Vampire Kiss
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#169 [ゆかぴ]
「はっ…
お前なんも言えねぇの?」
先輩が嘲るように笑った。
「先輩ガキですね。
俺そんなこと言われても
びびりませんよ。」
レイくんはそう言うと
私の腕を掴み、
引っ張っていった。
:10/02/04 20:46
:SH03A
:Xa3fAZrg
#170 [ゆかぴ]
「わっ…!」
急に腕を引っ張られたため
こけそうになったけど、
なんとかこけずに済んだ。
後ろのほうでは
先輩達が何か暴言を
言っていたが、
レイくんは全部無視。
私の腕を引っ張ったまま
ずんずんと歩いていた。
:10/02/04 20:59
:SH03A
:Xa3fAZrg
#171 [ゆかぴ]
「レイくんっ…!」
私は名前を呼んだ。
するとレイくんは
ピタッと止まった。
「レイくん…。」
「ごめん。」
レイくんはそう言って
私の腕を離した。
掴まれたところが
ちょっと痛かった。
:10/02/04 21:03
:SH03A
:Xa3fAZrg
#172 [ゆかぴ]
「…気にしないほうがいいよ。」
「俺は気にしてねぇよ。
愛理の文句言ってたんだよ。」
「え?」
私の文句……?
私達が去る時に言ってたのが
私の文句だったの…?
「それに腹立ったんだよ。
俺は何言われても大丈夫。」
:10/02/04 21:08
:SH03A
:Xa3fAZrg
#173 [ゆかぴ]
レイくんは微笑んだ。
私の心はドキドキ。
私のために……。
なんか嬉しい。
「ありがとね…。」
「お礼なんかいらねぇよ。」
レイくんはそう言って
私の頭をぐしゃっとした。
:10/02/04 21:12
:SH03A
:Xa3fAZrg
#174 [ゆかぴ]
次の日からその先輩達は
何事もないように
練習に参加していた。
レイくんとも普通に
接していた。
先輩達はただレイくんを
妬んだだけだったんだ。
よかったよかった。
私は自然と笑顔になった。
でもそれもつかの間だった。
:10/02/04 21:25
:SH03A
:Xa3fAZrg
#175 [ゆかぴ]
ある日私は部室に残って
部誌を書いていた。
部員のみんなは帰って、
私だけだった。
やっと終わった〜。
さぁ、帰ろっ。
私は帰る準備をし始めた。
ガチャ
「あ、愛理ちゃん。」
:10/02/04 21:28
:SH03A
:Xa3fAZrg
#176 [ゆかぴ]
ドアが開いたから
私は顔を上げた。
そこにはレイくんを
妬んでいた先輩達だった。
「お疲れ様です。」
私はニコッと笑って言った。
「一人?」
「はい、みんな帰ったんで。」
私がそう言うと
先輩はお互い顔を
見合わせてニヤッとした。
:10/02/04 21:30
:SH03A
:Xa3fAZrg
#177 [ゆかぴ]
え……何?
私は嫌な予感がした。
「じゃあお疲れ様です。」
私はそう言って
先輩達の間を抜けて
帰ろうとした。
ドンッ!
「きゃっ!」
私はいきなり先輩に
体を押されて
ロッカーにぶつかり、
座り込んでしまった。
:10/02/04 21:32
:SH03A
:Xa3fAZrg
#178 [ゆかぴ]
「いった〜…。」
私は意味が分からなくて
動けなかった。
目の前に先輩達が
ヤンキー座りをして
私を見ていた。
「一体なんですか!?」
「神崎狙っても
あいつはかわすだろ?
じゃあ愛理ちゃんを
どうにかしたら
いいじゃん?」
:10/02/04 21:50
:SH03A
:Xa3fAZrg
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