Vampire Kiss
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#162 [ゆかぴ]
練習が終わった後に
私は部室に行った。

ガチャ…

中にはレイくんがいた。
レイくんはドアの
開く音に気付き、
振り向いた。

「あ…お疲れ様。」

先に口を開いたのは私。
そう言うとレイくんは
微笑んだ。

「お疲れ様。」

⏰:10/02/04 19:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#163 [ゆかぴ]
「どうした?」

「部誌忘れたから
取りに来ただけ。」

「なるほど。」

ううう……。
ふたりきりとか
なんか嫌だなぁ…。

私はロッカーの上にある
部誌を取った。

「じゃあ…先に帰るね。」

⏰:10/02/04 19:31 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#164 [ゆかぴ]
「ちょっと待って!
俺も帰る。」

え!?

レイくんはそう言うと
かばんの中にユニフォームを
ぐちゃぐちゃにして入れた。

「一緒に帰るの?」

「嫌?」

嫌っていうか気まずいから!

⏰:10/02/04 19:34 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#165 [ゆかぴ]
レイくんは私の
返事を待っていて
私のことを見ていた。

「昨日のこと気にしてんの?」

ドキンッ!

私の心臓が一瞬だけ
飛び出そうになった。

「うん…気にして…る。」

「ばーか笑
帰るぞ。」

⏰:10/02/04 19:37 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#166 [ゆかぴ]
ばかって…ばかって…泣
レイくんのせいだし!

私は結局レイくんと
一緒に帰ることに…。
会話がないまま
正門を出ようとした。

「あ、神崎。」

右隣を見ると
サッカー部の先輩が
二人いた。

⏰:10/02/04 19:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#167 [ゆかぴ]
「お前スタメンに選ばれて
調子乗ってんじゃねぇよ。」

「……は?」

レイくんは怒っていた。
レイくんは調子になんか
乗ってないし、
怒るのはもっともだ。

「1年のくせによぉ!」

先輩は大声をあげた。
私はビックリして、
ビクッとなった。

⏰:10/02/04 19:43 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#168 [ゆかぴ]
私はその時に
あの言葉を思い出した。

「なんであいつが……。」

あれはこの先輩達が
言ってたんだ…。
私はレイくんを見た。
レイくんは無言で
先輩達を見ていた。

⏰:10/02/04 20:38 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#169 [ゆかぴ]
「はっ…
お前なんも言えねぇの?」

先輩が嘲るように笑った。

「先輩ガキですね。
俺そんなこと言われても
びびりませんよ。」

レイくんはそう言うと
私の腕を掴み、
引っ張っていった。

⏰:10/02/04 20:46 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#170 [ゆかぴ]
「わっ…!」

急に腕を引っ張られたため
こけそうになったけど、
なんとかこけずに済んだ。

後ろのほうでは
先輩達が何か暴言を
言っていたが、
レイくんは全部無視。
私の腕を引っ張ったまま
ずんずんと歩いていた。

⏰:10/02/04 20:59 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#171 [ゆかぴ]
「レイくんっ…!」

私は名前を呼んだ。
するとレイくんは
ピタッと止まった。

「レイくん…。」

「ごめん。」

レイくんはそう言って
私の腕を離した。
掴まれたところが
ちょっと痛かった。

⏰:10/02/04 21:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


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