Vampire Kiss
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#180 [ゆかぴ]
先輩達は勢いよく
振り向いた。
そこにはレイくんがいた。

「神崎……。」

先輩達は一斉に
ゆっくり立った。
寝耳に水みたいな顔だった。

「このこと言ったら
強制で退部ですね。」

レイくんは無表情で言い、
それが余計に怖かった。

⏰:10/02/04 22:01 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#181 [ゆかぴ]
「っ…!」

先輩達は早足で
部室から出ていった。
レイくんはそれを見て、
私のところに来てくれた。
私はまだ動けず
座ったままだった。

「なんで…?」

やっと出た言葉が
それだった。

レイくんは私の前に座った。

⏰:10/02/04 22:06 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#182 [ゆかぴ]
「吸血鬼の感…?笑」

レイくんはフッと笑い、
私を抱きしめた。
レイくんはほんのり
冷たかった。
でも違う暖かさがあった。

「ごめん…俺のせいで。」

レイくんは抱きしめる力を
一層強めた。

私は言葉の代わりに
首を横に振った。

⏰:10/02/04 22:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#183 [ゆかぴ]
私は自然と涙が出てきた。
レイくんに抱きしめられて
本当に安心したからだ。

「ウ…ヒック…ありがとね。」

「……。」

レイくんは無言だったけど、
何かが伝わって気がした。

レイくんは急に私から離れた。

「泣くなよ…な?」

レイくんは服の袖で
涙を拭いてくれた。

⏰:10/02/04 22:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#184 [ゆかぴ]
「だって怖かったもん…。」

私はまだヒックヒックと
泣いていた。
するとレイくんは
私の左頬に手を置いた。

あ……この場面は……。

「次は嘘じゃねぇから。」

レイくんはそう言うと
顔を近付けてきた。
私は嫌じゃなかった。
ゆっくりと目をつむった。

⏰:10/02/04 22:36 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#185 [ゆかぴ]
チュッ…

私達は初めてキスをした。
レイくんの唇は冷たかった。

短いキスだった。

「あったけー…。」

「レイくんは冷たいね。」

レイくんはまた私を抱きしめた。

⏰:10/02/04 22:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#186 [ゆかぴ]
なんだろ…
分からないけど、
私の中で何かが弾けた。

「あ〜分かんねぇ。」

「何が?」

私はレイくんの腕の中で聞いた。

「なんでもねぇよ!笑」

レイくんは私の頭を
撫でながら言った。

「そっか。」

私は安心して目をつむった。

⏰:10/02/04 22:52 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#187 [ゆかぴ]
「帰ろか。歩ける?」

レイくんが私から
離れて言った。

私は立とうとしたら
腰が抜けてて立てなかった。

「腰が抜けてるみたい…。」

「しょうがねぇか。
俺に掴まって。」

なんでだろ……。

私は不思議に思いつつ、
レイくんに抱き着いた。

⏰:10/02/04 22:58 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#188 [ゆかぴ]
「しっかり掴まっとけよ。」

「うん。」

私はなんだか怖くなり、
目をぎゅっとつむった。
すると、一瞬だけ体が
ふわっと軽くなった。
足は地面についてるのに
浮いてる感じがして
気持ち悪くなった。

「着いたぞ。」

⏰:10/02/05 09:05 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#189 [ゆかぴ]
レイくんがそう言ったので、
私はゆっくり目を開けた。
辺りを見回すと
見慣れた景色だった。
私はレイくんから離れた。

「私の…家?」

「そう。」

えーーー!?
瞬間移動!?

⏰:10/02/05 11:01 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


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