Vampire Kiss
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#120 [ゆかぴ]
カレーとそれに加えて
ポテトサラダを作った。

「「いただきまーす。」」

私達は仲良く(?)
ご飯を食べ始めた。

「うん…うまいな。」

玲くんはがっついていた。

子供みたい……笑

⏰:10/02/03 22:34 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#121 [ゆかぴ]
その時に玲くんと
目がバチッと合った。

「……にやけてるぞ笑」

「えっ!!」

私は空いてる左手で
頬を押さえた。

にやけてたの!?
恥ずかしい……笑

⏰:10/02/03 22:37 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#122 [ゆかぴ]
「妄想してた?笑」

「んなわけないし!」

―ーー…

「「ごちそうさまでした。」」

私達はちゃんと
手を合わせて言った。

「お腹いっぱいだな。」

玲くんはふぅっと
息を吐きながら
お腹をさすった。

そういえばこの前に、
血を吸えば飲まず食わずで
生きられるって言ってたよね。
あれは私の血だけど…。

⏰:10/02/03 22:42 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#123 [ゆかぴ]
「血吸わないままいたら
吸血鬼はどうなるの?」

私は疑問に思ったから
ふと聞いてみた。

「なに?
吸わせてくれんの?笑」

「違うからっ!
気になっただけ。」

⏰:10/02/03 22:44 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#124 [ゆかぴ]
「こうやって食べ物食べても、
血を吸わなかったら
普通に死ぬなぁ…。」

死ぬ……か……。

「でも大丈夫だ。
俺血吸ってるし。」

サラッという玲くんに
ゾクッとしたのは
言うまでもない。

⏰:10/02/03 22:48 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#125 [ゆかぴ]
「吸ってるんだ…。」

「怖い?」

「怖いっていうか…
吸血鬼なんだなぁって
実感しただけ。」

私は無理矢理笑顔を作った。
玲くんが人間だったら
よかったのにと
思う私がいた。

⏰:10/02/03 22:50 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#126 [ゆかぴ]
それから色々喋り、
時計を見ると23時半すぎだった。

「俺そろそろ帰るわ。
愛理寝るだろ?」

玲くんは立って
私を見下ろす形で言った。

「あ…うん。」

⏰:10/02/03 22:53 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#127 [ゆかぴ]
「寂しがんなよ笑」

「寂しくなんかないしっ汗」

私はちょっと体が
熱くなった。

「はいはい笑」

玲くんは窓際まで
歩いていった。

⏰:10/02/03 22:55 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#128 [ゆかぴ]
え?

「どこにどうやって帰るの?」

「ん?」

玲くんは当たり前のような
顔をしていた。
だって帰るっていうのに
窓際に行くんだもん。

「俺らの世界に帰るんだよ。
じゃあまた明日。
おやすみ。」

⏰:10/02/03 22:57 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#129 [ゆかぴ]
玲くんはそう言うと
窓のカギを開けた。
そして背中から
黒い翼が生えた。

あの翼…この前拾った
羽のやつだ…。

私はあんぐりして
玲くんを見つめていた。
そして玲くんは夜空へ
ヒュッと音を立てて
飛び立っていった。

⏰:10/02/03 22:58 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#130 [ゆかぴ]
それから玲くんは
定期的に私の家に
来るようになった。

時には急に現れて、
時にはチャイムを
鳴らして来たり、
時には猫で来たり…。
半同棲状態。

⏰:10/02/03 23:02 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#131 [ゆかぴ]
「愛理!最近どうなの!?」

今は昼休み。
中庭で友達のみんなと
昼ご飯を食べている時に
香奈が突発的に言った。
私はビックリして
箸でつまんでいた卵焼きを
落としそうになった。

「なっ…何が?」

「も〜笑
玲くんだよっ!」

⏰:10/02/03 23:09 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#132 [ゆかぴ]
「何もないけど…。」

よく家に来るけど
それは秘密!
恥ずかしいもん。
いや、特別な感情は
ないんだけど……
恥ずかしいですww

「えーー!?」

みんな一斉に言った。

⏰:10/02/03 23:13 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#133 [ゆかぴ]
「香奈からすごい仲良しって
聞いてたのに……。」

一人の子がそう言うと
みんなうんうんと頷いた。
私はキッと香奈を睨んだ笑
香奈は片手を顔の前に
持っていって、
ごめんのポーズをした。

も〜…。
妄想激しいよ。

私は卵焼きを口に入れた。
塩を入れすぎたみたい。

⏰:10/02/03 23:16 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#134 [ゆかぴ]
今日も部活だ。
ギャラリーは
相変わらずだなぁ。

「愛理ちゃん、玲くんと
仲良しでいいよね。」

先輩マネージャーは
みんな同じようなことを
言ってきた。

⏰:10/02/03 23:27 📱:SH03A 🆔:UWbuutM6


#135 [ゆかぴ]
それに対して私は
「違いますからっ!」
ばっかり言っていた…笑

⏰:10/02/04 09:09 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#136 [ゆかぴ]
私は玲くんとの関係を
聞かれるばかりで
疲れていた。
玲くんも私との関係を
聞かれているのだろう。

―ーー…

「ただいま〜。」

私は一人暮らしのくせに
自分の家に入る時に
いつもこう言う。
返事なんか返ってくるわけない。

⏰:10/02/04 11:28 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#137 [ゆかぴ]
私はそう言って
ブーツを脱ごうと
玄関に腰をかけた。

「お帰り。」

「へっ?」

私は振り返った。
ソファーのところに
玲くんが座ってるのが見えた。

⏰:10/02/04 12:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#138 [ゆかぴ]
「また勝手に……。」

私はブーツを脱ぎ、
家の中に入っていった。
玲くんは私の姿が見えると
「お帰り。」と優しく言った。

「ここ玲くんの
家じゃないんだけど…。」

私はソファーの上に
かばんを置いて言った。

⏰:10/02/04 12:06 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#139 [ゆかぴ]
「俺の第二の家
みたいなもの。」

「第二の家って…笑」

私は玲くんを
見下ろすような形で
喋っていた。

「てか、学校で玲くんとの話
ばっかり聞かれるんだけど。」

「それ俺のせい?笑」

⏰:10/02/04 12:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#140 [ゆかぴ]
「だって……。」

玲くんが悪いわけでは
ないんだけどさぁ。
関係があるのは玲くんだし…。

「俺も愛理との仲聞かれた。
こうやっていつの間にか
呼び捨てだしなぁ。」

そうだ!
気付けば呼び捨てだ!
だから余計に
聞かれるのでは…笑

⏰:10/02/04 12:10 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#141 [ゆかぴ]
「俺の本名さぁ、
神崎玲じゃねぇんだ。
こっちの世界で
通用するように
付けてもらったんだ。」

「じゃあ本名は?」

そういやそうだよね…。
吸血鬼なのに
日本人の名前だしね。

「かたかなでレイ。」

レイか……。
名前はそのままか。

⏰:10/02/04 12:13 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#142 [ゆかぴ]
「俺血吸いに行くわ。」

「あ…うん。」

なんかコロコロと
話変わる人だなぁ。
今さら気づくというね笑

私はえっと思い、
腕時計を見た。

「まだ夕方だよ?
気付かれるんじゃ…。」

「猫の姿で行って、
寝てる奴のを吸うんだよ。」

⏰:10/02/04 12:16 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#143 [ゆかぴ]
玲くん………いや、
レイくんはそう言うと
消えてしまった。

瞬間移動?笑

私はソファーに座った。
そしてため息をついた。

血吸いに行くんだ。
いつか私も吸われるのかな?
う〜……怖い…。

⏰:10/02/04 12:18 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#144 [ゆかぴ]
血を吸いにいくって
言われたのに、
普通に見送る私って
おかしいよね!?

私は両手で両を押さえた。

なんかもう…
レイくんのせいで
吸血鬼に慣れたよ。

⏰:10/02/04 12:22 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#145 [ゆかぴ]
それから約1時間後に
レイくんが帰ってきた。
窓から猫の姿で
入ってきたのだ。

「ただいま。」

人の姿になったレイくんは
笑顔でそう言った。

「おっ…お帰り。」

私はソファーに座ったまま
慌ててそう言った。

⏰:10/02/04 12:24 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#146 [ゆかぴ]
「てか、なんでまた
私の家に……。」

「だめだった?」

レイくんはそう言うと
私の隣にドカッと座った。

「そんなことないけど。」

私はレイくんの顔を見た。
見事に目が合ってしまった。

⏰:10/02/04 14:44 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#147 [ゆかぴ]
「あ…ごめんっ。」

私は思わず目を逸らした。
すごくキレイな目だった。

「なんで謝るわけ?笑」

「いや…それはねぇ…笑」

ヒヤッ……

急に左頬に冷たい感覚がした。
顔を上げるとレイくんが
私の頬に触れていた。

⏰:10/02/04 14:46 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#148 [ゆかぴ]
顔を上げた時に
レイくんと目が合った。

やば…逸らせない…。

私達は何秒間か分からないけど、
長い間見つめ合っていた。

「愛理…。」

レイくんは静かに
私の名前を呼んだ。
そして顔が近付いてきた。

⏰:10/02/04 14:48 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#149 [ゆかぴ]
キスしちゃうの!?
やだっ!!

私は顔を逸らした。
するとレイくんの
動きがピタッと止まった。

「ばーか笑」

レイくんはそういって笑って、
触れていた手で
私の頬をつねった。

「痛い痛いっ…!」

⏰:10/02/04 15:17 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#150 [ゆかぴ]
へ?
何がなんだか…汗

「キスするかと思った?」

レイくんは頬をつねるのを
やめてくれた。

「えっと…あー…。」

思いましたよ!
あんなに顔を
近付けられたら
思うに決まってる!

⏰:10/02/04 15:19 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#151 [ゆかぴ]
私は左頬をさすった。

「じゃ、また明日。」

「あっ!ちょっと!」

止めようとしたけど
レイくんは
飛んで行ってしまった。

レイくん意味分かんない!
キスしないなら
顔近付けないでよ!

⏰:10/02/04 15:51 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#152 [ゆかぴ]
私は不機嫌になって
ベッドに潜った。

―ーー…

今日は学校が休みだけど
部活はあるのです。
つまりレイくんに会う!

私はジャージで家を出た。

⏰:10/02/04 15:55 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#153 [ゆかぴ]
グラウンドに着くと、
早めに来た部員は
練習をし始めていた。

「おはよっ。」

私に最初に気付いたのは
恭介くんだった。

「おはよ〜。」

「玲はまだ来てないけど…笑」

ドキッ…

⏰:10/02/04 17:49 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#154 [ゆかぴ]
私はレイくんの名前が
出たと同時に、
昨日のことが頭をよぎった。

「顔赤いぞ笑
照れんなよ笑」

恭介くんは私の肩を
ぽんっと押した。

「違うからっ!!」

「何が違うって?」

恭介くんの肩越しに
レイくんが見えた。

⏰:10/02/04 17:51 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#155 [ゆかぴ]
「おー玲!
今お前の話してたんだよ。
愛理ちゃんが玲が来てなくて
寂しかったんだってさ笑」

「ちょっ!違うってば!」

私は必死に否定したけど、
それが裏目に出ていた。
否定すればするほど
勘違いされている泣

「俺にそんなに会いたい?笑」

「だって昨日………。」

⏰:10/02/04 17:54 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#156 [ゆかぴ]
私はアッと思い、
片手で口を塞いだ。

昨日あんなことしたからって
言いそうになったし…。

「昨日?
お前らなんだよ〜!」

恭介くんは楽しんでた。
人の気も知れずに……。

⏰:10/02/04 17:55 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#157 [ゆかぴ]
「もういいっ!」

私はイラッとして、
グラウンドの隅に行った。

本当に怒ったから!
毎日毎日レイくんとのこと
勝手に騒がれて最悪…。
レイくんもレイくんで
しれっとしてるし。

私はグラウンドの隅に
よいしょっと座った。

⏰:10/02/04 17:58 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#158 [ゆかぴ]
すねても無駄だった。
練習が始まると
マネージャーは部員のために
せかせかと働かなければ
ならないし……。
頑張って働いた。

―ーー…

練習後、監督がみんなに
召集をかけた。
部員のみんなは整列をし、
監督の言葉を待っていた。

「えー……
今度の練習試合なんだが、
スタメンを発表する。」

⏰:10/02/04 18:01 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#159 [ゆかぴ]
スタメン発表。
この瞬間がみんな
一番緊張する。

監督は名前を言っていく。
その中はほとんど2回生。
3回生は引退してるからね。
2回生っていっても、
「やっぱあいつかぁ」
みたいな人ばっかだった。

「最後に…1年だ。
神崎玲。」

⏰:10/02/04 18:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#160 [ゆかぴ]
みんな一斉にレイくんを見た。
レイくんはビックリしていた。

「玲すげーじゃん!」

みんなレイくんが
スタメンになったことに
祝福してくれた。
確かにレイくんは
サッカー上手いしね。

⏰:10/02/04 18:05 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#161 [ゆかぴ]
レイくんはみんなに
もみくちゃにされていた。
私も自然と笑顔になった。

「なんであいつが……。」

え?今なんて?

今確かにそう聞こえた。
私はキョロキョロしたけど
誰が言ったかは
分からなかった。
私は嫌な予感がした。

⏰:10/02/04 18:07 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#162 [ゆかぴ]
練習が終わった後に
私は部室に行った。

ガチャ…

中にはレイくんがいた。
レイくんはドアの
開く音に気付き、
振り向いた。

「あ…お疲れ様。」

先に口を開いたのは私。
そう言うとレイくんは
微笑んだ。

「お疲れ様。」

⏰:10/02/04 19:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#163 [ゆかぴ]
「どうした?」

「部誌忘れたから
取りに来ただけ。」

「なるほど。」

ううう……。
ふたりきりとか
なんか嫌だなぁ…。

私はロッカーの上にある
部誌を取った。

「じゃあ…先に帰るね。」

⏰:10/02/04 19:31 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#164 [ゆかぴ]
「ちょっと待って!
俺も帰る。」

え!?

レイくんはそう言うと
かばんの中にユニフォームを
ぐちゃぐちゃにして入れた。

「一緒に帰るの?」

「嫌?」

嫌っていうか気まずいから!

⏰:10/02/04 19:34 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#165 [ゆかぴ]
レイくんは私の
返事を待っていて
私のことを見ていた。

「昨日のこと気にしてんの?」

ドキンッ!

私の心臓が一瞬だけ
飛び出そうになった。

「うん…気にして…る。」

「ばーか笑
帰るぞ。」

⏰:10/02/04 19:37 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#166 [ゆかぴ]
ばかって…ばかって…泣
レイくんのせいだし!

私は結局レイくんと
一緒に帰ることに…。
会話がないまま
正門を出ようとした。

「あ、神崎。」

右隣を見ると
サッカー部の先輩が
二人いた。

⏰:10/02/04 19:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#167 [ゆかぴ]
「お前スタメンに選ばれて
調子乗ってんじゃねぇよ。」

「……は?」

レイくんは怒っていた。
レイくんは調子になんか
乗ってないし、
怒るのはもっともだ。

「1年のくせによぉ!」

先輩は大声をあげた。
私はビックリして、
ビクッとなった。

⏰:10/02/04 19:43 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#168 [ゆかぴ]
私はその時に
あの言葉を思い出した。

「なんであいつが……。」

あれはこの先輩達が
言ってたんだ…。
私はレイくんを見た。
レイくんは無言で
先輩達を見ていた。

⏰:10/02/04 20:38 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#169 [ゆかぴ]
「はっ…
お前なんも言えねぇの?」

先輩が嘲るように笑った。

「先輩ガキですね。
俺そんなこと言われても
びびりませんよ。」

レイくんはそう言うと
私の腕を掴み、
引っ張っていった。

⏰:10/02/04 20:46 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#170 [ゆかぴ]
「わっ…!」

急に腕を引っ張られたため
こけそうになったけど、
なんとかこけずに済んだ。

後ろのほうでは
先輩達が何か暴言を
言っていたが、
レイくんは全部無視。
私の腕を引っ張ったまま
ずんずんと歩いていた。

⏰:10/02/04 20:59 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#171 [ゆかぴ]
「レイくんっ…!」

私は名前を呼んだ。
するとレイくんは
ピタッと止まった。

「レイくん…。」

「ごめん。」

レイくんはそう言って
私の腕を離した。
掴まれたところが
ちょっと痛かった。

⏰:10/02/04 21:03 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#172 [ゆかぴ]
「…気にしないほうがいいよ。」

「俺は気にしてねぇよ。
愛理の文句言ってたんだよ。」

「え?」

私の文句……?
私達が去る時に言ってたのが
私の文句だったの…?

「それに腹立ったんだよ。
俺は何言われても大丈夫。」

⏰:10/02/04 21:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#173 [ゆかぴ]
レイくんは微笑んだ。
私の心はドキドキ。

私のために……。
なんか嬉しい。

「ありがとね…。」

「お礼なんかいらねぇよ。」

レイくんはそう言って
私の頭をぐしゃっとした。

⏰:10/02/04 21:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#174 [ゆかぴ]
次の日からその先輩達は
何事もないように
練習に参加していた。
レイくんとも普通に
接していた。

先輩達はただレイくんを
妬んだだけだったんだ。
よかったよかった。

私は自然と笑顔になった。
でもそれもつかの間だった。

⏰:10/02/04 21:25 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#175 [ゆかぴ]
ある日私は部室に残って
部誌を書いていた。
部員のみんなは帰って、
私だけだった。

やっと終わった〜。
さぁ、帰ろっ。

私は帰る準備をし始めた。

ガチャ

「あ、愛理ちゃん。」

⏰:10/02/04 21:28 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#176 [ゆかぴ]
ドアが開いたから
私は顔を上げた。
そこにはレイくんを
妬んでいた先輩達だった。

「お疲れ様です。」

私はニコッと笑って言った。

「一人?」

「はい、みんな帰ったんで。」

私がそう言うと
先輩はお互い顔を
見合わせてニヤッとした。

⏰:10/02/04 21:30 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#177 [ゆかぴ]
え……何?

私は嫌な予感がした。

「じゃあお疲れ様です。」

私はそう言って
先輩達の間を抜けて
帰ろうとした。

ドンッ!

「きゃっ!」

私はいきなり先輩に
体を押されて
ロッカーにぶつかり、
座り込んでしまった。

⏰:10/02/04 21:32 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#178 [ゆかぴ]
「いった〜…。」

私は意味が分からなくて
動けなかった。

目の前に先輩達が
ヤンキー座りをして
私を見ていた。

「一体なんですか!?」

「神崎狙っても
あいつはかわすだろ?
じゃあ愛理ちゃんを
どうにかしたら
いいじゃん?」

⏰:10/02/04 21:50 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#179 [ゆかぴ]
先輩達はニヤッとした。

やだ…やだ…。

私は泣きそうになった。
叫ぼうにも怖くて
声が出なかった。

「痛くしねぇから。」

誰か助けて!!

「先輩何してんすか?」

⏰:10/02/04 21:57 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#180 [ゆかぴ]
先輩達は勢いよく
振り向いた。
そこにはレイくんがいた。

「神崎……。」

先輩達は一斉に
ゆっくり立った。
寝耳に水みたいな顔だった。

「このこと言ったら
強制で退部ですね。」

レイくんは無表情で言い、
それが余計に怖かった。

⏰:10/02/04 22:01 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#181 [ゆかぴ]
「っ…!」

先輩達は早足で
部室から出ていった。
レイくんはそれを見て、
私のところに来てくれた。
私はまだ動けず
座ったままだった。

「なんで…?」

やっと出た言葉が
それだった。

レイくんは私の前に座った。

⏰:10/02/04 22:06 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#182 [ゆかぴ]
「吸血鬼の感…?笑」

レイくんはフッと笑い、
私を抱きしめた。
レイくんはほんのり
冷たかった。
でも違う暖かさがあった。

「ごめん…俺のせいで。」

レイくんは抱きしめる力を
一層強めた。

私は言葉の代わりに
首を横に振った。

⏰:10/02/04 22:08 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#183 [ゆかぴ]
私は自然と涙が出てきた。
レイくんに抱きしめられて
本当に安心したからだ。

「ウ…ヒック…ありがとね。」

「……。」

レイくんは無言だったけど、
何かが伝わって気がした。

レイくんは急に私から離れた。

「泣くなよ…な?」

レイくんは服の袖で
涙を拭いてくれた。

⏰:10/02/04 22:12 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#184 [ゆかぴ]
「だって怖かったもん…。」

私はまだヒックヒックと
泣いていた。
するとレイくんは
私の左頬に手を置いた。

あ……この場面は……。

「次は嘘じゃねぇから。」

レイくんはそう言うと
顔を近付けてきた。
私は嫌じゃなかった。
ゆっくりと目をつむった。

⏰:10/02/04 22:36 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#185 [ゆかぴ]
チュッ…

私達は初めてキスをした。
レイくんの唇は冷たかった。

短いキスだった。

「あったけー…。」

「レイくんは冷たいね。」

レイくんはまた私を抱きしめた。

⏰:10/02/04 22:41 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#186 [ゆかぴ]
なんだろ…
分からないけど、
私の中で何かが弾けた。

「あ〜分かんねぇ。」

「何が?」

私はレイくんの腕の中で聞いた。

「なんでもねぇよ!笑」

レイくんは私の頭を
撫でながら言った。

「そっか。」

私は安心して目をつむった。

⏰:10/02/04 22:52 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#187 [ゆかぴ]
「帰ろか。歩ける?」

レイくんが私から
離れて言った。

私は立とうとしたら
腰が抜けてて立てなかった。

「腰が抜けてるみたい…。」

「しょうがねぇか。
俺に掴まって。」

なんでだろ……。

私は不思議に思いつつ、
レイくんに抱き着いた。

⏰:10/02/04 22:58 📱:SH03A 🆔:Xa3fAZrg


#188 [ゆかぴ]
「しっかり掴まっとけよ。」

「うん。」

私はなんだか怖くなり、
目をぎゅっとつむった。
すると、一瞬だけ体が
ふわっと軽くなった。
足は地面についてるのに
浮いてる感じがして
気持ち悪くなった。

「着いたぞ。」

⏰:10/02/05 09:05 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#189 [ゆかぴ]
レイくんがそう言ったので、
私はゆっくり目を開けた。
辺りを見回すと
見慣れた景色だった。
私はレイくんから離れた。

「私の…家?」

「そう。」

えーーー!?
瞬間移動!?

⏰:10/02/05 11:01 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#190 [ゆかぴ]
私はキョトンとしていた。

「何今さら驚いてんの?笑
いつも俺が急に来た時は
いつもこうやってるんだ。」

「はあ……笑
てか荷物は!?」

「ん。」

レイくんは床を指差した。
私はレイくんの指の先を
追って見た。
そこにはちゃんと荷物があった。

⏰:10/02/05 11:19 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#191 [ゆかぴ]
「あ…どうも。」

「どういたしまして。」

シーン………

一気に静かになった。
その静けさが逆に
変な緊張感を作る。

やだなぁこの空気。
そういえばさっき私達
キスしたんだよね!
うわっ……恥ずかしい。

⏰:10/02/05 11:26 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#192 [ゆかぴ]
「あっ…ご飯作るね。」

私はそう言って立とうとした。
その時にレイくんに
急に腕を掴まれた。

「わっ…!」

私はレイくんの胸に
ポスッと入った。

「えっ汗
何?汗」

「もう少しこのままで…。」

⏰:10/02/05 11:29 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#193 [ゆかぴ]
レイくんは私を抱きしめた。
私はそれに答えるように
レイくんの背中に腕を回した。

私は幸せだった。
ずっとこのままでいいって
思っていた。

⏰:10/02/05 11:30 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#194 [ゆかぴ]
当分の間休まさせて
もらいます
明日からニュージーに
行くんで…

いつも読んでくれてるみんな
本当にありがとうございました!

⏰:10/02/05 18:00 📱:SH03A 🆔:/k7L6FdY


#195 []
いってらっしゃい
いつまででもまってます(笑)

⏰:10/02/05 22:28 📱:P08A3 🆔:HGXrRxVM


#196 [我輩は匿名である]
えー楽しみにしてたのに
でも、更新待ってます!

⏰:10/02/06 01:49 📱:SH02A 🆔:QNyvq1js


#197 [ちょび]
あげ

⏰:10/02/11 16:22 📱:SH905i 🆔:Z2QgxE8g


#198 [ゆかぴ]
みなさんただいま
ニュージー最高でした
また後で更新します(¨)

⏰:10/02/12 12:00 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#199 [ゆかぴ]
>>198

ID変わってる
なんで?

⏰:10/02/12 12:02 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#200 [我輩は匿名である]
IDは毎日変わるんですよ。

⏰:10/02/12 12:12 📱:T001 🆔:77ExQG7Y


#201 [琉奈]
>>200

ありがとうございます!
知らなかったです

⏰:10/02/12 12:18 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#202 [我輩は匿名である]
>>198
主さんじゃないよね?

⏰:10/02/12 12:38 📱:W62S 🆔:☆☆☆


#203 [琉奈]
>>202

主ですよ

⏰:10/02/12 14:33 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#204 [ゆかぴ]
ごめんなさい。
嘘つきました。
主じゃないです。
この小説大好きなんで、
早く本当の主さんが
帰ってきてほしいです。

⏰:10/02/12 14:52 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#205 [我輩は匿名である]
>>198
>>199
>>201
>>203
>>204

主のくせに嘘つくなや
どうせ日付かわってIDかわったらのこのこでてくるんやろ

⏰:10/02/12 16:56 📱:SH003 🆔:tufbMyho


#206 [ゆかぴ]
>>204

主と違いますけど?
主も主で早く帰ってこいって思ってますけど。

⏰:10/02/12 17:21 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#207 [ゆかぴ]
間違った。
>>205
ですね。

⏰:10/02/12 17:22 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#208 [我輩は匿名である]
>>206
主じゃないなら主のハンネ使うのやめてください!
正々堂々自分のハンネ使ってください!

⏰:10/02/12 17:26 📱:T001 🆔:77ExQG7Y


#209 [ゆかぴ]
>>208

も一緒だったからいけると思ったんです。
ふざけてすみませんでした。

⏰:10/02/12 18:17 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#210 [ゆかぴ]
まだですか?

⏰:10/02/12 22:33 📱:SH03A 🆔:9S0udiIM


#211 [我輩は匿名である]
>>209
あたしもこの小説好きなのでもうこういうことしてないでください。

⏰:10/02/12 22:41 📱:T001 🆔:77ExQG7Y


#212 [我輩は匿名である]
主さんはしばらく更新できないって書いてあったでしょう
まぁナリした人も反省しているようなので咎めるのはやめましょう。
主さんが帰ってきてこれみたら悲しがるよ。
黙って待ってましょう。

⏰:10/02/12 22:58 📱:W62S 🆔:☆☆☆


#213 [ゆかぴ]
帰ってきましたー
なんかすごいことに
なってますね…

⏰:10/02/16 16:57 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#214 [ゆかぴ]
アンカー貼っときます

>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:10/02/16 17:03 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#215 [我輩は匿名である]
白々しいね主

⏰:10/02/16 17:34 📱:SH003 🆔:☆☆☆


#216 [ゆかぴ]
>>215

何がですか?

⏰:10/02/16 17:56 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#217 [:/ぶーちゃん]
主さん

気にせず続き
お願いします!!

完結してネ(^^)

⏰:10/02/16 21:20 📱:N02A 🆔:VCsf4XjQ


#218 [ゆかぴ]
>>217

ありがとうございます
頑張って完結させます!

⏰:10/02/16 21:43 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#219 [ゆかぴ]
>>193

「俺…そろそろ帰るな。」

レイくんはそう言うと
私からそっと離れた。

「うん。」

「寂しい?笑」

私は勢いよくレイくんの
顔を見た。
レイくんはにやけていた。

⏰:10/02/16 21:55 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#220 [ゆかぴ]
「なっ…何ですか?汗」

「寂しいくせに笑
無理すんなよー笑」

レイくんは笑ってそう言うと、
私の頭をぐしゃっとした。

「もー…。」

私は手ぐしで髪の毛を
ある程度綺麗に整えた。

うん。
本当は寂しいよ。
ずっと一緒にいたい。

⏰:10/02/16 22:11 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#221 [ゆかぴ]
でもそんなことを
言えるはずもなく…。

「じゃあ本当に帰るわ。」

レイくんはそう言いながら
よいしょっと立ち上がった。

「じゃあね。」

私がそう言って手を振ると
レイくんはフッと笑い、
一瞬で消えた。

⏰:10/02/16 22:23 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#222 [ゆかぴ]
瞬間移動だ…。

私はさっきまでレイくんが
いた場所を見つめていた。

―ーー…

翌日…。
私を襲った先輩2人は
自ら退部した。
責任を感じてなのか、
ただ逃げたかったのかは
分からないけど…。

「まさか退部するなんてね。」

香奈がぼーっとしながら言った。

⏰:10/02/16 22:45 📱:SH03A 🆔:4WshuvP6


#223 [ゆかぴ]
「香奈…今授業中だよ?」

だらけている香奈を
横目でチラッと見た。

「ばれてないから大丈夫っ。
てか、なんで退部したのかな。」

香奈はそう言って唇を
アヒルみたいに尖らせた。

理由なんか…
言えるわけないし!

⏰:10/02/18 14:27 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#224 [ゆかぴ]
「さあ…。」

「まっ、私達には
関係ないけどね笑」

香奈がイヒヒと笑って
私を見た。
私も笑い返した。

「てか、今日天気いいし、
外でご飯食べよっ!」

「うんっ。
食べよ食べよー。」

⏰:10/02/18 14:30 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#225 [ゆかぴ]
私がそう返事すると同時に
授業終了のチャイムが鳴った。
私と香奈は中庭に行った。
中庭は芝生で覆われていて、
私達はその芝生の上に座った。

「さっ、食べよ食べよ〜♪」

香奈はそう言うと
両手をパチンッと揃えた。
その時、男の子の声が
聞こえてきた。

⏰:10/02/18 14:37 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#226 [ゆかぴ]
「お!おふたりさん!笑」

お弁当のフタを開けようと
していた手を止めて、
私は顔を上げた。
香奈の後ろにサッカー部の
1年の数人がいた。

「おはよ。」

私がそう言うと
みんなバラバラに
おはようと言ってくれた。

⏰:10/02/18 14:39 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#227 [ゆかぴ]
その中には…
レイくんもいた。
レイくんは私を見つけると
ニコッと笑った。

うはっ…汗
恥ずかしいよ汗

私はパッと顔を逸らせた。

「一緒に食べない?」

その中の1人がそう言った。
すると香奈は私の顔を
チラッと見た。

⏰:10/02/18 18:58 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#228 [ゆかぴ]
そしてすぐにみんなを見た。

「2人で食べたいから笑
ごめん笑」

香奈は顔の前に片手を挙げ、
ごめんのポーズをした。
するとみんなは
「そっかぁ。」
みたいなことを言って
どっかに行ってしまった

⏰:10/02/18 19:02 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#229 [ゆかぴ]
「ねぇ。」

「ん?」

香奈はクルッと振り向いて
私をじっと見た。

「玲くんと一緒だと
また愛理照れるでしょ?笑」

「なっ…!汗」

私は愛理にそう言われるだけで
ちょっと顔が赤くなった。

⏰:10/02/18 19:07 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#230 [ゆかぴ]
>>229

愛理に言われるだけで×
香奈に言われるだけで○

間違えました

⏰:10/02/18 19:11 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#231 [ゆかぴ]
「何か進展でもあった?笑」

「なっ…ないよ!笑」

香奈がニヤニヤして
聞いてきた。
私はもちろん焦った。
進展というか……
キスしたし…ね。

「まぁいいけど笑」

香奈はニヤニヤしたまま
お弁当のフタを開けた。

⏰:10/02/18 19:19 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#232 [ゆかぴ]
あのことは2人の秘密。
だから言えない。
てか言うとか無理!笑

―ーー…

それから数日が経った。
レイくんはいつも通りに
私に接していた。
私は相変わらず恥ずかしい。

私達キスしたのに
なんで普通に接することが
できるの…?
意識とかしないの?

⏰:10/02/18 19:36 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#233 [ゆかぴ]
私はちょっとだけ
悲しくなった。
何のためにレイくんが
キスをしたのかが
分からなくなった。

「分からないなぁ…。」

大学の図書館で
独り言を言ったため、
近くにいた人が
私をパッと見た。
私は周りの視線に気付き、
恥ずかしくなり、
顔を机に伏せた笑

⏰:10/02/18 19:42 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#234 [ゆかぴ]
私は一呼吸置いて
顔をパッと上げた。
私の前に男の子が座っていて、
頬杖をついて私を見ていた。

え…?何…?

私は眉間にシワを寄せて
顔を逸らした。

「中山愛理だよな?」

突然名前を言われ、
私はその人を見た。

⏰:10/02/18 21:10 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#235 [ゆかぴ]
「そんな驚いた顔すんなよ。」

その人は目を細めて
フッと笑った。

「だって…名前…。」

「気にすんなって。」

いや、気にしますし!笑
私こんなかっこいい人
知らないよ〜汗

「俺は日向澪(ミオ)。」

日向澪くん…?
やっぱ知らないや。

⏰:10/02/18 21:19 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#236 [ゆかぴ]
「よろしくっ。
下の名前で呼んで。」

「はあ…。」

澪くんはニコニコして
私を見ていた。
私は何も反応ができずにいた。

「あのっ……
私勉強中なんだけど…。
そんなに見られたら…。」

「そかそか。
じゃあなー。」

澪くんはそう言うと
どこかに行った。

⏰:10/02/18 21:23 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#237 [ゆかぴ]
一体誰だったんだろ…。

私はたくさん「?」を
頭上に浮かべながら
勉強を再開した。

それから約30分後。
勉強で分からない所が出てきて、
参考書を探しに行こうと
席を立った。

「えっと…英語…英語…。」

私は英語の参考書の棚を
ずーっと追っていた。
人気があまりなく、
今は私しかいない。

⏰:10/02/18 21:30 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#238 [ゆかぴ]
その時だった。
何が起こったのかは
分からないけど、
私は誰かに壁に
押さえ付けられていた。

「えっ………。」

私は急なことすぎて
声が出なかった。
ゆっくりと顔を上げると…。

「澪くん…?」

⏰:10/02/18 21:34 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#239 [ゆかぴ]
そこにいたのは澪くんだった。
さっきまでの笑顔は消え、
真顔で怖かった。

「あいつなんかやめて
俺にしろよ……。」

澪くんはそう言うと
私の唇に自分の唇を重ねてきた。

え!?……ちょっ!

私は掴まれている腕に
ぐっと力を入れたけど、
男の子の力には敵わなかった。

⏰:10/02/18 21:40 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#240 [ゆかぴ]
すると、澪くんの舌が
私の中に入ってきた。

やだやだやだやだ!!

腕に一層力を入れたけど
やっぱり無理だった。

「ふっ…んっ…。」

息をしようとすると
口から息と共に声が漏れた。
すると澪くんは少しだけ
唇を離した。

⏰:10/02/18 21:45 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


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