰だ?」
:10/02/23 14:30
:PC
:☆☆☆
#441 [ゅぃ]
次の日俺は、インターホンの音で目が覚めた。
・・・・一登か?
俺はそう思い、ベッドの近くにあったゴムで、少し伸びてきている前髪をくくった。
・・ちなみに、可愛い妹(小1)からもらった、キャラクターのゴム。
:10/02/23 14:34
:PC
:☆☆☆
#442 [ゅぃ]
「はーい・・・・」
俺は返事をしてドアを開けた。
そこにいたのは・・・・
「・・・あ」
「!?」
:10/02/23 14:35
:PC
:☆☆☆
#443 [ゅぃ]
・・・・心だった。
「・・・え?あ・・・・」
「えっと・・・おはよう」
「あぁ・・・・・おはよう」
いきなり(朝から)なんで心がいるんだ?
:10/02/23 14:36
:PC
:☆☆☆
#444 [ゅぃ]
心は俺のことをジっと見つめている。
・・・てゆーか、俺の頭?
「・・・・・キティちゃん」
心は俺の頭を見てそう呟いた。
「・・・・へ?」
:10/02/23 14:38
:PC
:☆☆☆
#445 [ゅぃ]
俺は少し素っ頓狂な声を出した。
「あ、ゴム。キティちゃんだなぁって思って・・・・」
「あー・・・これ、妹からもらったんだ」
「妹いるんだ」
「うん。今小1」
:10/02/23 14:39
:PC
:☆☆☆
#446 [ゅぃ]
なんか俺ら・・・普通に喋ってるし。
「・・・・あっ。実は今日・・・昨日借りた上着返しにきて・・・・」
そう言って心は持っていた袋を俺に差し出した。
「・・おー。さんきゅー。・・・・一人?」
俺は、なんで家知ってんだ?って思いながら聞いた。
:10/02/23 14:40
:PC
:☆☆☆
#447 [ゅぃ]
「亜美に連れてきてもらって・・・・ごめんね、朝から」
「上着なんか、いつでも良かったのに」
「・・・うん。たまたま仕事が休みで・・・・じゃあ、あたし帰るね」
心はそう言って帰ろうとした。
:10/02/23 14:42
:PC
:☆☆☆
#448 [ゅぃ]
「・・・・あ!ちょい待ってくんね?」
俺はそう言ってベッドに向かって走った。
携帯を手にして開くと、新着メールが入っていた。
・・・・亜美だ。
「今から心と家行くね!上着返しに☆」
・・・・俺、起きてねぇよ。
時計を見ると、もう10時半だった。
:10/02/23 14:44
:PC
:☆☆☆
#449 [ゅぃ]
俺は急いで心の所へ戻って、
「あのさ!携帯持ってる?・・・・番号交換しねぇ?」
俺は心に聞いた。
「・・・あ。うん、ちょっと待ってね」
心はそう言って鞄から携帯を取りだした。
:10/02/23 14:45
:PC
:☆☆☆
#450 [ゅぃ]
「はい」
俺と心は赤外線で番号を交換した。
「さんきゅー」
「うん。・・・じゃあ、亜美待ってるから・・・・」
:10/02/26 14:36
:PC
:☆☆☆
#451 [ゅぃ]
「おう。あ、亜美にメール気付かなかったって伝えといて?
・・・・またな」
「うんわかった。またね・・・・」
そう言って心は帰っていった。
:10/02/26 14:37
:PC
:☆☆☆
#452 [ゅぃ]
やべ。来るとか思わなかったし。
つーか俺寝起きじゃん?・・・・不意打ち(?)だろ・・・。
しかも普通に喋ったし。
あんな喋ったのって、あんまし無かったな。
ってまだ会うの3回目だけどさ。
:10/02/26 14:40
:PC
:☆☆☆
#453 [ゅぃ]
その後しばらく俺は、
新しく心の電話帳が入った液晶画面を眺めていた。
「・・・・いつ連絡しよっかな」
・・・・
:10/02/26 14:41
:PC
:☆☆☆
#454 [ゅぃ]
〜直哉side〜
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#455 [ゅぃ]
あの日・・・・・・
俺は心を裏切った。
・・・・・・・・・・・・
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#456 [ゅぃ]
・・・・・・・・
心と出逢ったのは、心が中学に入ってきた頃だった。
当時地元では、学年関係なくみんな仲が良かった。
男も。女も。
ある日たまり場に、クラスの女子が心を連れてきた。
:10/03/02 23:20
:PC
:☆☆☆
#457 [ゅぃ]
「あっサキだ!」
「サキ!おせーよ・・・ってだれだー?そのコ!」
「ごめんごめん!この子、心!2コ下だよ!
今日から心もよろしくね!」
「お〜心ちゃん!よろしくね!」
「よろしく〜♪」
:10/03/02 23:23
:PC
:☆☆☆
#458 [ゅぃ]
たまり場にいたヤツらが何やら騒いでいる。
サキが1年の子を連れてきた。
「直哉もこっちこいよ!」
「おー」
:10/03/02 23:25
:PC
:☆☆☆
#459 [ゅぃ]
連れてこられた子は周りの人とさっそく馴染んでいた。
「直哉!この子心だよ!」
「心です♪よろしくお願いします」
心は人なつっこい笑顔で俺に挨拶した。
:10/03/02 23:27
:PC
:☆☆☆
#460 [ゅぃ]
「おー。俺直哉。ってか敬語とかいーよ」
「そうだよ!ここじゃみんなタメだから♪」
俺が心に受けた第一印象。
それは・・・コイツかわえーな。妹みてぇ。犬みたいだし。
なんつーか・・・なつきやすいレトリバー犬みたいな???
いや、どっちかっつーと小型犬だけど。
:10/03/02 23:31
:PC
:☆☆☆
#461 [ゅぃ]
当時俺には、世菜っていう彼女がいた。
たまに喧嘩したりもするけど、仲も良かったし、
まぁまぁ付き合いも長かった。
世菜はおもしろいヤツだし、話も合った。
・・・だから、その時俺と心が付き合うなんて・・・・思ってもなかった。
:10/03/02 23:33
:PC
:☆☆☆
#462 [ゅぃ]
最初心は、たまり場でも、みんなの妹みてぇな存在で。
よく笑うし、犬じゃねぇけどよく走るし(?)
たまにドジだったりもする。
いつも一緒にいて笑ってた。
:10/03/02 23:37
:PC
:☆☆☆
#463 [ゅぃ]
「・・・直哉」
「んー?」
「直哉って、彼女とどこまで行ってんの?」
「ぶっ!!」
心がいきなり変な事聞いてきやがった。
俺は飲んでいたコーヒーを思い切り噴いた。
:10/03/02 23:40
:PC
:☆☆☆
#464 [ゅぃ]
「ちょっとー!!かかった!」
「おまっ!いきなり何言い出すんだよ!中1がそんな事に興味持つの、まだ早いわ!」
コイツ何言い出すんだよマジで・・・・・。
そりゃ男同士とかで話したりすんのは別だけど、
心になると話が違ってくる。
:10/03/02 23:45
:PC
:☆☆☆
#465 [ゅぃ]
「ねぇー!教えてよ!」
「・・・・だめ」
「んー・・・じゃあ、どうやってすんの?」
「・・・何が?」
:10/03/02 23:46
:PC
:☆☆☆
#466 [ゅぃ]
「・・・・・セック・・・」
数秒で心の聞きたい事を理解した俺は、
心が最後の言葉を言い出す前に、心の口を手で塞いだ。
「お前にはまだ早い!」
「んー!!・・・ぷはっ。いーじゃんか!」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#467 [ゅぃ]
「だめなもんはだめ」
「なんでー!」
「なんでも」
「どうしてー!」
「どうしても」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#468 [ゅぃ]
「・・・・いいじゃんか」
心がぼそっと呟いた。
「はぁ・・・心なんでそんなんに興味持つの?」
「・・・・あたしだけだったから」
「・・・・はい?」
:10/03/03 13:06
:PC
:☆☆☆
#469 [ゅぃ]
「・・・だから。そうゆー事知らないの、あたしだけだった。みんなは・・・クラスの友達とか、詳しかった」
「・・・そうか」
まぁ確かに俺も、中学入ってからはそんなんだったな。
でもやっぱ俺からは心に教えらんねぇな。
「心は、そのままでいいんだよ」
:10/03/03 13:11
:PC
:☆☆☆
#470 [ゅぃ]
俺はそう言っといた。
心は少しの間黙った後、「わかった」って言ってた。
それから時が過ぎて、俺は高校に入って、心は中二になった。
やっぱりみんな相変わらずで、高校に入っても、しょっちゅうたまり場にたまってた。もちろん心も。
:10/03/03 13:16
:PC
:☆☆☆
#471 [ゅぃ]
俺と世菜は、住んでいる区域が違ったから、中学も高校も違ったけど、相変わらずだった。週3くらいで会うペースだった。
・・・・・だから、俺と会ってない間に世菜が、誰とどこで何をしているのか、知らなかった。
俺は元々束縛とかもしないし、世菜を信じていた。
信じていたのに・・・・・・・。
:10/03/03 13:25
:PC
:☆☆☆
#472 [ゅぃ]
ある日俺はみんなでたまり場にいた。
世菜が、「今週中はずっと会えない」って言っていたから、俺はしばらくたまり場にいるつもりでいた。
・・・・・だけど、一週間の間心がずっと来なかった。
テスト期間でもないし、どうしたんだ?って思っていた次の週の火曜日。
やっと心が顔を見せた。
:10/03/03 13:34
:PC
:☆☆☆
#473 [ゅぃ]
「やっほー」
「あ!心!やっときたな〜」
「心にお菓子買ってきてるからおいで〜♪」
・・・・・・
「なぁ、直哉」
:10/03/03 13:36
:PC
:☆☆☆
#474 [ゅぃ]
俺の隣にいたヤツが俺に話しかけてきた。
「んー?」
「心さ、最近彼氏できたんだって」
「・・・・・彼氏?」
「うん。なんかさ、隣の中学のヤツらしーよ」
俺はそのとき心に彼氏ができたと知った。
:10/03/03 13:42
:PC
:☆☆☆
#475 [ゅぃ]
「そーいや俺らがまだ中三だった頃にも、いたって聞いた。誰だとは聞かなかったけど」
おいおい、俺は聞いてねぇぞ?
心のヤツなんも言わなかったじゃねぇか。
でも別に俺は世菜だけだったし、兄貴分として気になった。
:10/03/03 13:45
:PC
:☆☆☆
#476 [ゅぃ]
「直哉〜久しぶり」
そう言って心は俺に近づいてきた。
「おー久しぶりじゃん。元気か?」
心が近づいてきた時にふわっと甘い香りがした。
心は俺の隣に腰かけた。
その甘い香りは俺のすぐ近くにあって、俺の鼻をくすぐった。
:10/03/03 13:50
:PC
:☆☆☆
#477 [ゅぃ]
「元気だよ!高校はどう?」
そうやって俺に話しかけてくる心を見ると、睫毛がカールされていた。唇は、淡いピンク色。
なんだよコイツ。彼氏できたからって色気付いてんのか?
薄化粧しやがって。
「おー楽しいよ。・・・・心彼氏できたんだろ?」
:10/03/03 13:53
:PC
:☆☆☆
#478 [ゅぃ]
すると心は少し照れたように「・・・・ぅん」って答えた。
「俺の知ってるヤツか?」
「おい〜直哉。お前心の父ちゃんかよ!」
「みたいみたい」
周りの奴らがそう言ってきた。
:10/03/03 13:54
:PC
:☆☆☆
#479 [ゅぃ]
「父ちゃんじゃねぇよ」
「いや、直哉今本当にお父さんみだいだった(笑)」
「直哉パパ〜♪」
周りの奴らはそう言って笑っていた。
俺は心がそうやってだんだんキレイになっていくんだなぁ。と思うと、少し寂しかった。
:10/03/03 13:57
:PC
:☆☆☆
#480 [ゅぃ]
でもそれは、本当に父親が娘に対して思うような感情で。
てか、妹より父親かよ。って思った。
その日を境に心はだんだんキレイになっていくように見えた。
「サキちゃん!メイク教えて!」
心はサキやクラスの女子に、化粧の仕方とか教わってた。
:10/03/03 13:59
:PC
:☆☆☆
#481 [ゅぃ]
「おじゃましまーす♪」
「亜美きたぁ!」
「亜美、先生なんだったのー?」
心と亜美は仲が良かったから、亜美もよく来ていた。
亜美も彼氏がいるらしくて、最近はちょくちょくしか来ていなかった。
:10/03/03 14:03
:PC
:☆☆☆
#482 [ゅぃ]
「・・・・・みんな恋愛してんな」
「え、どうしたいきなり(笑)直哉もしてるじゃんかよ?」
「いやなんつーかさ、初々しいじゃん?」
「まぁなぁ。かわいいよなぁこの頃の恋愛って。てかお前らも充分らぶいから!」
「そうか・・・・?」
:10/03/08 13:15
:PC
:☆☆☆
#483 [ゅぃ]
「やっぱ付き合い長いと、新鮮味って無くならねぇ?」
「そーだな。女って新鮮味ばっか求めるじゃん?でも世菜は全然そんなんじゃねぇんだよな」
「へぇ。ま、直哉も世菜も大人だからな」
:10/03/08 13:21
:PC
:☆☆☆
#484 [ゅぃ]
男女の付き合いって、初めはすげぇ幸せそうにしてる。
お互いが言う事にいちいち照れたりして、ドキドキしたりして。
俺と世菜も最初はそうだった。
でも、段々慣れみたいなものが出てきて、俺はそっちの方が楽だったし、世菜もなんにも言わなかった。俺にわがままなんかも言わなかった。
:10/03/08 13:24
:PC
:☆☆☆
#485 [ゅぃ]
だから、心や亜美たちがやけに幸せそうに感じた。
彼氏できたんだろ?って聞くだけで恥ずかしそうにして。
例えば俺と世菜は、二人で外歩いてる時は手繋いだりするけど、
ただ手繋いでて、お互いなんか喋り会ってるだけ。
俺は幸せだなとは思うけど、ドキドキもなんもしない。
:10/03/08 13:28
:PC
:☆☆☆
#486 [ゅぃ]
そういうもんなんだろう。
・・・・・
俺の隣に世菜がいることが当たり前なんだ。って、毎日そう思いながら過ごしてきた。
・・・・でも、そんな当たり前な事が簡単に崩れ去ることを、俺は知ることになる・・・・。
:10/03/08 13:40
:PC
:☆☆☆
#487 [ゅぃ]
・・・・・・・
ある日。俺はいつものように学校へ行った。
その日は天気予報が見事に外れて、朝は晴れていたのに、学校が終わる頃になると、曇り空が広がっていた。
その日は世菜の家に行くことになってて、俺は放課後になると世菜の家まで急いだ。
:10/03/08 13:45
:PC
:☆☆☆
#488 [ゅぃ]
世菜の家に着く頃には、雨はぽつぽつと降り出してきていた。
・・・・・これは、きっとこれから起こる事の前触れだったに違いない。
ピンポーン・・・・・
俺はインターホンを鳴らした。
:10/03/08 13:48
:PC
:☆☆☆
#489 [ゅぃ]
でも世菜はなかなか出てこない。
・・・3回目くらいでやっと世菜が玄関に来た。
「ごめん!トイレ行ってた!上がって」
「おう。おじゃましまーす」
俺は特になにも気にしなかった。
:10/03/08 13:49
:PC
:☆☆☆
#490 [ゅぃ]
「お茶入れてくるから、さきに部屋行ってて?」
「はいよー」
俺は軽く返事をして世菜の部屋へ行った。
いつもは綺麗に片付いている部屋は、少しだけ散らかっていた。
俺はベッドに腰を下ろして待っていた。
そのとき、クラスのヤツから電話が掛かってきた。
:10/03/08 13:53
:PC
:☆☆☆
#491 [ゅぃ]
ピ
「あ!直哉?」
「おう。どうした?」
「あのさぁ!実はな・・・サキがこないだ、岡本と別れたじゃん?んで!今日気晴らしにカラオケ行くことになってさぁ・・・」
:10/03/08 13:55
:PC
:☆☆☆
#492 [ゅぃ]
電話の内容はカラオケに行こうって話だった。
サキには彼氏がいて、最近別れたって話を聞いていた。
「俺今、世菜んちなんだわ。行けたら行くな」
「了解!あ!あとさぁ・・・心も別れたんだと」
「・・・マジ?」
心も彼氏と別れたと聞いた。
:10/03/08 13:58
:PC
:☆☆☆
#493 [ゅぃ]
理由を聞くと、心の元彼は、心がたまり場に行くことを良く思ってなかったらしい。
自分の知らない男もいるとかって、反対していた。
でも心はみんな仲が良いし、みんな大事な友達だ。って言ったらしい。
その理由で彼氏と喧嘩して別れたと聞いた。
:10/03/08 14:01
:PC
:☆☆☆
#494 [ゅぃ]
「・・・ま、中学生の恋愛って喧嘩して別れるとか多いもんな」
「だなぁ。なんかみんな別れてね?」
しばらくの間ずっと雑談していた。
気付いたらもう10以上は経ってて・・・・
「ま、そーゆうわけだ。じゃまたな」
「おう、またな」
:10/03/08 14:04
:PC
:☆☆☆
#495 [ゅぃ]
電話を終えてからも世菜はまだこない。
どうしたんだ?そう思っていると世菜が部屋に来た。
「ごめんー。ちょっと時間掛かった」
「おーさんきゅー」
:10/03/08 14:06
:PC
:☆☆☆
#496 [ゅぃ]
それからテレビをつけて話したりしていた。
二人でベッドにねっころがりながら、キスしたりしていると、
自然な流れで俺は世菜の胸を触ったりしていた。
すると・・・・・
:10/03/08 14:08
:PC
:☆☆☆
#497 [ゅぃ]
「・・・・っ直哉、ちょっと待って」
そう言って世菜はいきなり部屋を飛び出していった。
・・・・・なんなんだ?
世菜は机の上に置いていた鞄の中からタオルを取りだした。
その瞬間机の上から鞄が勢い良く落ちた。
:10/03/08 14:10
:PC
:☆☆☆
#498 [ゅぃ]
バサバサ!!
鞄の中身がいっきに出てきた。
ノート・教科書・財布・手帳。
・・・・・俺は一点を見つめたまま動けなくなった。
:10/03/08 14:11
:PC
:☆☆☆
#499 [ゅぃ]
数秒間思考が停止した。
・・・は?うそだろ・・・・なんでこんなもん・・・・・
・・・・・・それは、エコー写真だった。
テレビや映画でよく見る、赤ちゃんのエコー写真。
:10/03/08 14:13
:PC
:☆☆☆
#500 [ゅぃ]
俺でも知っているその白黒写真に、俺は手を伸ばした。
・・・・・世菜、妊娠・・・してんのか?
うそだろ?・・・・ってことは、父親は俺だよな?
・・・・・やべぇ。俺、なにしてんだよ。
:10/03/08 14:14
:PC
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