Love forever 〜Destiny〜
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#401 [ゅぃ]
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」

電話を切るなり、心はそう言った。

「マジ?」

「亜美には言っといてっ!」

「おー、気ぃつけてなぁ」

⏰:10/02/18 15:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#402 [ゅぃ]
・・・・・・・・

「・・・俺もそろそろ帰るわ」
何でか分からないけど、俺は心が気になった。

⏰:10/02/18 15:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#403 [ゅぃ]
「来たばっかじゃん、お前」

「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」

「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」

⏰:10/02/18 15:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#404 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」

「おー、明日頑張れよ、現場」

「おーまたな」

あーだりぃ。明日も仕事かよ。
そう思いながら、俺は心のあとに、一登の部屋を出た。

⏰:10/02/18 15:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#405 [ゅぃ]
外灯が照らす道を、また歩いていく。

俺の数メートル前には、心の姿があった。
・・・心は、何かを大事そうに持ちながら、少し肩をすくめて歩いている。
自分の周りをキョロキョロしながら、少し小走りで歩いている。

⏰:10/02/18 15:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#406 [ゅぃ]
・・・・・あ。夜道怖いんだ。さっきも歩いてたのに。

おいおい大丈夫かよ・・・・。
俺はそう思いながら、少しずつ心との距離を縮めて歩いた。

⏰:10/02/18 15:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#407 [ゅぃ]
すると心はゆっくりと立ち止まり、後ろに振り返った。

「あ」

俺を見るなりそう言った。

⏰:10/02/18 15:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#408 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」

「・・・・あの」
心は困った顔を見せた。

「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」

⏰:10/02/18 15:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#409 [ゅぃ]
心は少し何かを考えた顔をして、そのあとすぐに
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
と断った。

「や、マジ危ないし、送ってくって」

あんなに怖がってたくせに・・・
最近ここら、変質者出るんだよな。
出くわしたりでもしたら、あぶねぇし。

⏰:10/02/18 15:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#410 [ゅぃ]
俺は心の腕を引っ張った。

「・・・・・やッ!!!!」


・・・・・・・・・え?

⏰:10/02/18 15:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#411 [ゅぃ]
心がいきなり大声を上げた。

心は俯き加減で、下を向いたまま動かなくなった。

・・・・・・・なんかあったのか?
俺はそう感じた。

⏰:10/02/18 15:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#412 [ゅぃ]
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」

心が大声を上げて思い切り拒絶した。
俺はどうしてもそれが気になった。

・・・男嫌いな女も中にはいると思ってたけど、
心は違うと思った。もっと・・・何か深いモノがあるんだと思った。

⏰:10/02/18 15:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#413 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」

心がゆっくりと口を開いて言った。

・・・どっちにしても、夜道とか危ないだろ。
マジ、ほっとけねぇ。

⏰:10/02/18 15:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#414 [ゅぃ]
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」

「・・・・え」

「ずっとそわそわしてたからさ」

俺がそう言うと、心は俺を見上げた。

⏰:10/02/18 15:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#415 [ゅぃ]
「・・・うん」

良かった。認めてくれて。

「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」

⏰:10/02/18 15:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#416 [ゅぃ]
俺のその言葉に、心はギョっとした。
それから少し何かを考えていた。

・・・知らない男についてくんの、躊躇してんだな。
どうしても送り届けようと思った俺は、心の肩を少し叩いて駐車場へ向かった。

⏰:10/02/18 15:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#417 [ゅぃ]
いったん今日はここまでです。

⏰:10/02/18 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#418 [ゅぃ]
心は少し戸惑っていたけど、やっぱ変質者には会いたくないらしくて、
俺についてきた。

俺は心を助手席に座らせた。

「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」

⏰:10/02/19 13:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#419 [ゅぃ]
俺は心に傷を見せて言った。

「あ・・・・・」


・・・・こいつ、天然?(笑)

⏰:10/02/19 13:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#420 [ゅぃ]
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」

・・・やっぱ、年下に見えねーわ。

「あ、そうみたいです・・・・」

「・・・・あのさ、敬語いーからね」

⏰:10/02/19 13:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#421 [ゅぃ]
俺は心に、『翔輝』って呼ぶように言った。


「・・・心ってさ、天然?」

「・・・・たまに言われる」

「やっぱり」

やっぱ天然だな。(笑)

⏰:10/02/19 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#422 [ゅぃ]
その後は車を走らせながら、少し喋る程度だった。

「送ってくれてありがとう」
心が礼を言った。

「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」

「・・・うん」

⏰:10/02/19 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#423 [ゅぃ]
・・・?

・・・・今、なんか元気なかったか?
気のせいか。

俺はその後家に帰った。

⏰:10/02/19 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#424 [ゅぃ]
・・・・・・・・・

・・・・

家に帰っても、頭の中にいるのは心だった。
・・・あの顔。一瞬だけ何か寂しそうな顔をしていた。
あれはやっぱり・・・気のせいなんかじゃなかったのか?

⏰:10/02/19 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#425 [ゅぃ]
なんか、また喋りてぇって思う自分がいる。

・・・・俺、きもい・・・。

その日は心のことを思い出してばっかりで、なかなか寝付けなかった。

⏰:10/02/19 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#426 [ゅぃ]
あの日から一週間位が経った。

「なぁ、一登」

「なんだぁ?」

⏰:10/02/19 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#427 [ゅぃ]
「今日さ、久しぶりに飲みに行かね?」

「あー今日さ、亜美と約束してたんだよ。3人で行こーぜ♪」

「おう。・・・あのさ、アイツは?」

「あいつ?」

⏰:10/02/19 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#428 [ゅぃ]
俺はまた心に会いたいと思っていた。

「・・・心だよ。こないだいたじゃん?」

「あぁ心か。心も誘うように言っとくよ」

「・・・・おぅ」

⏰:10/02/19 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#429 [ゅぃ]
「もしかして惚れたのかよ?(笑)」

「・・・ばーか」


会ってまた話がしたい。

⏰:10/02/19 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#430 [ゅぃ]
今日はここまでです><

⏰:10/02/19 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#431 [我輩は匿名である]
その日は、一登・亜美・心・俺で、飲みに行くことになって、
俺は内心浮かれていた。


「いらっしゃいませ〜」

居酒屋の店員がそう言ったから、心と亜美がきたか?
って思って、見てみると、一週間ぶりに会う心がいた。

⏰:10/02/23 14:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#432 [ゅぃ]
すいませんゅぃです;;;

⏰:10/02/23 14:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#433 [ゅぃ]
「やっほー♪」

「おー昨日ぶり〜(笑)」

マジ、こいつら(一登&亜美)仲いーってゆーか・・・
ラブラブってゆーか。

なんかいーよな。こうゆうの。

⏰:10/02/23 14:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#434 [ゅぃ]
心と目が合った俺は、心に笑いかけた。
したら心も、俺に笑い返してくれた。

俺はなんだかそれが、妙に嬉しかった。

・・・・乙女かよ、俺は。

⏰:10/02/23 14:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#435 [ゅぃ]
俺の隣に座ったのは心だった。


30分くらいが経った頃。

「・・・・さむい」

「心、大丈夫?」

「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」

⏰:10/02/23 14:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#436 [ゅぃ]
心がいきなり寒いと言い出した。

なんだぁ?酒飲んだら寒くなんのか?
心は身震いをしながら、頬を少し赤く染めている。


「あー、これ使えよ」

⏰:10/02/23 14:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#437 [ゅぃ]
俺は心に自分の上着を渡した。
心は少し遠慮していたけど、俺は無理矢理上着を着せた。


その日はみんな飲みまくって、話したりして、解散になった。
心とは少ししか喋らなかったけど、俺は楽しかった。

⏰:10/02/23 14:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#438 [ゅぃ]
帰り際、心が俺に「・・・・ぁりがとう」と、言った。

俺は心がいつ喋りかけてきてもいいように、
ずっと心を意識していた。
だから、心が何て言っても聞き取れるようにしていた。

⏰:10/02/23 14:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#439 [ゅぃ]
その後一登とタクシーに乗って、家に帰った。

「・・・・・あ。番号聞くの忘れた」
ベッドに入る前、俺は気付いた。

・・・・次会ったとき聞こう。俺はそう思い眠りについた。

⏰:10/02/23 14:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#440 [ゅぃ]
・・・・・・・・・

・・・・

ーーーン

・・ピンポーン

「・・・・誰だ?」

⏰:10/02/23 14:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#441 [ゅぃ]
次の日俺は、インターホンの音で目が覚めた。

・・・・一登か?
俺はそう思い、ベッドの近くにあったゴムで、少し伸びてきている前髪をくくった。
・・ちなみに、可愛い妹(小1)からもらった、キャラクターのゴム。

⏰:10/02/23 14:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#442 [ゅぃ]
「はーい・・・・」
俺は返事をしてドアを開けた。

そこにいたのは・・・・

「・・・あ」
「!?」

⏰:10/02/23 14:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#443 [ゅぃ]
・・・・心だった。

「・・・え?あ・・・・」

「えっと・・・おはよう」

「あぁ・・・・・おはよう」

いきなり(朝から)なんで心がいるんだ?

⏰:10/02/23 14:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#444 [ゅぃ]
心は俺のことをジっと見つめている。
・・・てゆーか、俺の頭?

「・・・・・キティちゃん」

心は俺の頭を見てそう呟いた。

「・・・・へ?」

⏰:10/02/23 14:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#445 [ゅぃ]
俺は少し素っ頓狂な声を出した。

「あ、ゴム。キティちゃんだなぁって思って・・・・」

「あー・・・これ、妹からもらったんだ」

「妹いるんだ」

「うん。今小1」

⏰:10/02/23 14:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#446 [ゅぃ]
なんか俺ら・・・普通に喋ってるし。

「・・・・あっ。実は今日・・・昨日借りた上着返しにきて・・・・」
そう言って心は持っていた袋を俺に差し出した。

「・・おー。さんきゅー。・・・・一人?」
俺は、なんで家知ってんだ?って思いながら聞いた。

⏰:10/02/23 14:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#447 [ゅぃ]
「亜美に連れてきてもらって・・・・ごめんね、朝から」

「上着なんか、いつでも良かったのに」

「・・・うん。たまたま仕事が休みで・・・・じゃあ、あたし帰るね」

心はそう言って帰ろうとした。

⏰:10/02/23 14:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#448 [ゅぃ]
「・・・・あ!ちょい待ってくんね?」

俺はそう言ってベッドに向かって走った。
携帯を手にして開くと、新着メールが入っていた。

・・・・亜美だ。
「今から心と家行くね!上着返しに☆」
・・・・俺、起きてねぇよ。
時計を見ると、もう10時半だった。

⏰:10/02/23 14:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#449 [ゅぃ]
俺は急いで心の所へ戻って、
「あのさ!携帯持ってる?・・・・番号交換しねぇ?」

俺は心に聞いた。

「・・・あ。うん、ちょっと待ってね」
心はそう言って鞄から携帯を取りだした。

⏰:10/02/23 14:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#450 [ゅぃ]
「はい」

俺と心は赤外線で番号を交換した。

「さんきゅー」

「うん。・・・じゃあ、亜美待ってるから・・・・」

⏰:10/02/26 14:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#451 [ゅぃ]
「おう。あ、亜美にメール気付かなかったって伝えといて?
・・・・またな」

「うんわかった。またね・・・・」

そう言って心は帰っていった。

⏰:10/02/26 14:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#452 [ゅぃ]
やべ。来るとか思わなかったし。
つーか俺寝起きじゃん?・・・・不意打ち(?)だろ・・・。

しかも普通に喋ったし。
あんな喋ったのって、あんまし無かったな。
ってまだ会うの3回目だけどさ。

⏰:10/02/26 14:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#453 [ゅぃ]
その後しばらく俺は、
新しく心の電話帳が入った液晶画面を眺めていた。

「・・・・いつ連絡しよっかな」

・・・・

⏰:10/02/26 14:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#454 [ゅぃ]
〜直哉side〜

⏰:10/03/02 23:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#455 [ゅぃ]
あの日・・・・・・

俺は心を裏切った。


・・・・・・・・・・・・

⏰:10/03/02 23:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#456 [ゅぃ]
・・・・・・・・

心と出逢ったのは、心が中学に入ってきた頃だった。
当時地元では、学年関係なくみんな仲が良かった。
男も。女も。

ある日たまり場に、クラスの女子が心を連れてきた。

⏰:10/03/02 23:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#457 [ゅぃ]
「あっサキだ!」

「サキ!おせーよ・・・ってだれだー?そのコ!」

「ごめんごめん!この子、心!2コ下だよ!
今日から心もよろしくね!」

「お〜心ちゃん!よろしくね!」

「よろしく〜♪」

⏰:10/03/02 23:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#458 [ゅぃ]
たまり場にいたヤツらが何やら騒いでいる。
サキが1年の子を連れてきた。

「直哉もこっちこいよ!」

「おー」

⏰:10/03/02 23:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#459 [ゅぃ]
連れてこられた子は周りの人とさっそく馴染んでいた。

「直哉!この子心だよ!」

「心です♪よろしくお願いします」

心は人なつっこい笑顔で俺に挨拶した。

⏰:10/03/02 23:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#460 [ゅぃ]
「おー。俺直哉。ってか敬語とかいーよ」

「そうだよ!ここじゃみんなタメだから♪」


俺が心に受けた第一印象。
それは・・・コイツかわえーな。妹みてぇ。犬みたいだし。
なんつーか・・・なつきやすいレトリバー犬みたいな???
いや、どっちかっつーと小型犬だけど。

⏰:10/03/02 23:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#461 [ゅぃ]
当時俺には、世菜っていう彼女がいた。

たまに喧嘩したりもするけど、仲も良かったし、
まぁまぁ付き合いも長かった。
世菜はおもしろいヤツだし、話も合った。

・・・だから、その時俺と心が付き合うなんて・・・・思ってもなかった。

⏰:10/03/02 23:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#462 [ゅぃ]
最初心は、たまり場でも、みんなの妹みてぇな存在で。
よく笑うし、犬じゃねぇけどよく走るし(?)
たまにドジだったりもする。

いつも一緒にいて笑ってた。

⏰:10/03/02 23:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#463 [ゅぃ]
「・・・直哉」

「んー?」

「直哉って、彼女とどこまで行ってんの?」

「ぶっ!!」

心がいきなり変な事聞いてきやがった。
俺は飲んでいたコーヒーを思い切り噴いた。

⏰:10/03/02 23:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#464 [ゅぃ]
「ちょっとー!!かかった!」

「おまっ!いきなり何言い出すんだよ!中1がそんな事に興味持つの、まだ早いわ!」

コイツ何言い出すんだよマジで・・・・・。
そりゃ男同士とかで話したりすんのは別だけど、
心になると話が違ってくる。

⏰:10/03/02 23:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#465 [ゅぃ]
「ねぇー!教えてよ!」

「・・・・だめ」

「んー・・・じゃあ、どうやってすんの?」

「・・・何が?」

⏰:10/03/02 23:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#466 [ゅぃ]
「・・・・・セック・・・」

数秒で心の聞きたい事を理解した俺は、
心が最後の言葉を言い出す前に、心の口を手で塞いだ。

「お前にはまだ早い!」

「んー!!・・・ぷはっ。いーじゃんか!」

⏰:10/03/02 23:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#467 [ゅぃ]
「だめなもんはだめ」

「なんでー!」

「なんでも」

「どうしてー!」

「どうしても」

⏰:10/03/02 23:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#468 [ゅぃ]
「・・・・いいじゃんか」

心がぼそっと呟いた。

「はぁ・・・心なんでそんなんに興味持つの?」

「・・・・あたしだけだったから」

「・・・・はい?」

⏰:10/03/03 13:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#469 [ゅぃ]
「・・・だから。そうゆー事知らないの、あたしだけだった。みんなは・・・クラスの友達とか、詳しかった」

「・・・そうか」

まぁ確かに俺も、中学入ってからはそんなんだったな。
でもやっぱ俺からは心に教えらんねぇな。

「心は、そのままでいいんだよ」

⏰:10/03/03 13:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#470 [ゅぃ]
俺はそう言っといた。
心は少しの間黙った後、「わかった」って言ってた。

それから時が過ぎて、俺は高校に入って、心は中二になった。
やっぱりみんな相変わらずで、高校に入っても、しょっちゅうたまり場にたまってた。もちろん心も。

⏰:10/03/03 13:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#471 [ゅぃ]
俺と世菜は、住んでいる区域が違ったから、中学も高校も違ったけど、相変わらずだった。週3くらいで会うペースだった。

・・・・・だから、俺と会ってない間に世菜が、誰とどこで何をしているのか、知らなかった。
俺は元々束縛とかもしないし、世菜を信じていた。

信じていたのに・・・・・・・。

⏰:10/03/03 13:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#472 [ゅぃ]
ある日俺はみんなでたまり場にいた。
世菜が、「今週中はずっと会えない」って言っていたから、俺はしばらくたまり場にいるつもりでいた。

・・・・・だけど、一週間の間心がずっと来なかった。
テスト期間でもないし、どうしたんだ?って思っていた次の週の火曜日。
やっと心が顔を見せた。

⏰:10/03/03 13:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#473 [ゅぃ]
「やっほー」

「あ!心!やっときたな〜」

「心にお菓子買ってきてるからおいで〜♪」

・・・・・・

「なぁ、直哉」

⏰:10/03/03 13:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#474 [ゅぃ]
俺の隣にいたヤツが俺に話しかけてきた。

「んー?」

「心さ、最近彼氏できたんだって」

「・・・・・彼氏?」

「うん。なんかさ、隣の中学のヤツらしーよ」

俺はそのとき心に彼氏ができたと知った。

⏰:10/03/03 13:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#475 [ゅぃ]
「そーいや俺らがまだ中三だった頃にも、いたって聞いた。誰だとは聞かなかったけど」

おいおい、俺は聞いてねぇぞ?
心のヤツなんも言わなかったじゃねぇか。

でも別に俺は世菜だけだったし、兄貴分として気になった。

⏰:10/03/03 13:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#476 [ゅぃ]
「直哉〜久しぶり」
そう言って心は俺に近づいてきた。

「おー久しぶりじゃん。元気か?」

心が近づいてきた時にふわっと甘い香りがした。
心は俺の隣に腰かけた。
その甘い香りは俺のすぐ近くにあって、俺の鼻をくすぐった。

⏰:10/03/03 13:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#477 [ゅぃ]
「元気だよ!高校はどう?」

そうやって俺に話しかけてくる心を見ると、睫毛がカールされていた。唇は、淡いピンク色。

なんだよコイツ。彼氏できたからって色気付いてんのか?
薄化粧しやがって。

「おー楽しいよ。・・・・心彼氏できたんだろ?」

⏰:10/03/03 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#478 [ゅぃ]
すると心は少し照れたように「・・・・ぅん」って答えた。

「俺の知ってるヤツか?」

「おい〜直哉。お前心の父ちゃんかよ!」

「みたいみたい」

周りの奴らがそう言ってきた。

⏰:10/03/03 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#479 [ゅぃ]
「父ちゃんじゃねぇよ」

「いや、直哉今本当にお父さんみだいだった(笑)」

「直哉パパ〜♪」

周りの奴らはそう言って笑っていた。
俺は心がそうやってだんだんキレイになっていくんだなぁ。と思うと、少し寂しかった。

⏰:10/03/03 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#480 [ゅぃ]
でもそれは、本当に父親が娘に対して思うような感情で。
てか、妹より父親かよ。って思った。

その日を境に心はだんだんキレイになっていくように見えた。

「サキちゃん!メイク教えて!」
心はサキやクラスの女子に、化粧の仕方とか教わってた。

⏰:10/03/03 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#481 [ゅぃ]
「おじゃましまーす♪」

「亜美きたぁ!」

「亜美、先生なんだったのー?」

心と亜美は仲が良かったから、亜美もよく来ていた。
亜美も彼氏がいるらしくて、最近はちょくちょくしか来ていなかった。

⏰:10/03/03 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#482 [ゅぃ]
「・・・・・みんな恋愛してんな」

「え、どうしたいきなり(笑)直哉もしてるじゃんかよ?」

「いやなんつーかさ、初々しいじゃん?」

「まぁなぁ。かわいいよなぁこの頃の恋愛って。てかお前らも充分らぶいから!」

「そうか・・・・?」

⏰:10/03/08 13:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#483 [ゅぃ]
「やっぱ付き合い長いと、新鮮味って無くならねぇ?」

「そーだな。女って新鮮味ばっか求めるじゃん?でも世菜は全然そんなんじゃねぇんだよな」

「へぇ。ま、直哉も世菜も大人だからな」

⏰:10/03/08 13:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#484 [ゅぃ]
男女の付き合いって、初めはすげぇ幸せそうにしてる。
お互いが言う事にいちいち照れたりして、ドキドキしたりして。

俺と世菜も最初はそうだった。
でも、段々慣れみたいなものが出てきて、俺はそっちの方が楽だったし、世菜もなんにも言わなかった。俺にわがままなんかも言わなかった。

⏰:10/03/08 13:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#485 [ゅぃ]
だから、心や亜美たちがやけに幸せそうに感じた。
彼氏できたんだろ?って聞くだけで恥ずかしそうにして。

例えば俺と世菜は、二人で外歩いてる時は手繋いだりするけど、
ただ手繋いでて、お互いなんか喋り会ってるだけ。
俺は幸せだなとは思うけど、ドキドキもなんもしない。

⏰:10/03/08 13:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#486 [ゅぃ]
そういうもんなんだろう。

・・・・・

俺の隣に世菜がいることが当たり前なんだ。って、毎日そう思いながら過ごしてきた。
・・・・でも、そんな当たり前な事が簡単に崩れ去ることを、俺は知ることになる・・・・。

⏰:10/03/08 13:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#487 [ゅぃ]
・・・・・・・

ある日。俺はいつものように学校へ行った。
その日は天気予報が見事に外れて、朝は晴れていたのに、学校が終わる頃になると、曇り空が広がっていた。

その日は世菜の家に行くことになってて、俺は放課後になると世菜の家まで急いだ。

⏰:10/03/08 13:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#488 [ゅぃ]
世菜の家に着く頃には、雨はぽつぽつと降り出してきていた。
・・・・・これは、きっとこれから起こる事の前触れだったに違いない。


ピンポーン・・・・・
俺はインターホンを鳴らした。

⏰:10/03/08 13:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#489 [ゅぃ]
でも世菜はなかなか出てこない。

・・・3回目くらいでやっと世菜が玄関に来た。

「ごめん!トイレ行ってた!上がって」

「おう。おじゃましまーす」

俺は特になにも気にしなかった。

⏰:10/03/08 13:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#490 [ゅぃ]
「お茶入れてくるから、さきに部屋行ってて?」

「はいよー」

俺は軽く返事をして世菜の部屋へ行った。
いつもは綺麗に片付いている部屋は、少しだけ散らかっていた。

俺はベッドに腰を下ろして待っていた。
そのとき、クラスのヤツから電話が掛かってきた。

⏰:10/03/08 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#491 [ゅぃ]


「あ!直哉?」

「おう。どうした?」

「あのさぁ!実はな・・・サキがこないだ、岡本と別れたじゃん?んで!今日気晴らしにカラオケ行くことになってさぁ・・・」

⏰:10/03/08 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#492 [ゅぃ]
電話の内容はカラオケに行こうって話だった。
サキには彼氏がいて、最近別れたって話を聞いていた。

「俺今、世菜んちなんだわ。行けたら行くな」

「了解!あ!あとさぁ・・・心も別れたんだと」

「・・・マジ?」

心も彼氏と別れたと聞いた。

⏰:10/03/08 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#493 [ゅぃ]
理由を聞くと、心の元彼は、心がたまり場に行くことを良く思ってなかったらしい。
自分の知らない男もいるとかって、反対していた。

でも心はみんな仲が良いし、みんな大事な友達だ。って言ったらしい。
その理由で彼氏と喧嘩して別れたと聞いた。

⏰:10/03/08 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#494 [ゅぃ]
「・・・ま、中学生の恋愛って喧嘩して別れるとか多いもんな」

「だなぁ。なんかみんな別れてね?」

しばらくの間ずっと雑談していた。
気付いたらもう10以上は経ってて・・・・

「ま、そーゆうわけだ。じゃまたな」

「おう、またな」

⏰:10/03/08 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#495 [ゅぃ]
電話を終えてからも世菜はまだこない。

どうしたんだ?そう思っていると世菜が部屋に来た。

「ごめんー。ちょっと時間掛かった」

「おーさんきゅー」

⏰:10/03/08 14:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#496 [ゅぃ]
それからテレビをつけて話したりしていた。

二人でベッドにねっころがりながら、キスしたりしていると、
自然な流れで俺は世菜の胸を触ったりしていた。

すると・・・・・

⏰:10/03/08 14:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#497 [ゅぃ]
「・・・・っ直哉、ちょっと待って」

そう言って世菜はいきなり部屋を飛び出していった。
・・・・・なんなんだ?

世菜は机の上に置いていた鞄の中からタオルを取りだした。
その瞬間机の上から鞄が勢い良く落ちた。

⏰:10/03/08 14:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#498 [ゅぃ]
バサバサ!!

鞄の中身がいっきに出てきた。
ノート・教科書・財布・手帳。

・・・・・俺は一点を見つめたまま動けなくなった。

⏰:10/03/08 14:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#499 [ゅぃ]
数秒間思考が停止した。

・・・は?うそだろ・・・・なんでこんなもん・・・・・

・・・・・・それは、エコー写真だった。
テレビや映画でよく見る、赤ちゃんのエコー写真。

⏰:10/03/08 14:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#500 [ゅぃ]
俺でも知っているその白黒写真に、俺は手を伸ばした。

・・・・・世菜、妊娠・・・してんのか?
うそだろ?・・・・ってことは、父親は俺だよな?

・・・・・やべぇ。俺、なにしてんだよ。

⏰:10/03/08 14:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


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