Vampire Kiss
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#163 [ゆかぴ]
「どうした?」
「部誌忘れたから
取りに来ただけ。」
「なるほど。」
ううう……。
ふたりきりとか
なんか嫌だなぁ…。
私はロッカーの上にある
部誌を取った。
「じゃあ…先に帰るね。」
:10/02/04 19:31
:SH03A
:Xa3fAZrg
#164 [ゆかぴ]
「ちょっと待って!
俺も帰る。」
え!?
レイくんはそう言うと
かばんの中にユニフォームを
ぐちゃぐちゃにして入れた。
「一緒に帰るの?」
「嫌?」
嫌っていうか気まずいから!
:10/02/04 19:34
:SH03A
:Xa3fAZrg
#165 [ゆかぴ]
レイくんは私の
返事を待っていて
私のことを見ていた。
「昨日のこと気にしてんの?」
ドキンッ!
私の心臓が一瞬だけ
飛び出そうになった。
「うん…気にして…る。」
「ばーか笑
帰るぞ。」
:10/02/04 19:37
:SH03A
:Xa3fAZrg
#166 [ゆかぴ]
ばかって…ばかって…泣
レイくんのせいだし!
私は結局レイくんと
一緒に帰ることに…。
会話がないまま
正門を出ようとした。
「あ、神崎。」
右隣を見ると
サッカー部の先輩が
二人いた。
:10/02/04 19:41
:SH03A
:Xa3fAZrg
#167 [ゆかぴ]
「お前スタメンに選ばれて
調子乗ってんじゃねぇよ。」
「……は?」
レイくんは怒っていた。
レイくんは調子になんか
乗ってないし、
怒るのはもっともだ。
「1年のくせによぉ!」
先輩は大声をあげた。
私はビックリして、
ビクッとなった。
:10/02/04 19:43
:SH03A
:Xa3fAZrg
#168 [ゆかぴ]
私はその時に
あの言葉を思い出した。
「なんであいつが……。」
あれはこの先輩達が
言ってたんだ…。
私はレイくんを見た。
レイくんは無言で
先輩達を見ていた。
:10/02/04 20:38
:SH03A
:Xa3fAZrg
#169 [ゆかぴ]
「はっ…
お前なんも言えねぇの?」
先輩が嘲るように笑った。
「先輩ガキですね。
俺そんなこと言われても
びびりませんよ。」
レイくんはそう言うと
私の腕を掴み、
引っ張っていった。
:10/02/04 20:46
:SH03A
:Xa3fAZrg
#170 [ゆかぴ]
「わっ…!」
急に腕を引っ張られたため
こけそうになったけど、
なんとかこけずに済んだ。
後ろのほうでは
先輩達が何か暴言を
言っていたが、
レイくんは全部無視。
私の腕を引っ張ったまま
ずんずんと歩いていた。
:10/02/04 20:59
:SH03A
:Xa3fAZrg
#171 [ゆかぴ]
「レイくんっ…!」
私は名前を呼んだ。
するとレイくんは
ピタッと止まった。
「レイくん…。」
「ごめん。」
レイくんはそう言って
私の腕を離した。
掴まれたところが
ちょっと痛かった。
:10/02/04 21:03
:SH03A
:Xa3fAZrg
#172 [ゆかぴ]
「…気にしないほうがいいよ。」
「俺は気にしてねぇよ。
愛理の文句言ってたんだよ。」
「え?」
私の文句……?
私達が去る時に言ってたのが
私の文句だったの…?
「それに腹立ったんだよ。
俺は何言われても大丈夫。」
:10/02/04 21:08
:SH03A
:Xa3fAZrg
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