Vampire Kiss
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#237 [ゆかぴ]
一体誰だったんだろ…。

私はたくさん「?」を
頭上に浮かべながら
勉強を再開した。

それから約30分後。
勉強で分からない所が出てきて、
参考書を探しに行こうと
席を立った。

「えっと…英語…英語…。」

私は英語の参考書の棚を
ずーっと追っていた。
人気があまりなく、
今は私しかいない。

⏰:10/02/18 21:30 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#238 [ゆかぴ]
その時だった。
何が起こったのかは
分からないけど、
私は誰かに壁に
押さえ付けられていた。

「えっ………。」

私は急なことすぎて
声が出なかった。
ゆっくりと顔を上げると…。

「澪くん…?」

⏰:10/02/18 21:34 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#239 [ゆかぴ]
そこにいたのは澪くんだった。
さっきまでの笑顔は消え、
真顔で怖かった。

「あいつなんかやめて
俺にしろよ……。」

澪くんはそう言うと
私の唇に自分の唇を重ねてきた。

え!?……ちょっ!

私は掴まれている腕に
ぐっと力を入れたけど、
男の子の力には敵わなかった。

⏰:10/02/18 21:40 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#240 [ゆかぴ]
すると、澪くんの舌が
私の中に入ってきた。

やだやだやだやだ!!

腕に一層力を入れたけど
やっぱり無理だった。

「ふっ…んっ…。」

息をしようとすると
口から息と共に声が漏れた。
すると澪くんは少しだけ
唇を離した。

⏰:10/02/18 21:45 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#241 [ゆかぴ]
「聞こえるから…。」

澪くんはそう言うと
また唇を重ねてきた。

何分経っただろう。
澪くんはスッと私から離れた。
私は腰が抜けてその場に
座り込んでしまった。
すると澪くんも私の前に
ゆっくりと座った。

「あいつはやめとけ。
後で後悔すんのは愛理。
俺にしとけって。」

澪くんは優しく言って、
私のおでこに口づけをした。

⏰:10/02/18 21:51 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#242 [ゆかぴ]
そして私を放っておいて
どこかに行ってしまった。

意味分からない…。
急に現れて、
急にキスして…。
あいつって誰なの…。
俺にしとけって何…?

私は唇をゴシゴシと
何回も何回も擦った。
そしてなんとか立ち、
荷物を持ってフラフラと
家まで帰った。

⏰:10/02/18 21:55 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#243 [ゆかぴ]
ちゃんと家に着いたのが
不思議でたまらなかった。
だって家までの道を
歩いた記憶がなかったから。

私はソファーに
ボスッと座った。
頭の中が真っ白のままだ。

私…澪くんとキスした…。

私はダッシュで洗面台まで行き、
うがいを何回もした。

⏰:10/02/18 22:10 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#244 [ゆかぴ]
私ははあっと大きい
ため息をついて顔を
ゆっくりと上げた。
鏡に写った自分を
じっと見た。

死んだような顔…。

私は鏡から目を逸らした。
その時ケータイが鳴った。

⏰:10/02/18 23:05 📱:SH03A 🆔:D1BV.yv2


#245 [ゆかぴ]
ソファーに放り投げたままの
ケータイをそっと手に取り、
画面を見てみると、
香奈から電話だった。

「…もしもし。」

「もしもし?愛理?
今日部活だよ?」

あ…。
今日部活だった。
行きたくないなぁ…。

私はギュッとケータイを
軽く握りしめた。

「今日体調悪いから休むね。」

⏰:10/02/19 09:10 📱:SH03A 🆔:dFjR4gjs


#246 [ゆかぴ]
「大丈夫?
声しんどそうだもんね…。
無理しないでねっ。」

「ありがとう。
じゃあね。」

私はそう言ってケータイの
電源ボタンを押した。
そのままソファーに
横になった。

あいつって…レイくん?
それしか思い当たらない。

「後で後悔すんのは愛理。」

どういう意味?

⏰:10/02/19 10:50 📱:SH03A 🆔:dFjR4gjs


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