Vampire Kiss
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#236 [ゆかぴ]
「よろしくっ。
下の名前で呼んで。」
「はあ…。」
澪くんはニコニコして
私を見ていた。
私は何も反応ができずにいた。
「あのっ……
私勉強中なんだけど…。
そんなに見られたら…。」
「そかそか。
じゃあなー。」
澪くんはそう言うと
どこかに行った。
:10/02/18 21:23
:SH03A
:D1BV.yv2
#237 [ゆかぴ]
一体誰だったんだろ…。
私はたくさん「?」を
頭上に浮かべながら
勉強を再開した。
それから約30分後。
勉強で分からない所が出てきて、
参考書を探しに行こうと
席を立った。
「えっと…英語…英語…。」
私は英語の参考書の棚を
ずーっと追っていた。
人気があまりなく、
今は私しかいない。
:10/02/18 21:30
:SH03A
:D1BV.yv2
#238 [ゆかぴ]
その時だった。
何が起こったのかは
分からないけど、
私は誰かに壁に
押さえ付けられていた。
「えっ………。」
私は急なことすぎて
声が出なかった。
ゆっくりと顔を上げると…。
「澪くん…?」
:10/02/18 21:34
:SH03A
:D1BV.yv2
#239 [ゆかぴ]
そこにいたのは澪くんだった。
さっきまでの笑顔は消え、
真顔で怖かった。
「あいつなんかやめて
俺にしろよ……。」
澪くんはそう言うと
私の唇に自分の唇を重ねてきた。
え!?……ちょっ!
私は掴まれている腕に
ぐっと力を入れたけど、
男の子の力には敵わなかった。
:10/02/18 21:40
:SH03A
:D1BV.yv2
#240 [ゆかぴ]
すると、澪くんの舌が
私の中に入ってきた。
やだやだやだやだ!!
腕に一層力を入れたけど
やっぱり無理だった。
「ふっ…んっ…。」
息をしようとすると
口から息と共に声が漏れた。
すると澪くんは少しだけ
唇を離した。
:10/02/18 21:45
:SH03A
:D1BV.yv2
#241 [ゆかぴ]
「聞こえるから…。」
澪くんはそう言うと
また唇を重ねてきた。
何分経っただろう。
澪くんはスッと私から離れた。
私は腰が抜けてその場に
座り込んでしまった。
すると澪くんも私の前に
ゆっくりと座った。
「あいつはやめとけ。
後で後悔すんのは愛理。
俺にしとけって。」
澪くんは優しく言って、
私のおでこに口づけをした。
:10/02/18 21:51
:SH03A
:D1BV.yv2
#242 [ゆかぴ]
そして私を放っておいて
どこかに行ってしまった。
意味分からない…。
急に現れて、
急にキスして…。
あいつって誰なの…。
俺にしとけって何…?
私は唇をゴシゴシと
何回も何回も擦った。
そしてなんとか立ち、
荷物を持ってフラフラと
家まで帰った。
:10/02/18 21:55
:SH03A
:D1BV.yv2
#243 [ゆかぴ]
ちゃんと家に着いたのが
不思議でたまらなかった。
だって家までの道を
歩いた記憶がなかったから。
私はソファーに
ボスッと座った。
頭の中が真っ白のままだ。
私…澪くんとキスした…。
私はダッシュで洗面台まで行き、
うがいを何回もした。
:10/02/18 22:10
:SH03A
:D1BV.yv2
#244 [ゆかぴ]
私ははあっと大きい
ため息をついて顔を
ゆっくりと上げた。
鏡に写った自分を
じっと見た。
死んだような顔…。
私は鏡から目を逸らした。
その時ケータイが鳴った。
:10/02/18 23:05
:SH03A
:D1BV.yv2
#245 [ゆかぴ]
ソファーに放り投げたままの
ケータイをそっと手に取り、
画面を見てみると、
香奈から電話だった。
「…もしもし。」
「もしもし?愛理?
今日部活だよ?」
あ…。
今日部活だった。
行きたくないなぁ…。
私はギュッとケータイを
軽く握りしめた。
「今日体調悪いから休むね。」
:10/02/19 09:10
:SH03A
:dFjR4gjs
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