Vampire Kiss
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#81 [ゆかぴ]
「え?」

「初めて会った時に
いい香りするって
言ったの覚えてる?」

確か…そんなこと
言ってたような…。

「あれは血の香りだ。
いい香りがすればするほど
血がおいしいんだよ。」

えっ!?

私は焦って両手で
首をバッと押さえた。
吸血鬼は首から血を吸うって
勝手に思っているし。

⏰:10/02/02 17:59 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#82 [ゆかぴ]
「まぁ、吸われる前に
気付くほどだから
大丈夫だな…。」

玲くんは優しく笑ったけど、
私は怖かった。

⏰:10/02/02 18:54 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#83 [ゆかぴ]
私はその場に座り込んだ。
力が抜けてしまった。

「どうした?」

「玲くんって本当に
吸血鬼なんだね…。」

「急になんだよ…笑」

こっちが急にだよ!
いないって思ってたのが
目の前にいるんだから…。

⏰:10/02/02 18:57 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#84 [ゆかぴ]
「…お前本当に
いい香りするわ。」

ビクゥッ!

「吸わないでよ…?」

私はびびりながら言った。

「吸わねぇよ。
でもお前の血吸ったら
一ヶ月は飲まず食わずで
いけるな。
吸血鬼は血で生きてるから。」

⏰:10/02/02 19:02 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#85 [ゆかぴ]
「ますます怖くなるから
やめてよ…。」

私は玲くんを見れずに
俯いてしまった。

「これが吸血鬼なんだよ。」

分かってる…。
分かってるんだよ。
でも玲くんが…。

「玲くっ………あれ…?」

⏰:10/02/02 19:08 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#86 [ゆかぴ]
顔を上げると玲くんが
いなかった。

「え…え!?」

私はスクッと立って
辺りを見回した。

「玲くん…?」

カサッ……

私は何かを踏んだ。

⏰:10/02/02 19:11 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#87 [ゆかぴ]
何…?

私は足をよけて
踏んだものを取った。

「黒い羽……。」

それは黒い羽だった。
それを親指と人差し指で
つまんでくるくる回した。

玲くんの…?

私はそれを机の上に置いた。

⏰:10/02/02 19:14 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#88 [ゆかぴ]
なんか色々ありすぎて
頭が追い付かないよ。
玲くんが吸血鬼なんて…。

私は大きくため息をついた。

寝ようかな…。
寝れないだろうけど。

―ーー…

ピピピピピピッ!

目覚ましの音が遠くから
聞こえてきた。

⏰:10/02/02 19:27 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#89 [ゆかぴ]
うるさいなぁ…。

私は寝た体勢のまま
目覚まし時計を止めた。
結局1時間ぐらいしか
寝れなかったのだ。

私は頑張って
上半身を起こした。

「も〜…。」

吸血鬼…。
私の頭の中はそればっか。

⏰:10/02/02 19:43 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


#90 [ゆかぴ]
「用意しなきゃ!」

私はバッと起き、
ちゃんと洗濯もして、
朝ごはんも食べて
学校に向かった。

玲くんに会うの嫌だな。

そんなことを思いつつ
私は学校までの道を
歩いていた。

「あーいり。」

⏰:10/02/02 20:48 📱:SH03A 🆔:b5zVVhGg


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