Vampire Kiss
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#234 [ゆかぴ]
私は一呼吸置いて
顔をパッと上げた。
私の前に男の子が座っていて、
頬杖をついて私を見ていた。

え…?何…?

私は眉間にシワを寄せて
顔を逸らした。

「中山愛理だよな?」

突然名前を言われ、
私はその人を見た。

⏰:10/02/18 21:10 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#235 [ゆかぴ]
「そんな驚いた顔すんなよ。」

その人は目を細めて
フッと笑った。

「だって…名前…。」

「気にすんなって。」

いや、気にしますし!笑
私こんなかっこいい人
知らないよ〜汗

「俺は日向澪(ミオ)。」

日向澪くん…?
やっぱ知らないや。

⏰:10/02/18 21:19 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#236 [ゆかぴ]
「よろしくっ。
下の名前で呼んで。」

「はあ…。」

澪くんはニコニコして
私を見ていた。
私は何も反応ができずにいた。

「あのっ……
私勉強中なんだけど…。
そんなに見られたら…。」

「そかそか。
じゃあなー。」

澪くんはそう言うと
どこかに行った。

⏰:10/02/18 21:23 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#237 [ゆかぴ]
一体誰だったんだろ…。

私はたくさん「?」を
頭上に浮かべながら
勉強を再開した。

それから約30分後。
勉強で分からない所が出てきて、
参考書を探しに行こうと
席を立った。

「えっと…英語…英語…。」

私は英語の参考書の棚を
ずーっと追っていた。
人気があまりなく、
今は私しかいない。

⏰:10/02/18 21:30 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#238 [ゆかぴ]
その時だった。
何が起こったのかは
分からないけど、
私は誰かに壁に
押さえ付けられていた。

「えっ………。」

私は急なことすぎて
声が出なかった。
ゆっくりと顔を上げると…。

「澪くん…?」

⏰:10/02/18 21:34 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#239 [ゆかぴ]
そこにいたのは澪くんだった。
さっきまでの笑顔は消え、
真顔で怖かった。

「あいつなんかやめて
俺にしろよ……。」

澪くんはそう言うと
私の唇に自分の唇を重ねてきた。

え!?……ちょっ!

私は掴まれている腕に
ぐっと力を入れたけど、
男の子の力には敵わなかった。

⏰:10/02/18 21:40 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#240 [ゆかぴ]
すると、澪くんの舌が
私の中に入ってきた。

やだやだやだやだ!!

腕に一層力を入れたけど
やっぱり無理だった。

「ふっ…んっ…。」

息をしようとすると
口から息と共に声が漏れた。
すると澪くんは少しだけ
唇を離した。

⏰:10/02/18 21:45 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#241 [ゆかぴ]
「聞こえるから…。」

澪くんはそう言うと
また唇を重ねてきた。

何分経っただろう。
澪くんはスッと私から離れた。
私は腰が抜けてその場に
座り込んでしまった。
すると澪くんも私の前に
ゆっくりと座った。

「あいつはやめとけ。
後で後悔すんのは愛理。
俺にしとけって。」

澪くんは優しく言って、
私のおでこに口づけをした。

⏰:10/02/18 21:51 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#242 [ゆかぴ]
そして私を放っておいて
どこかに行ってしまった。

意味分からない…。
急に現れて、
急にキスして…。
あいつって誰なの…。
俺にしとけって何…?

私は唇をゴシゴシと
何回も何回も擦った。
そしてなんとか立ち、
荷物を持ってフラフラと
家まで帰った。

⏰:10/02/18 21:55 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#243 [ゆかぴ]
ちゃんと家に着いたのが
不思議でたまらなかった。
だって家までの道を
歩いた記憶がなかったから。

私はソファーに
ボスッと座った。
頭の中が真っ白のままだ。

私…澪くんとキスした…。

私はダッシュで洗面台まで行き、
うがいを何回もした。

⏰:10/02/18 22:10 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


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